2学年差で第2子を授かりたい! 不妊治療スタートするもタイミングが難しい
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2人姉妹を育てるママライターの“愛華”です。私が次女を妊娠したのは、33才の時、長女が2才4ヶ月の頃でした。早生まれの長女と2学年差での妊娠希望から短期間で不妊治療に奮闘した日々について、今回お伝えします。
“卒乳したら生理が来た”…よくある話は本当でした
「第1子出産後に授乳していても生理が来た」という話をママ友から時々聞いてはいましたが、私の場合なかなか生理は来ませんでした。
私は第2子を早めに欲しかったので、産後半年してからは避妊をしていませんでした。しかし、子どもができる様子はありません。
「卒乳したら生理がきた」という話も先輩ママから聞いたことがありました。そこで、もともと早めの断乳を考えていたので、第1子が10ヶ月のときに断乳を血行。すると、1週間ほどで生理がきました。
もともと生理不順で第1子妊娠前は無月経状態だった私。「次も生理がちゃんとくるかな」と心配していましたが、産後2回目の生理もちょっと遅れてはいたものの1ヶ月半ほどしてきました。その後、産後3回目の生理はさらに2ヶ月ほどしてきました。
2学年差を夫が希望。第1子が早生まれのため、どうしても希望を叶えるためには次の妊娠のタイミングまで期間が短くなります。急いでいたので、第1子も不妊治療を経験した私は、基礎体温をつけて早々に不妊治療のために病院へ行くことにしました。
生理が来たが、これまでと大きく違う落胆に
第1子は、幸運にも排卵誘発剤を使用して初回の排卵のタイミングで、子どもを授かることができました。第2子の時も同じ排卵誘発剤を使用しましたが、授かることができませんでした。
初潮から生理不順だったので、生理がくると「ああ、よかった。女性として機能している」とホッとしていました。しかし、当然ながら不妊治療中は、生理がきたときの心境は正反対。
「ああ、生理がきちゃった。今回ダメだったんだ」と落胆しました。夫に伝えるのも心苦しくて、精神的にダメージを受け、感情の起伏も激しくなりました。
子どもを授かることは運もあるし、授かり物ですから、自分自身だけが悪いわけでもないことはわかっているつもりでしたが、「やっぱり私の体じゃ、弟妹をつくってあげられないのかな」と不安に。そして、自分自身を責めました。
結果として、2回目の排卵誘発剤の使用でありがたいことに授かることができたのですが、それまでの数ヶ月が大変長く感じられたのは忘れもしません。
夫とタイミングが合わず、イライラギスギス
不妊治療を開始してからは、排卵のタイミングなどを調べ、性交渉のタイミングをはかることになりました。けれど、ちょうどそのタイミングに、夫の出張が入ってしまっていたりして、なかなかうまくタイミングがとれませんでした。
しかも夫の仕事は繁忙期で、帰りが遅いことが多く、私自身も子育てに疲れて第1子と一緒に寝てしまうこともしばしば。朝起きて「しまった!」と思う日々でした。
お互いに「起こしてくれればよかったのに!」、「だって疲れていそうだったから…」と言い合い、だんだんとギスギスしてきてしまいました。互いを思いやっての行動だったのに、悲しいことに。2学年差での出産を迎えるにはリミットも迫っていたので、気持ちに焦りがあったのだと思います。
不妊治療中のストレスはよくないとよく聞くので、今回の経験をふまえて次にチャレンジするときには、もう少し余裕をもって夫との関係性を良好に保つよう、治療中も仲良く過ごすことを大切にしたいと思います。
結局、第2子は3月20日を予定日としてギリギリ2学年差で授かることができ、妊娠37週目に、身長47.2cm・体重2778gで誕生。第1子の時と違って、排卵誘発剤から排卵1度目のタイミングでは授かれなかった経験は、私にとって苦しいものでした。けれど、その経験があったからこそ、妊娠がわかったときは、2度目なのに第1子の時以上に嬉しかったです。不妊治療中はどうしても気持ちの起伏が激しくなることが多いように思います。不安や苦しいこともありましたが、苦労した分、妊娠や出産を迎えた時の喜びは人一倍大きいなと感じています。
[愛華 * プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。