藤田ニコル 不妊治療を決意し『ViVi』卒業も「子どものいる未来を諦めたくなかった」
2026年春にママになった藤田ニコルさん。子どもはいつか自然に授かると思っていたそうですが、ブライダルチェック後、待っていたのは思いもよらない結果でした。
「納得いくまで調べたことで覚悟が決まり、前を向けた」という妊活期間を振り返ります。
藤田ニコルさんの妊活Story。
今回お届けする<前編>では、ブライダルチェックで判明したまさかの検査結果と、不妊治療を決意するまでの道のりを、妊活たまごクラブがお聞きしました。
「ブライダルチェックから始まった 藤田ニコルの妊活Story」 Vol.1
※この記事は、「妊活たまごクラブ 初めての不妊治療クリニックガイド 2026-2027」からの抜粋です。
卵子の数が40代並み!? まさかの検査結果に涙
10代のころから人気雑誌の専属モデルを務めてきた藤田ニコルさん。その活躍の裏には、自らの理想を明確にするために立てたライフプランがあり、家族を作ることも人生の目標の一つだったといいます。
「以前から、家族という形にすごく憧れがあって。とくに実母とは友だちのように仲がいいので、私もいつかママになって、同じような関係を子どもと築けたらいいなと思っていました。そんな未来予想図を現実にするために、結婚後はすぐにブライダルチェックへ。それまで、健康診断などで問題を指摘されたことはなかったので、どこか楽観的な気持ちで受診しました」
しかしその結果は、自然に授かるものだと思っていた赤ちゃんの存在が遠のくようなものでした。
「AMH検査の結果、20代なのに卵子の数が40代後半程度だと判明したんです。最初はAMH(卵巣内の卵胞から分泌されるホルモンの一種)が何のことかもわからず、ポカンとしていましたが、渡された検査結果のグラフを見たら、急に医師の話が現実味を帯びてきて…。さらに『妊娠を希望するなら妊活を急いだほうがいい』と言われたときは、あまりに想定外の宣告にショックを受けました。そのうち、じわじわ不安になってきて、帰り道、泣きながら夫に電話しました。動揺していたからかはっきりは覚えていないのですが、『なんか私、やばいらしい…』と伝えたのは記憶に残っています」
藤田ニコルさん 妊活Story・1
不妊治療を決断し、夫婦で猛勉強の日々
落ち込んだのもつかの間、それでも子どものいる未来を望むニコルさんは、検査結果について自分なりに調べて、不妊治療の道を選択します。
「専門のクリニックに通い、初めから顕微授精にトライすることにしました。ただ、本格的に治療を始めれば、体調や体形が変化することは避けられないはず。仕事にストイックに向き合ってきた分、モデルとして自分のビジュアルに納得できない状態でカメラの前に立つことはできない…そう思ったので、これを機に専属モデルをしていた『ViVi』の卒業を決めました。周囲に迷惑をかけることが心苦しかったので、テレビのレギュラーも思い切って卒業させてもらうことに。治療が長引けば、いずれ仕事がゼロになる可能性も考えられましたが、それでも、この選択が私にとって最善のはず。そう信じて『大丈夫、なんとかなる!』とポジティブに考えるようにしていました」
治療に専念するために大きな決断をしたニコルさん
しかし、27才という年齢もあり、周囲にいる同世代の中に不妊治療をしている人は少なく、誰にも相談できなかったといいます。
「だからこそ、一緒にスタートラインに立った夫と2人でとにかく勉強しました。私はもともと、何事も徹底的に、気が済むまで調べるタイプなんですが、このときは夫も私と同じくらいたくさん調べてくれて。クリニックには私1人で行くことが多かったので、帰ってから夫にもきちんと説明しようと、診察では医師の言葉を一語一句逃さないようにしっかり聞いて、帰ったらそれを全部夫と共有。診察のたびに知らない単語がいっぱい出てくるので、そのワードを夫が検索して、そこから知識を深めていくという感じでした。そのうち、自分が今どの段階の治療をしていて、次にどんな検査があるのか、それをクリアするとどうなるのか、と先々のことまでなんとなくわかるように。治療の流れについて説明してくれる医師に、『あ、それはもう知ってるので詳しい説明は大丈夫です』と言って逆に先々の質問をしたりして、今思えば、授業の予習をしてきた生徒みたいだったかも(笑)。『そんなことまで知ってるんですね』『こんなに勉強してくる人はいないですよ』と苦笑いされるほどでした」
藤田ニコルさん 妊活Story・2
不妊治療に向き合うため、大きな決断を重ねてきた藤田ニコルさん。
インタビュー<後編>では、不妊治療中に直面した壁やパートナーと支え合いながら乗り越えた日々について、お聞きしました。
ぜひ、ご覧ください!
藤田ニコル PROFILE
1998年2月生まれ。2009年「第13回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得し、モデルデビュー。2014年から『Popteen』で活動し、2017年からは『ViVi』の専属モデルとして活躍。数々のバラエティー番組にも出演する。2023年に結婚し、2026年春に第1子となる女の子を出産。同年9月より『VERY』の専属モデルに。
●イラスト/深川直美
●取材・文/坂井仁美
※本誌掲載の内容は2026年8月19日現在のものです。以降変更されることもありますので、ご了承ください。


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