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【東京都】ひとりひとりのライフスタイルに合わせた “個別化治療”を目指して

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不妊治療を考えたときに最初に気になるのは、「不妊治療専門クリニック」っていったいどんなところ? どんな治療が待っているの? わかりやすい説明が事前に聞ける? ということ。行ったことのない場所だからこそ、事前に不安が解消できるといいですよね。
不妊治療専門クリニックと一言でいっても、実は治療方針や雰囲気もさまざまです。そこで、初めての人でも2人目不妊でも安心して行けるクリニックを妊活たまごクラブ編集部がレポートします。今回は東京・麻布十番にある「麻布モンテアール レディースクリニック」を取材しました。 連載「潜入! 妊活を応援するクリニックってどんなところ?」第8回。

やわらかな光がたっぷり降り注ぐ待合室

老舗の商店が並ぶ一方、新しいスイーツショップなども見つかる賑やかな麻布十番商店街。下町のような雰囲気の街にある「麻布モンテアール レディースクリニック」は開院して4年。患者さんのほとんどは、仕事をしながら不妊治療をしているそうです。そのため、土日祝日も開院、また平日でも通いやすいよう、週2回は受付を18:30まで延ばして20:00まで診療を受けられるよう配慮されています。

初診の前に受けられる無料カウンセリング

料金、通院回数など、初めて不妊治療を受ける人にとっては不安なこと、聞いておきたいことがたくさんあるはずです。以前は「不妊治療説明会」を開催していたそうですが、より個別に対応できるよう、治療を受ける前に山中智哉院長による無料カウンセリングを受けることができます。
「カウンセリングの際には必ず“最短で治療を進めるとしたらどのくらい時間がかかるか”のスケジュールをお伝えして、治療のイメージがつくようにしています。また、1回の来院で同時にできることはなるべくこなし、来院回数を減らすよう努力しています」。

患者さんひとりひとりの背景を細やかに記録

クリニックが掲げる“個別化治療”とは、ひとつの型にあてはめた流れ作業的な治療ではなく、その人の事情に合わせた治療を行うことです。「例えば、排卵誘発ひとつ行うにしても卵巣機能が弱っている人、注射が苦手な人、今すぐたくさん卵子を取らなければならない人などが治療は人それぞれ。その方に合ったベストな治療を選びます」と山中院長。治療に限らず、仕事をどのくらいしているのか、旅行に頻繁に行くのかなど、その人のライフスタイルもできる限り細かく聞き、カルテに記録しているそう。「患者さんにとっては一回一回の治療にかける思いがあるはずなので、こちらもできるだけ患者さんのご希望に添える治療をしたいと考えています」。

培養士による対面の説明の機会も

クリニックでは、体外受精、顕微授精も行っています。患者さんによっては、他院で治療をしたあと、ステップアップで来院する人もいるそう。普段、培養士と会う機会はありませんが、クリニックでは採卵のタイミングで直接話す機会を設けています。「培養士とも患者さんがどのような想いで体外や顕微授精に望んでいるかを共有できるようにしています。そのうえで培養士と患者さんが対面で話して、不安なことなどを払拭してもらえるようにしています」。

まずはカウンセリングを受けて治療を

医師からの一言

麻布モンテアール レディースクリニック 院長 山中智哉先生

クリニック全体の妊娠率を上げるより、患者さん個人の妊娠のチャンスを高めたいと思っています。妊活に不安を感じる方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。
私は不妊治療の経験のほかに抗加齢医学会にも所属しているので、妊活だけでなく、女性の健康、美容、長寿にも関わっていきたいと思っています。将来的には包括的な治療ができるクリニックを目指しています。

編集部より一言

とても話上手で気さくな山中先生です。カウンセリングを受けた方のほとんどがそのまま患者さんになるというのも納得できる丁寧な対応のクリニックでした。。

撮影/花田 梢 取材/中島博子

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