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[妊活]ママになれた不妊治療体験者に聞く ステップアップヒストリー

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不妊治療をこれから始める人も、すでにスタートした人も、何がどう大変なのか、大変になるのか、体験者のリアルな声を聞きたいところ。
今回は、体験者の「不妊治療のステップアップヒストリー」をご紹介します。

『大変なことは多いかもしれない。でも、それは あなただけじゃない!』
ということが、みんなの体験談から伝わりますように。

<LONG STORY1>Aさん(31才/タイミング法、不育症治療)

★タイミング法で妊娠しても流産。不育症とわかり、自分自身と向き合った日々。

大学時代から「赤ちゃんができにくい」と診断されていたので、授かり婚をめざしていたんです。でも、まさか妊娠はするけれど流産を繰り返すとは……。高プロラクチン血症と不育症の関係がよくわかっていませんでした。だから、妊娠できた「転機」は、不育症に詳しい病院を紹介してもらえたことだと思っています。

また、治療を重ねる中で、自分自身のメンタルにも向き合ったことが転機となりました。
これまで「私はたくましい」と過信していたけれど、そうでもないと気づき、自分をいたわるようになりました。体の面でも、冷やさないような服装、食事に気を使うことなど、だいぶ生活を変えました。
初めは協力的ではなかった夫とも、けんかを繰り返しながらも話し合い、夫婦で変わっていったと思います。正直、不妊治療は楽しいものではなかったけれど、振り返ると夫婦の絆を深められた、かけがえのない時間だったと思います。

Aさんの治療歴

●21才
高プロラクチン血症と多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう)症候群のため治療。

●23才ごろ〜
クロミッドやセキソビット服用→効果表れず休養→服用再開。

●24才ごろ〜
転院。HMGとhCG注射に切り替え。結婚前だったが、パートナーの精液検査と私の卵管検査をし、タイミング法にトライ。メトホルミン服用→効果表れず→治療を休む。

●25才
治療を休む間に妊娠して結婚。その後、流産。

●26才ごろ〜
HMGとhCGを再開→妊娠→流産。不育症の検査をすすめられ、転院。不育症の検査で、潜在性高プロラクチン血症、マクロファージコロニー刺激因子の問題とメンタルの問題が判明。→服用と注射で治療。

●28才
妊娠。無事に出産。

●31才
第2子は自然妊娠、出産。

<LONG STORY2>Bさん(40才/顕微授精)

★卵の数が少ないとしか原因はわからず、治療を休んだら自然妊娠。つらかったのは仕事との両立でした。

人工授精も顕微授精も受けて、もうこれであきらめようかと思っていたとき、まさかの自然妊娠でした。私の場合、卵子の数が少なく、一般的には6〜10個採れるところが5個以下だったり、そのうち1個受精するかだったり。そんな状況で、保存していた卵が最後の1個になったとき、一度治療をお休みにしました。たまたま友人の結婚式でハワイに行き、自然妊娠。あきらめたわけではなかったので、ハワイでは子宝スポットにも行きましたよ。ほんとに不思議です。

大変だったのは仕事との両立。
かなりの頻度で勤務先を休むし、体調も悪いときがあったりで、仕事を嫌がっているように見えるのもつらかったです。半年ほどたったとき、辞める覚悟で上司に打ち明けました。
そうしたら、意外にも「頑張って!」と言われて。ずっとうそついていて、すみませんでした、という気持ちになりました。仕事が好きな人ほど、両立はつらいと思いました。

Bさんの治療歴

●34才ごろ〜
結婚して3年がたち、妊活スタート。半年間、自力でタイミングを意識したが妊娠せず。婦人科での不妊治療を開始。卵が育っていないことがわかり、排卵誘発してタイミング法を開始。

●35才
妊娠、流産。数カ月後に再び妊娠。出産したが、染色体異常があり、生後27日で亡くなる。

●37才
不妊治療専門クリニックへ転院。1年で人工授精を2回受ける。

●38才
さらに転院。体外受精を2回、顕微授精を1回。卵子の数が少ないことがわかるが原因は不明。

●39才
もうあきらめようかと思い治療はお休み。友人の結婚式でハワイに行き気分転換。自然妊娠して翌年出産。

体験者が「不妊治療を始める・続けるとき」に、背中を押してくれたこと


●40才の人が何回も体外受精をしてやっと授かった、というエピソードを本人から聞いたこと。
(30才/体外受精)

●不妊治療をしている友だちと話したこと。
(31才/タイミング法)

●もともと子どもはいてもいなくてもいいという夫が、私が子どもが欲しいと思っているのを知っていて、「あとで後悔しないように、あの時もうちょっと頑張ればよかったと思うことのないように、できることはやったほうがいい」と言ったこと。
(32才/顕微授精)

●仲のいい友人も、同じように不妊治療で子どもを授かっていたので、なんとなく勇気づけられた。
(32才/タイミング法)

●親からの金銭的援助。
(32才/タイミング法)

●2回目の子宮外妊娠の手術後、医師から自然妊娠は難しいと言われました。その病院にはたまたま不妊治療外来があり、徹底したプライバシーが保護された環境で治療を行えることを知ったので、踏みきりました。
(33才/タイミング法)

●「期待はするな、希望を持て。」(33才/顕微授精)

●「女性は妊娠できる期間が限られているし、後悔しないようにやりなさい。お金はなんとかなるよ。仕事では代わりがいるけど、家族からしたらあなたの代わりはいないよ」
(31才/人工授精/体外受精)

●妊娠計画をしたときに、いつまでに妊娠できなかったら病院に行くということも、すでに決めていました。
(34才/人工授精)

●不妊治療中、信頼している職場の先輩から「あきらめなかった人に赤ちゃんは来てくれるよ!」と励ましてもらいました。そのかた自身も不妊治療を頑張っていました。優しい義理の両親の期待にこたえたいという気持ちもありました。
(37才・妊娠8カ月)

●納得すること、そうしたら後悔することはない。治療をして妊娠できなかったら、納得してその先の人生を送れると思ったんです。
(38才/人工授精)

※( )の中は現在の年齢と治療経歴。
※不妊治療のステップアップや治療に対する感じ方は個人差があり、またクリニックの方針もあります。この特集はあくまで体験談をベースにしており、すべての方が体験談どおりに進むとは限りません。

■イラスト/いいあい
■取材・文/関川香織(K2U)

▼発売中の『妊活たまごクラブ 初めての不妊治療クリニック受診ガイド2018-2019』は、妊活から一歩踏み出して、不妊治療を考え始めたら手に取ってほしい1冊。

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