[モヤサバ妊活 #8]不妊治療のステップアップ、いつするか。
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子を妊娠するまでの妊活期は、モヤモヤした感情的なココロと、サバサバした冷静なココロ、2つのココロに挟まれて過ごしました。この連載では、私の体験した2年間の不妊治療のことや、その時に感じたことを書いていきます。
[モヤサバ妊活 #8]不妊治療のステップアップ、いつするか。
「タイミング法がダメだと、すぐ体外受精に進む方もいます。年齢や、どれぐらい急いで子どもが欲しいかにもよりますが・・・。体外受精を希望されるなら、この近くだと○○クリニックに行くといいですよ。」
病院の先生からは、不妊治療を初めて半年ぐらい経った時に、体外受精専門のクリニックを紹介されました。体外受精といえば、そう、連載4話で紹介した不妊治療のステップの、ラスボスとも言える治療です。
「次こそは・・・」「体外受精は怖い・・・」という気持ちから、二の足を踏んでいた私。そうこうしているうちに2年経ってしまいました。「2年ダメだったんだから、とにかく説明だけでも聞きに行こう」という冷静な気持ちに後押しされ、説明会に参加することに。
体外受精専門のクリニックの説明会には、私たちと同じ30代前半から40歳前後の方達が、夫婦で参加していました。卵子を採卵し、体外受精させた受精卵を子宮に戻す、といった体外受精の方法の説明や、成功率が40%で費用は70万円ぐらい、といった説明を受けました。(※成功率や費用は、このクリニックの実績です。)
実は、勤めていた会社の先輩方にも、色々体験談を聞いていた私。「採卵は、麻酔なしでお願いしたら、すごく痛かったよー」という言葉を思い出して、「痛いの嫌だな・・・」という気持ちが強く湧いたり。「後悔したくないから、お金に糸目はつけなかったよ」という言葉を思い出して、「70万円は高いけど、それで子どもができるなら安いかも?!」と思ったり。いつ体外受精に進むべきなのか、すごく悩みました。
結局、転職が決まっていた(連載7話参照)こともあり、すぐに始めることはしませんでした。1年間できることをやって、それでダメなら体外受精に踏み切ろうと、夫と相談して決めたのです。
いつまでやるのか?どこまでやるのか?どれくらい時間やコストをかけるのか?不妊治療の方針は、全て自分の判断次第。判断材料は少ないし、気軽に誰かに相談できることでもないし、でも自分の人生を大きく左右することかもしれない。後悔しない判断ができるように、もっと世の中に情報が増えればいいな、と思います。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。