[モヤサバ妊活 #5]”子どもはまだかプレッシャー”との戦い
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子を妊娠するまでの妊活期は、モヤモヤした感情的なココロと、サバサバした冷静なココロ、2つのココロに挟まれて過ごしました。この連載では、私の体験した2年間の不妊治療のことや、その時に感じたことを書いていきます。
[モヤサバ妊活 #5]”子どもはまだかプレッシャー”との戦い
不思議なことに、妊活を始めると、世の中にたくさんの妊婦がいることに気づきます。マタニティマークをつけた妊婦さんが羨ましくて、子どものできない自分が情けなくて・・・
そんなナイーブになっている心に、親や親戚というのは、お節介にズカズカと入ってくるものです。「私があなたの年にはもう子どもが・・・」と言ってくる母。年賀状に「子どもはまだですか?」と書いてくる伯父。もちろん、悪気がないのはわかっています。本当に私たちのことを思って言ってくれているのだと思うのですが・・・
「どーしてそんなこと言うかなー?!自分たちが一番欲しいと思ってるし、頑張ってるわ!」と怒りたい気持ちをグッと抑えて、苦笑いしてしまう人が多いのではないでしょうか。これ以上言われたくなくて、思わず「自分たちは子どもが欲しくないんだ」と言ってしまう夫婦も多そうですよね。
私の場合、何度も子どもの話題を振ってくる親に面倒になっていまい、思い切って、「今不妊治療に通っている。頑張ってるから、もう言わないで欲しい。」と伝えてみました。するとその日からピタッと、何も言わなくなったのです。不妊治療に通っていることを言うのは抵抗がありましたが、なんだ、もっと早く言ってしまえばよかったと、思いました。親に限らず、「風邪ひいた」ぐらいの感覚で「不妊治療してる」って気軽に話してしまうのも手だなと思います。不妊治療がもっと、一般的な選択肢として認識されるといいですよね。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@haha_waguri)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。