選べる出産祝いカタログギフト導入院をご紹介!龍ケ崎済生会病院
今回ご紹介するのは、茨城県龍ケ崎市にある「龍ケ崎済生会病院」。産婦人科部長の小倉剛先生と助産師の浅野早苗さんに話を聞きました。
龍ケ崎市内で唯一の分娩施設として、 地域に愛される産科をめざす
龍ケ崎済生会病院はさまざまな診療科を持つ総合病院として、妊娠から出産、産後、その後の小児科での対応まで一貫した体制でママや赤ちゃんをサポートしています。また、龍ケ崎市内では出産ができる唯一の施設(2025年1月時点)として、地域になくてはならない存在となっています。
「実は現在の日本の妊産婦死亡率は10万人あたり2.6人(※)で、世界でトップクラスの死亡率の低さです。これは、わが国の周産期医療が非常に高い水準にあるためです。でも、裏を返せば、どんなに優れた医療をもってしても、命に関わるトラブルはゼロにはならないということです。本来、お産というのは一定のリスクがあるものなのです。そのことを踏まえて、私たち医療スタッフは、ママと赤ちゃんの安全に真摯に向き合う姿勢が何よりも優先だと考えています。
その一方で、龍ケ崎市内で唯一の分娩施設として、妊産婦さんに満足していただける快適な環境づくりも必要だと考えています」
2023年12月には分娩施設のリニューアルに伴うクラウドファンディング(寄付による資金調達)を実施しました。
「産科のリニューアル資金を集めるだけでなく、龍ケ崎市では、もうここしかお産できる施設がないということを市民の皆さんに知っていただきたくて、クラウドファンディングにチャレンジしました」
結果は、予想以上の反響で目標額を達成。資金が集まったことだけでなく、地域の方々が応援してくれたことにとても感謝しているそうです。
「過去に当院でご出産された方など、一般の市民の方々からの温かいメッセージがたくさん寄せられました。それが、私たち医療スタッフのモチベーションになっています」
※2023年厚生労働省人口動態統計より
陣痛・分娩・回復を移動なしで快適に。 LDR、個室などをリニューアル!
リニューアルで第一に行ったのが、LDRの新設です。LDRとは、移動せずに陣痛・分娩・回復を行える部屋。一見すると普通のお部屋のようですが、分娩に必要な機器が完備されています。機器は、普段は目につかないように収納されており、分娩直前までリラックスして過ごすことができます。産婦さんは、陣痛に耐えながら陣痛室から分娩室まで歩いて移動する必要がないので、身体的にも精神的にも助かります。
「LDRには十分なスペースがあり、テレビやトイレも付いているので、陣痛から出産までの間、ご家族と一緒にリラックスしながら過ごしていただけます。また、感染症の流行時期でも、院内を移動する必要がないので、感染のリスクが軽減できるメリットもあります」
ほかにも、ラウンジ、授乳室、個室をリニューアルし、より快適でリラックスできる空間になっています。
専門性の高い産科医、他科との連携で ママと赤ちゃんの安全を見守ります
龍ケ崎済生会病院は総合病院なので、持病や妊娠合併症があるママには、産科以外の診療科も連携してサポートします。
「産科に関して言えば、産科医の中でもさらに専門性の高い母体・胎児専門医が複数名います。これは、中核病院にしては多いほうだと自負しています。専門性が高いからこそ、ちょっとした異常にも早期に気づき、的確な治療につなげられる可能性が高くなっているのではないでしょうか」
また、ママや赤ちゃんに関わるスタッフが集まって治療やケアの方針を話し合うカンファレンスを定期的に行い、妊産婦さんを細やかにケアしているのも特徴です。
「産科、小児科、助産師、看護師、薬剤科、栄養士、ケースワーカーなどが、週に1回は集まって情報を共有しています。必要に応じて自治体とも連携し、細やかに患者さんに対応できるシステムとなっております」
4Dエコー、産後のお祝い膳など、 ママにうれしい気づかいも
細やかな医療体制に加え、妊娠・出産が幸せな思い出になるための気づかいも随所に見られます。その1つが妊婦健診での無料の4Dエコーです。
「妊婦健診では、パパや上のお子さんも診察室に入っていただくことができます。一緒にエコーを見てもらったり、上のお子さんには赤ちゃんの心音を聞かせてあげたりすることも。時間が許せば、できるだけ4Dエコーも見ていただけるようにしています。リアルな赤ちゃんの様子を見て喜んでいただけると、医師としてもうれしいですから」
産後入院時の食事にも細やかに対応しています。
「夕食は週3回(日・水・金)で、栄養科職員一同のお祝いの気持ちを詰め込んだお祝い膳を提供しています。また、糖尿病の治療で食事制限がある場合も、油やデザートを工夫したお祝い膳をご提供しています」
ママのリフレッシュにも利用して。 宿泊できる産後ケアサービス
龍ヶ崎済生会病院は、産後ケアサービスも行っています。日帰りプランも宿泊プランも個室で食事付き。自治体の助成があるので、とてもリーズナブルな価格で利用できます。
「ただ休息をとりたいという理由でもいいんです。ほかには、乳房ケアや育児サポートを受けたいなど、ママのご要望に合わせて対応します。何度でも気軽に利用していただきたいと思っています」
ママがリラックスできるように、アメニティにもこだわりが。
「室内にはお好みに合わせて選べるハーブティーやアロマもご用意しています。また、シャワーは通常のシャワーに加えてレインシャワーも設置。休息目的で利用されるママには、赤ちゃんをお預かりしてしっかり休んでいただくようにしています」
妊娠中から出産、そして産後も。ママと赤ちゃん、そして家族が笑顔で過ごせるように寄り添う姿勢は一貫しています。
「当院の助産師、看護師は、常にママの気持ちを大切にして、妊娠期のケアも産後の育児も、その方にとって何がベストなのかを一緒に考えてサポートしています。妊娠、出産、子育てについて、ささいなことでも相談してください」
龍ケ崎済生会病院 産科の詳しい情報はこちらから
構成/たまひよ選べる出産祝い 編集部