[モヤサバ妊活 #10]妊娠検査薬、ついに陽性。
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子を妊娠するまでの妊活期は、モヤモヤした感情的なココロと、サバサバした冷静なココロ、2つのココロに挟まれて過ごしました。この連載では、私の体験した2年間の不妊治療のことや、その時に感じたことを書いていきます。
[モヤサバ妊活 #10]妊娠検査薬、ついに陽性。
子宮卵管造影検査、人工授精を経て(前回記事参照)、排卵誘発剤+タイミング法の治療に戻した私。卵管造影をする時に先生から、「卵管造影の後の数回は、妊娠しやすいって言われてますよー」と言われていたものの、無駄な期待は持たないようにしていたのですが・・・
タイミング法に戻してすぐの生理予定日が近づくと、なんだかいつもより熱っぽい気分。もしかして、もしかして・・・と高鳴る気持ちを抑えます。いつも期待しては生理が来ていたのですから、そう簡単に期待することはできません。
そして、生理予定日当日、その日から使える妊娠検査薬を使い、見えたものは・・・まぎれもない、幻覚でない、はっきりとした「陽性」だったのです!
すぐに夫に報告。夫も、「嘘じゃないよね?」と半信半疑になりながら、検査薬を覗き込み、「ほんとだ!」と嬉しそう。2年におよぶ不妊治療が、初めて報われた瞬間でした。妊娠検査薬だけでは、正常な妊娠かどうかわからないので、すぐに2週間後の病院を予約。そしてもちろん、その後の妊娠中も、たくさんの不安と戦うことになるのですが・・・。
この時の奇跡みたいな気持ちは、ずっと忘れることはないと思います。今、この記事を書いている目の前で寝ている息子が、あの時お腹にできたんだなと思うと、なんとも言えない感動に包まれます。
子どもができることは本当に奇跡のようなことで、治療をして妊娠できることもあれば、様々な理由で諦めざるを得ないこともあると思います。でも、結末に関わらず、不妊治療は、たくさんの不安や、落胆、痛み、悩みと戦いながら、自分たちの人生と向き合う機会になりました。この記事が少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。