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赤ちゃんの将来の健康にも影響が!? 放っておけないうんち問題

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妊娠中や出産後のママ、離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんの便通を心配する声がよく聞こえてきます。森永乳業でビフィズス菌の研究をしている堀米綾子さんいわく、「うんちは健康のバロメーター。私たちが思っている以上にうんちは赤ちゃんやママの健康と密接な関係があり、赤ちゃんにおいては将来の健康にも影響をおよぼす可能性があるんです!」。しかも赤ちゃんの腸内環境を健やかにするためには、ママだけではなく家族みんなの協力が大切なんだとか。ぜひ腸内環境を整える方法を知って、家族でみんなの健康をサポートしていきましょう。

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便通で悩んでいるママたちの声

編集部が口コミサイト「ウィメンズパーク」で妊娠中のママや子どもの便通についてのコメントを探したところ、多くの人が悩みを抱えていることがわかりました。

妊娠中のママの悩み)
ここ最近便通がよくなく、4~5日出ないことがあります。
子どもへの悩み)
離乳食を開始して1週間なのですが、便秘気味です。
子どもへの悩み)
母乳メインでうんちはずっとゆるめでしたが、気づけば水っぽさが増している気が…。機嫌はよく、回数は増えていないので、下痢ではなくゆるうんちなのでしょうか?
出産後のママの悩み)
朝の排便が好ましいのでしょうか? 朝排便の習慣がないのですが…。
出産後のママの悩み)
便通がよくないとき、これ食べる(飲む)といいよっていうものありますか?

※文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

教えて、堀米さん!赤ちゃんの腸内環境が将来の健康に影響するってホントですか??

みんなが悩んでいる“うんち問題”、実は腸内環境に大きく影響を受けてしまうと言われています。「腸内細菌は遺伝する?」「腸内環境が悪いとアレルギーになりやすい??」といったウワサを聞いたことはありませんか。果たして本当でしょうか。堀米綾子さんに聞いてスッキリさせていただきました。

「腸内細菌は、遺伝するというよりも、分娩で産道を通ってくるときなどにママが持っているものが赤ちゃんに伝わる(移行する)と考えられています。その経路のひとつとして、産道を通る際にママの腸内細菌が口の中に入り、赤ちゃんがそれを飲み込むことがあるようです。ビフィズス菌もそんなふうに赤ちゃんに受け継がれています」

遺伝ではなく、接触を通じて伝わっていたのですね! こうして受け取ったビフィズス菌は赤ちゃんの腸内で増えるため、乳児期の大腸にはビフィズス菌が多くすみついており、多い子では腸内フローラの90%以上がビフィズス菌になるんだとか!

「しかし何らかの理由でビフィズス菌が少ない場合、多い場合と比べて2才ごろにアトピーやぜんそくが多く見られるようになったり、7才ごろに肥満率があがったりすることが報告されています。一方で、家族にアレルギー患者がいると赤ちゃんのアレルギーリスクは高まりますが、ママが妊娠中から、赤ちゃんは生まれてから産後6カ月ごろまでビフィズス菌を摂取した場合は、赤ちゃんのアレルギー発症率は低下するという研究結果も出ているんです」

かけがえのない赤ちゃん期 1000daysを健やかに過ごすため、ママ・パパがやるべきこととは?

腸内環境を考えるうえでとくに重要になるのは胎児期から2才までの約1000日間におよぶ「赤ちゃん期」。“The first 1000days”と呼ばれるこの期間に赤ちゃんの大腸では腸内フローラが形成されます。健康な腸内環境をはぐくむことは赤ちゃんの将来の健康にも影響をおよぼす可能性があるため、ママやパパにはぜひとも気配りをしてもらいたいもの。健やかな腸内フローラを育てるためにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう。

堀米さんいわく、腸内フローラの構成は個人差が大きく、今のところ「これが理想!」といったものを示すのは難しいそう。けれどビフィズス菌に代表される善玉菌の量を維持する、あるいは増やすことは、健康な腸内フローラに近づける一つの手段と考えられます。

「離乳食を食べはじめた赤ちゃんはとくに便秘になりやすい傾向にあります。実際、私の子どもも便秘になった経験がありましたね。理由は摂取する水分が減ることに加えて、母乳に豊富に含まれるオリゴ糖の摂取が少なくなることで、それを餌とするビフィズス菌が減ってしまうことが一因と考えられます」

大人になると腸内フローラに占めるビフィズス菌の割合は10%程度に。成長に伴ってビフィズス菌の割合が減ることは赤ちゃんにとって自然なことですが、健やかに育ってもらうためにはよいバランスを保てるように気をつけたいですね。

今日から始めよう!ママ&赤ちゃんのうんちチェック!

腸内環境を整えてくれるビフィズス菌が減ってしまうと「うんち」にその影響を見ることができます。健康的なうんちとは何か、またママにとっても重要な、健康なうんちを出す方法を教えてもらいました。今日からうんちチェックを日課にしてみましょう。

赤ちゃんのうんちは離乳食を食べはじめることによって様子が変わってきます。
「離乳前の赤ちゃんのうんちは酸っぱいにおいがすると思いますが、これはビフィズス菌が作り出す酢酸のにおい。健康な証拠です。離乳食をはじめると食べたものがそのまま出てくることがありますが、定期的に排便があり赤ちゃんが元気なら心配ありません」

大人の場合、健康なのは薄い茶から黄色のうんち。バナナ状で水に浮くものが毎日出ることが理想です。

「うんちやおならのにおいが強くなっていたら腸内環境は乱れ気味と考えてよいでしょう。とくに女性はホルモンや身体構造の関係から便秘になりやすいため、食物繊維や水分をたっぷりとるほか、ビフィズス菌入りのヨーグルトやサプリメントで腸内環境を整えることをおすすめします。

ヨーグルトと聞いて“乳酸菌を摂取することが大切”と考える人がいると思いますが、実は乳酸菌とビフィズス菌はまったくの別物。分類学的には人とクラゲくらい違うんです。活躍する場所も異なり、乳酸菌は主に小腸にすみ、便通に大きく関係する大腸には、圧倒的にビフィズス菌の方が多くすんでいます。つまり便通をよくするためにはビフィズス菌を減らさないようにすることがとっても大切!

すべてのヨーグルトにビフィズス菌が入っているわけではないので、購入するときは、パッケージをチェックしてみてくださいね」

そんな赤ちゃんにとって大切なビフィズス菌ですが、さらに近年の研究でママから赤ちゃんへ伝わるだけでなく、パパやおじいちゃん・おばあちゃんからも伝わっていることが明らかになりました(下図)。

「家族で共通して持っていた腸内細菌が浴槽からも検出されているんです。日本人の入浴習慣がビフィズス菌の家族間での共有に影響している可能性があります」

赤ちゃんの健康には家族みんなの腸内環境が影響しているよう! ママだけでなく、家族みんなが健康な腸内フローラを育てることが大事なんですね。
家族みんなで赤ちゃんの将来の健康もサポートできるよう、ビフィズス菌をとり入れた生活を送りましょう。

家族の健康をサポートするビフィズス菌の働きについてもっと見る

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協力/森永乳業株式会社

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