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吉田明世さん 多嚢胞性卵巣症候群、不妊治療を経ての自然妊娠をインタビュー

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2018年、第一子を出産したフリーアナウンサーの吉田明世さん。実は不妊治療を経ての妊娠であったことをラジオ番組で公表し、話題となりました。治療の経緯や当時の気持ちを「妊活たまごクラブ」がインタビューしました。前後編でお届けします。

「妊活振り返りインタビュー 多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えてー 吉田明世さん」 #1
※参考:「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」

関連:神戸蘭子さん インタビュー <前編> 二度の多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて

吉田明世(よしだあきよ)さんプロフィール

1988年生まれ、東京都出身。2011年、株式会社TBSテレビ入社。情報番組やバラエティー番組などでアナウンサーとして活躍。2016年に結婚、2018年に長女を出産。2019年、TBSを退職し、フリーアナウンサーに。現在は『噂の現場急行バラエティー レディース有吉』(フジテレビ系・毎週火曜22時〜)に出演中。

病院で検査を受けてタイミング法を開始

「いつかは子どもが欲しい」結婚前からそう思っていたという吉田明世さん。
2016年10月に入籍し、12月に結婚式を終えると、さっそく妊活をスタートしました。

「『妊活をしてみてダメだったら病院に行く』ではなく、『まず自分の体の状態を知っておきたい』と思い、最初から病院の不妊科に行って検査をしました。実は私にはちょっと心配事があったんです。
TBSアナウンサー時代に朝の番組を長く担当していて、深夜に起きたり早朝からフル回転で働くという生活を送っていたので、ホルモンバランスが乱れてしまって。肌荒れに悩まされていたところ、『ピルを飲むのも肌荒れの予防策の一つ』とすすめられて、3〜4年ほどピルを飲み続けていました。その間はずっと排卵を抑制していたということ。
それで妊娠できるのか不安があり、TBS時代の女性の先輩から『この病院がいいよ』と教えてもらっていた、不妊治療で有名な病院に足を運びました。
生理も月に1回来ていたし、血液検査の結果を見た先生からも『ホルモンバランスも問題ないです』と言われて、ひと安心。タイミング法で妊活を進めることになりました」

子どものころから大きな病気もしたことがなく、健康には自信があった吉田さん。妊活を始めた当初も「自分はすぐに妊娠するだろう」と思っていたそう。
不妊治療に定評のある病院を選んだものの、自分が不妊治療をするとは、そのときは思ってもいませんでした。

しかし、タイミング法を続けてもなかなか妊娠には至らず…。

「そのうち、1ヶ月に1回が1ヶ月半に1回になるなど、生理の間隔がどんどん延びていきました。忙しい仕事の合間に病院に行っても手応えが感じられず、むなしい気持ちになりました。先生に相談したら『春休みみたいな感じかな』と軽く流されてしまって。
『そういうものかな』とも思いましたが、やっぱり何かちょっとおかしい。そこで不妊治療をしている親友に相談したら、別の病院を紹介してくれました。
早速その病院に行き、再び検査を受けてみると『典型的な多嚢胞性卵巣症候群ですね』との診断。それを聞いて、ショックというよりもホッとしました。これまでまったく手応えがなかったのには『ちゃんと理由があったんだ』って。
原因がわかった安心感に加えて、雑誌などを読んで多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて妊娠している人がいるということも知り、少しずつ前向きな気持ちを取り戻しました」

これを機に転院。病院選びで吉田さんが重視したのは”通いやすさ”と”医師との相性”でした。

「妊活ってゴールが見えませんよね。だから病院とは長くつき合うことになるかもしれない。評判がいい、技術が高いということも大事かもしれませんが、自分が無理なく通えるというのも重要なポイントだと思いました。
転院先の先生は説明もしっかりしてくれて、自分の中で『相性のいい先生だな』という感覚がありました。医師も患者もそれぞれ性格が違いますから、相性も大事だと思います。
ただ、転院するときに前の病院から検査結果を全部引き継いでもらうことができなくて、ちょっと大変でした。結局、転院先の病院で検査し直して多嚢胞性卵巣症候群だとわかったので、結果的にはよかったのですが。
セカンドオピニオンではないけれど、もっと病院を変えやすい世の中になればいいなと思います」

前向きな気持ちで人工授精にチャレンジ

転院して病気がわかり、気持ちも新たに妊活に取り組んだ吉田さん。

「私の場合は排卵誘発剤を飲んでタイミングを取ったりしました。でも、何度かトライしても授からない。先生から『そろそろ次のステップに進んでいいんじゃないか』と言われ、人工授精にチャレンジすることにしました。
それまで妊活が思うように進まず、苦しんだり泣いたりしている私を見ていた夫も、『そんなにつらいんだったら人工授精にチャレンジしてもいいね』と理解して後押ししてくれて。私自身も前向きな気持ちでステップアップを決めました」

こうして人工授精にトライした吉田さんでしたが、それでも願いはかないませんでした。

「ちょうど夫と夏休みの海外旅行を計画していた時期でした。旅行に行く前に病院で『このときタイミングを取ってください』と言われていたのですが、そのタイミングを逃してしまったので『今回はもう無理だね』なんて話しながら出かけました。
思いきり旅行を満喫しましたが、実はその旅行に妊娠チェッカーを持っていっていたんです。
帰国する日に試してみたら、線が出ている…そこで妊娠がわかりました。
気持ちがいっぱいいっぱいになって、『この日、絶対にタイミング取らなきゃ!』と夫婦げんかしながら妊活していたときはダメだったけれど、ちょっと気楽に挑んだら妊娠した、という感じです」

夫婦で旅行中に判明した妊娠。さぞかし2人で大喜びしただろうと思いきや…。

「夫も私も疑心暗鬼になってしまって、『ぬか喜びになるとつらいから、とりあえず冷静になろう』と。日本に帰って病院に行くまでは喜べないという思いでした。
病院で『妊娠しています』と言われたら、今度は『心音が確認できるまでは喜べない』。
心音が確認できても『安定期に入るまでは』…そんな感じでずっと心配し続けて、結局2人とも『やったー!!』とは一度も言いませんでした。
妊活を頑張ってきたものの、いざ妊娠がわかると逆に恐怖に。妊娠を保っていられるか、この子を守ってあげられるか、そんな不安いっぱいの妊娠生活でした」

「多嚢胞性卵巣症候群」とは…

★排卵に障害を来す不妊の一因にもなる疾患

卵巣に小さな卵胞がたくさんできるが、排卵されずに卵巣にとどまる疾患。
「PCOS」とも呼ばれ、月経異常や不妊の原因の一つとされています。原因ははっきり解明されていませんが、卵巣内の男性ホルモンが多いことなどが考えられています。
治療法は、妊活中の場合は排卵誘発剤の内服など。

吉田明世さんの妊活インタビュー、続きは<後編>でお届けいたします。

吉田さんの妊活STORY

●2016年10月:結婚
結婚当初から「12月の結婚式を終えたら妊活を始めよう」と決めていた。

●2017年1月:妊活スタート
まずは病院で検査。「問題なし」とのことだったので、タイミング法から始める。

●2017年4月:転院し、再検査
多嚢胞性卵巣症候群との診断。
排卵誘発剤を使いながらタイミング法にトライ。

●2017年7月:人工授精にトライ
しかし、妊娠には至らず……。

●2017年8月:気分転換に夫と旅行
旅行中に妊娠が判明!
12月に妊娠を発表した。

●2018年5月:長女を出産

●撮影/鮫島亜希子(nomadica)
●スタイリング/小川貴子
●ヘア&メイク/城所とも美(アートメイク・トキ)
●取材・文/本木頼子

ワンピース/Sov.(フィルム)
カーディガン 、ピアス/ともにダブルスタンダードクロージング(フィルム)

関連:不妊の原因の半分は、男性に。 男性の「妊活」や「不妊」を夫婦2人で知る

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

▼『妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド2019-2020』は、妊活から一歩踏み出して、不妊治療を考え始めたら手に取ってほしい1冊。

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