[モヤサバ妊活 #9]人工授精、痛すぎた。
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子を妊娠するまでの妊活期は、モヤモヤした感情的なココロと、サバサバした冷静なココロ、2つのココロに挟まれて過ごしました。この連載では、私の体験した2年間の不妊治療のことや、その時に感じたことを書いていきます。
[モヤサバ妊活 #9]人工授精、痛すぎた。
体外受精に行く前に、できることは全部やろうと決めた私たち(前回記事参照)。私の場合、人工授精はタイミング法以上の効果はあまり期待できないと言われていたのですが、どうせなら人工授精にもチャレンジしてみることにしました。
人工授精を行う場合は、その前に、子宮卵管造影検査が必要になりました。検査はすごく痛いという情報をネットで見て、怖くて半狂乱になる気持ちを、「妊娠するため、未来のため・・・」と抑えながら、検査に臨みました。あまりにも怖がりすぎて、先生がドン引きしていました。実際、卵管が検査薬で押し広げられる感じ(?)が、確かに痛かったのですが、想像していたよりすぐに終わって、拍子抜けしたのを覚えています。
卵管造影検査で問題なかったので、いよいよ、人工授精へ。タイミング法の代わりに病院で処置するだけでしょ、ぐらいに思って安心していたら、すっごく痛かったです。本当に、びっくりするほど痛かったです。終わった後もしばらく痛くて辛くて、痛み止めを飲んでベッドで休ませてもらいました。
この人工授精で、妊娠には至りませんでした。続けて挑戦する選択肢もあったと思いますが、そのあまりの痛さに、「ストレスが大きすぎるせいで妊娠できなさそうだから意味ない」と判断し、タイミング法に戻すことにしました。
痛みの感じ方は、人によって全然違うのかもしれません。私は本当に痛いのが苦手で、情けないことに、緊張から気持ち悪くなってしまうことも多く、そういえば初めての内診でも気が遠くなったのでした(連載3話参照)。痛くて、苦しくて、もしそれが続いていたら、悩んだ末に治療を諦めていたかも。あまり語られることは少ないですが、不妊治療をされた方は、みんなこういう試練を乗り越えているんだと思います。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。