出産前に知っておきたい、安全なおもちゃの見分け方
いよいよ出産まであと数週間。出産準備もラストスパートですね。産後は、日々のお世話はもちろんのこと、赤ちゃんと向き合い、ふれあう時間も多くなります。赤ちゃんとの生活を安心して過ごせるように、とくに赤ちゃんが直接触れるものには安全性に気を配りたいもの。そのなかで今回は、玩具を中心に安全なものを選ぶ基準、見分け方のポイントについてご紹介します。
注意!0歳に多い玩具の誤飲事故
東京消防庁の発表によると、毎年約1,000人の乳幼児が、窒息や誤飲事故によって救急車で運ばれています。
0歳の窒息や誤飲が多い上位3位は以下の通り。
1位:包み・袋、たばこ
2位:プラスチック製の玩具やフィギュア
3位:シールや積み木などの玩具
身の回りにある雑貨や、対象年齢外の玩具が窒息や誤飲の原因となっていることがわかります。ですから、安全目線で対象年齢に合わせて設計された、赤ちゃん用の玩具を選ぶママやパパの姿勢が大切になってきます。
知っておこう! 0歳の赤ちゃんの発達と行動
窒息や誤飲を防ぐために、まずは0歳期の発達や行動を知っておきましょう。
何でも口に入れる
0歳の赤ちゃんは、興味をもったものは何でも口に入れて、確かめて学んでいきます。手指より先に、口のほうが感覚器としての機能が発達するので、赤ちゃんにとっては自然なこと。ですが、一方で誤飲や窒息のリスクを伴います。成長のために大切なことは、めいっぱいやらせてあげたい。そのためには、大人が危険を回避する必要があります。
まず知っておきたいのは、トイレットペーパーの芯(直径39㎜)を通る大きさのものなら、赤ちゃんの口の中に入ってしまうということ。このサイズのものは身近にたくさんあり、口に入れてしまうと「窒息」につながる恐れがあります。
さらに、これより小さい小豆大~10円玉くらいのサイズのものは、乳幼児でも飲み込めてしまうので「誤飲」のリスクも。
玩具に限らず、赤ちゃんの口に入る大きさのものが手の届くところにないか、日々気を配って過ごすようにしましょう。
手でさわって確かめる
動くものや音に興味を示す0歳児。動きや音に反応して自ら手を伸ばすようになったら、角のあるものや先のとがったものでけがをしやすいので、注意しましょう。
落とす・投げる・振り回す
ねんね期の赤ちゃんは握力が弱いので、玩具を顔などに落としてしまうことも。6カ月頃を過ぎて手や腕の力がついてくると、投げたりぶつけたりすることも増えます。重い、壊れやすい玩具は避けましょう。
0歳に合った玩具は、どう見分けるといい?
選び方、見分け方に迷ったら、以下のポイントをチェックしてみてください。
ポイント1:対象年齢(月齢)が合っているか
まずは玩具の対象年齢をチェックし、「年齢・月齢に合った」玩具を選びましょう。対象年齢(月齢)が明示されていることで、大きさ、形状、素材などが赤ちゃんに与えてもよい基準を満たしている証となり、安心につながります。
ポイント2:危険なところがないか事前にチェック
見た目がよくても、つくりが粗雑な玩具は部品が外れやすかったり、表面処理がしっかりされていないなど、窒息や誤飲、ケガにつながる恐れがあります。価格や見た目のかわいさだけでなく、常に安全面を重視して選ぶことを意識しましょう。
〈こどもちゃれんじbaby〉は厳しい安全基準をクリアした教材だけをお届け
〈こどもちゃれんじbaby〉は、月齢に合わせた知育玩具と絵本をセットで毎月ご自宅にお届けしています。
赤ちゃんは大人が思いもよらない遊び方をするもの。だからこそ、〈こどもちゃれんじbaby〉の教材は、徹底した安全審査を行い、基準をクリアした製品のみ、ご家庭にお届けしています。
100項目以上の安全基準を設けて審査
〈こどもちゃれんじbaby〉では、日本玩具協会が定めている安全基準「ST(Safety Toy)」のほか、欧州・米国で定められた規格や、過去の受講者からの声などを参考に、厳しい自社基準を設けて審査を行なっています。この基準は、サイズや成分、強度や耐久性なども含めて100以上の項目があります。
例えば、玩具のパーツはどんなものも「誤飲されうるもの」として設計し、赤ちゃんの口・のどのサイズを模したゲージで、窒息のリスクがないかをチェック。
また、口にくわえて歩き、ころんでしまったときにつき刺さることがないように、喉までの長さを確認する「のどつき基準」、けがにつながる突起や角がないかという「シャープエッジチェック」、部品や紙の耐久・摩耗テストなど、あらゆるリスクに関するチェックを厳重に行なっています。
素材や塗料、縫製にも徹底的にこだわっています
素材は、直接ふれる外側はもちろん、内部の素材、まで、安全な材料を使用しています。また、食器と同じく食品衛生法をクリアしているので、溶けだしたり削れてしまった素材成分が、万が一、体の中に入ってしまっても安心です。
部品が外れて誤飲につながることのないよう、布製の玩具はプリントや刺繍仕上げで製作し、ボタンや面ファスナーなどは強度の高い縫製方法を採用しています。さらに、縫製が必要な玩具は、縫い針の破片など危険な異物の混入がないか、全数を検針機にかけて確認しています。
〈こどもちゃれんじbaby〉が大切にしているのは、好奇心いっぱいの赤ちゃんの自発的な遊びや探索活動を、家族が安心して見守れる玩具や絵本をお届けすることです。
玩具・絵本選びに迷ったら、安心・安全かつ発達に合わせて成長を促す〈こどもちゃれんじbaby〉にお任せください。
取材・文/井上裕子(Cue's inc.)
取材協力/こどもちゃれんじ