妊娠報告のベストタイミングとマナー:職場へはいつ?授かり婚の場合は?
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妊娠報告はタイミングが大事。いつごろ、だれにどう伝えるのがベスト? 心からみんなに喜ばれる妊娠報告のポイントを紹介します。
【夫・パートナーへの報告】前ふりをしてからがベスト!
うれしい報告でも、突然告げられると戸惑うことも。「今日はいい知らせがあるの」などメールで期待を持たせておき、帰宅後落ち着いたときに報告するなど、前ふりがポイントに。
【親への報告】立てるべき人から順番に伝えよう
産院で妊娠していることが確定したら、双方の両親など、近しい身内には一刻も早く伝えたいところ。まずは立てるべき人から順番に伝えましょう。実父母に先に伝えたとしても、義父母に「うちには報告が遅かった」と思われないような知恵も必要です。
Q 親類にはどの範囲まで報告する?
A 年賀状なども含めて「ここ1~2年で連絡をとり合った方」が目安。地方の風習もあるので、報告方法は親にも相談を。その上で自分らしい報告のしかたを考えて。妊娠5カ月の戌(いぬ)の日をめどに報告するのもおすすめ。
Q 上の子にはどう伝える?
A 上の子の年齢にもよりますが、妊娠が安定したら理解しやすいように伝えましょう。「ママは大変だから我慢して」といった言い方ではなく、「ママを助けてくれるとうれしいな」と頼りにしていることを伝えてあげて。
【友達への報告】サラッと報告するのが無難
女心は複雑なので、安定期に入ったら妊娠の事実をサラッと報告するのが無難です。無神経な言い方や幸福の見せびらかしはよくないですが、「妊娠を伝えたら相手にどう思われるか」は考えなくてOK。子どもができるとつき合う友人関係が変わるのを恐れすぎないで。
【職場への報告】職場の都合を考えて安定したら早めの報告を
産休・育休の時期なども相談することになるので、事前に方針を立てておいて。安定期以降に伝えるのが原則ですが、上司には早めに伝えておきましょう。
【授かり婚】の場合
授かり婚のケースでは、パートナー、そして親や職場への報告もドキドキ。心から祝福してもらえるように、誠意を持って報告を。
幸せ感をしっかり伝える
新しい生命をはぐくむのは素晴らしいこと。大切なのは結婚→妊娠の順番よりも「本人が幸せかどうか」ということ。予定よりも早くできてうれしい気持ちを伝え、前向きに報告を。
感情的にならないこと
とくに父親は激しく動揺するケースが多いようです。お互いが感情的になると話がこじれてしまうので、冷静になって報告を。事前にきょうだい、母親に根回ししておくのも手。
子どもの幸せを第一に
妊娠報告は、おなかの赤ちゃんが幸せになるための報告なのだということを忘れずに。報告のタイミング、今後のことを相談するときは「赤ちゃんの幸せを最優先」を肝に銘じて。
妊娠報告のタイミングは、親や兄弟などの家族には産院で妊娠が確定したら、友だちや職場には安定期に入ってからが目安です。つわりがひどいなど体調が優れなかったり、仕事内容によっては早めに報告しなければいけない職業であったりする場合は、安定期を待たず上司には早めに報告しましょう。(文・たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)