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[妊活]妊娠した“ほんとうのきっかけ”って?「不妊治療リアル体験ヒストリー」

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不妊治療を始めたら、どんなことが待っているのでしょうか。先輩たちの体験談から、リアルな未来予想をのぞいてみませんか?
不妊治療は続けているうちに、必ず「転機」と思えるときがきます。治療を頑張ることだけではなく、妊娠したほんとうのきっかけはどんなことだったのでしょうか。

関連:[妊活]赤ちゃんを授かった私たちだから言える「不妊治療リアル体験ヒストリー」

病院に行ったこと自体。転院がよかった


「病院に行ったこと自体」、「転院したこと」が、妊娠したきっかけだったという先輩たちの体験談を聞きました。

自然妊娠を頑張りすぎないで医療に任せてみることに

自然に授かりたいと思い、食事や運動に気をつけたり、自分で判断したタイミングを逃さないようにと頑張っていました。でも、長期間になるとストレスを感じるようになり、思いきって、医療に任せようと不妊治療を決意。スタートは32才で、血液検査などを受けて、排卵を引き起こすホルモン値が基準値より高いことがわかりました。血液検査が多いことはストレスでしたが、病院に通ったのは1カ月ほどで、タイミング法ですぐに授かることができました。
(33才/子ども4カ月)

人工受精6回ののち、体外授精専門の病院へ

34才からタイミング指導と漢方薬、翌年から人工授精を6回したけど妊娠できなくて。36才になる少し前ということもあり、体外受精専門の病院の説明会に行ってみて転院を決意。そこに約1年通い、3回目の体外受精で妊娠しました。いつまで続けるの? と思ってつらかったときもありました。実は妊娠したときが1年で最も仕事が少ない時期。ストレスは関係するのかもしれませんが、体外受精専門の病院に行ったこと自体がよかったと思っています。
(37才/子ども5カ月)

流産をきっかけに転院、2回目のタイミング法で◎でした

28才ごろから排卵誘発剤の注射を2年ほどしていました。最初に行った病院では1年半ほど同じ治療を繰り返すばかり。一度は妊娠しましたが、流産したことを機に病院を変えました。転院後、2回目のタイミング法で妊娠。メンタル面できついことが多いので、とにかくあまりいろいろなことを気にしないようにと心がけていました。
(32才/子ども6カ月)

一念発起で転院したらメンタルの負担は軽くなりました

35才ごろから人工授精を3回受けましたが、妊娠できず、その後少し治療を休んでから転院。37才から顕微授精4回目で妊娠しました。病院選びや、勤め先への有給取得理由、夫がちゃんと協力してくれるかどうかも悩みました。やっぱり妊娠を期待したあとの残念な結果のときの落ち込みがつらかったです。ここで頑張ろうと転院したら、メンタル面では負担が軽くなってよかったと思っています。
(39才/妊娠2カ月未満)

夫の協力あってこそ!


「夫の協力」が、妊娠したきっかけだったという先輩たちの体験談を聞きました。

「絶対に妊娠できる!」と励まし続けてくれた夫に感謝

本格的な不妊治療は結婚してからでしたが、婦人科受診歴は長く、 20才で初めて受診し、ホルモン注射を月1回と基礎体温をつけるという治療を5年間続けました。結婚したことを機に、排卵誘発剤とタイミング法を併用するようになり、妊娠できました。結婚して、環境が変わったこともよかったのかもしれませんが、何よりも主人が「絶対に妊娠できる!」と励まし続けてくれたことでモチベーション維持ができたし、私自身、妊娠できると信じられるようになりました。
(31才/子ども3カ月)

夫が早い段階で一緒に検査を受けてくれたからこその妊娠

最初は近くの産婦人科へ私だけ行き、検査を受け、2回人工授精をしましたが、うまくいきませんでした。夫にも検査をお願いし、その結果、問題が見つかりました。男性が検査に行くことには抵抗があると思いますが、彼が早い段階で検査を受けてくれて、結果を聞くことや治療に対しても前向きだったおかげで、そこから体外受精を決意するまでは早かったです。顕微授精を行い1回で成功しました。
(33才/妊娠9カ月)

休んでみたことがよかったかも


「治療を休んでみたこと」が、妊娠したきっかけだったという先輩たちの体験談を聞きました。

夫婦間もギクシャク…をいったんリセット!

29才ごろ月経不順で婦人科にかかり、同時に不妊治療も始めました。排卵日前後には卵子を育てる注射や薬も服用。1周期に4~5回通い、7カ月ほどたったころにイヤになってしまい、一度通院をやめました。3カ月ほどリフレッシュして、通院を再開した1周期目で妊娠。通院していると、ずーっと妊活のことを考えて、夫婦間もギクシャクしていたので、気持ちのリセットって必要だなと思いました。
(31才/子ども1才1カ月)

卵巣のう腫の手術で治療を休止したときに妊娠

検査をして、排卵も卵管もとくに問題もなかったのでタイミング法を2回ほど。でも妊娠しなかったので人工授精を3回ほど。そんな経緯があって、体外受精をすることになりました。そうしたら今度は卵子を採取したところで、卵巣のう腫になってしまい手術することに。その手術前検査をしている期間に自然妊娠しました。まずは病気の治療に専念しようと、不妊治療を意識しなくなっていたときでした。
(33才/子ども2カ月)

仕事と治療の両立ができなくて市販の排卵検査薬でチェック

毎月、卵胞の育ち具合を確認し、排卵誘発剤を飲んでいました。仕事を続けながらだと、なかなかいいタイミングで病院に行けなかったり、すぐに妊娠するわけにいかない仕事になったりで、通い始めて半年もせずに中断しました。病院に行くのをやめて、市販の排卵検査薬を使って自分でタイミングを見計らっていたら、妊娠したのでした。
(31才/子ども8カ月)

排卵誘発剤の治療を一時休止している間に自然妊娠

28才から、排卵誘発剤を飲み、クロミッドでは排卵しなかったので毎日自己注射をする方法に切り替え。 29才でタイミング法で一度妊娠しましたが、流産してしまい……。子宮内膜も薄くなっているということだったので2カ月治療をお休みしました。その休んでいる間に自然妊娠したのです。治療が精神的にストレスだったみたいです。
(32才/子ども1才3カ月)

仲よしの回数をアップ


「仲よしの回数をアップしたこと」が、妊娠したきっかけだったという先輩たちの体験談を聞きました。

医師からは見送り指示だったけれど、気にしないでいたらリラックスできた?

タイミング法を4回くらい試しましたが、なかなか妊娠できなかったんです。卵の様子を見て、医師から今回は見送ろうと言われましたが、もうそこは気にしないで、何回か仲よししてみたら妊娠しました。そのくらい気持ちを緩めたほうがいいっていうことなのかも?
(32才/妊娠4カ月)

「確率を上げよう!」と思って指定日以外にもセックスしたのが正解

卵管造影検査はもちろん、採血から何からさまざまな検査をし、タイミングをとり、頸管粘液を増やす注射をし、高温期をキープするホルモンを増やす薬を飲み、と頑張っていました。半年ほどたったころ、確率を上げよう!と思って、先生に指定された日にち以外もセックスの「回数」を増やしたんです。それで妊娠できました!
(32才/妊娠4カ月)

【妊たまDATA】妊活経験者107人にアンケート!

姉妹誌『たまごクラブ』読者で妊活経験者107人に不妊治療についてのアンケートを実施しました。
※アンケート実施:2017年11月

Q.不妊治療をしようと決意したのは、どんなことからでしたか?(複数回答)

●避妊をやめても妊娠しなかったから・・・66.3%
●セックスレスだが赤ちゃんが欲しかったから・・・7.0%
●理由はあまりないが、妊娠しないんじゃないかと不安になったから・・・17.4%
●とにかく1日でも早く妊娠したかったため・・・36.0%
●年齢が高いので、結婚してすぐに(またはパートナーとつき合ってすぐに)決意した・・・8.1%
●その他・・・12.8%

Q.不妊治療はトータルでどのくらいの期間行いましたか?


★不妊治療した人のうち、半数以上が1年以内に妊娠
不妊治療スタートから1年以内に妊娠した人は63.9%。2年、3年とかかるケースもありますが、多くは半年から1年の間に妊娠しています。

Q.不妊治療を受けましたか?


★妊活した人のうち、約8割が不妊治療経験者でした。
妊活したという人107人に、「さらにクリニックや病院に通っての不妊治療をしましたか?」という質問には8割の人が「はい」と回答。

妊活コーチからのひとこと「これから不妊治療をスタートする人へ。治療はいつやめても、立ち止まってもいい」

■松本亜樹子先生
アナウンサー時代から人材育成に携わったのがきっかけでコーチングを学び、現在は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルサーティファイドコーチ(ICF PC C)として活動。その一方で自身の経験を生かし、「NPO法人Fine~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~を設立。

初めて不妊治療の病院に行くときに、「怖い」と感じることがあるのは、不妊症とわかり、原因をつきつけられることが怖いのかもしれませんね。でも、原因がわかるということは、どこに問題があって妊娠しないのか明確になること。やることがわかる、ということは進みやすくなることでもありますよね。
でも、そうなったら次に、どこまで進んで行くんだろう、という怖さも今度は浮かぶことでしょう。不妊治療は「らせん階段」のように思われがち。一度始めたら、次々治療のステップが進み、区切りなく続くようにみえるんですね。でも実際には、「踊り場」のある階段だと私は思っています。しばらく通ったら、治療を立ち止まってもいいんです。そこで「また頑張ろう」と思うか、「ひと休みしたい」と思うかは自分で決めていいんです。

自分たちで納得して治療を受けることが何より大事。
どの選択肢でも、一度止まったほうが考えやすい場合もあります。考えるための「踊り場」を、あらかじめ2人で話して決めておく、というのもよい方法だと思います。

不妊治療は、精神的な余裕がなくなる治療です。
そして、「頑張る」ことが当たり前になってしまいやすい。でも、無理して頑張らなくていいんです。気持ちが向かなかったり、疲れてしまったら、いつでもストップしていいんです。
頑張れない自分を責めることだけはしないでほしいなと思います。2人でよく話し合って、2人の気持ちをいちばんに考えて、納得のいく方法を探してくださいね。

※不妊治療のステップアップや治療に対する感じ方は個人差があり、またクリニックの方針もあります。この特集はあくまで体験談をベースにしており、すべての方が体験談どおりに進むとは限りません。

▼発売中の『妊活たまごクラブ2018-2019年版』は、妊活に役立つ情報が一冊に詰まった妊活スタートブック。

■イラスト/きくちりえ(Softdesign)
■構成・文/関川香織(K2U)

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