私たちの妊活振り返ります 大島美幸さん Part2
家族の絆が強いのは不安な妊活を一緒に乗りきったからこそ
あとはお手紙に赤富士の絵を入れてくださった方も。陣痛中に描くのは大変だっただろうに、大切な1枚を私に送ってくださって、本当にうれしかったです。「おへそにクリスタルの玉を入れる」というのもやりました。クリスタルの玉を手紙に入れて送ってくださったんですけど、体が温まるんですって。ありがたくて、おふろに入るとき以外はずっとおへそに入れていました。あとは「髪の毛を伸ばす」とか。髪が短いと赤ちゃんがお母さんのことを男だと思っちゃうんですって(笑)。それは困るから、ちょっと髪を伸ばしました。「車の運転」というのもリストに挙げました。ペーパードライバー講習を受けて、車を買って、運転できるように。今、車で保育園の送迎をしているので、これは本当にやっておいてよかったです。
そんなふうに、皆さんが「これをしたらいいよ」と教えてくれたことや本で読んだことなど、すぐにできることはどんどん取り入れました。だから休業といっても意外に忙しかったように思います。
ただ、欲を言えば、もう少し夫婦2人でできることをやりたかったな。2人でマッサージとか旅行、お散歩とか。当時は夫が仕事で忙しすぎて、そういうことが全然できなかったんです。一緒にごはんを食べて、たくさん話をして、一緒に病院に行って……そういう時間が持てたことはよかったし、夫にはもちろん感謝していますが、今にして思えばもっといろんなことを2人でやりたかったな~なんて思います。
とはいえ、夫婦で妊活したことは子育てにもつながっています。「赤ちゃんできるかな? 大丈夫かな?」という心許ない2人家族から始まっているから、子どもが生まれたあとは「3人組になったぞ!」とチーム感が増して。弱小チームが成り上がっている感じです(笑)。とにかく「みんなでやっていこう!」という仲間意識が強い。それが家族になるということなのかな、と最近は思うようになりました。一緒に妊活を乗り越えたからこそ、絆が強く太くなっていったのかなと思います。
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