SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. ベビー用品・グッズ
  4. 悲惨な「赤ちゃんの事故」を増やしたくない チャイルドシートの“新安全基準「R129」

悲惨な「赤ちゃんの事故」を増やしたくない チャイルドシートの“新安全基準「R129」

更新

ベッドの上に座って魅力的な赤ちゃんのクローズアップ
gpointstudio/gettyimages

赤ちゃんを車に乗せるとき、チャイルドシートは必須。その中でも、最近よく耳にする“新安全基準「R129」対応モデル”ってなんだか知っていますか? わかりやすく解説します。
赤ちゃんが泣いてしまうから、嫌がるから、短い距離だから…とチャイルドシートに使用しない人は、ぜひこの機会になにが赤ちゃんにとっての最善か、ぜひ考えてみてください。

関連:チャイルドシートのNG装着率は半数以上![乳幼児~学童用まで]ミスの多いポイントは?

最新型のチャイルドシートは“新基準「R129」対応”のモデルがほとんど

「R129」とは、ヨーロッパで2013年から導入されている、チャイルドシートの新しい安全基準のこと。これは、ISOFIX固定タイプのチャイルドシートにのみ適用されていて、前後からの衝撃だけでなく、側面からの衝撃に備えた機能性を持っています。(ISOFIXとは、シートベルトを使わないで、チャイルドシートと車を固定できる取り付け方法の規格のこと)

また、進行方向に対して赤ちゃんを後ろ向きになるようチャイルドシートを固定する期間が、今までより長く定められました。

側面から車が衝突してきた場合を想定したテストを実施

これまでの安全基準は、前後からの衝撃に耐えられれば大丈夫だったのに対し、新安全基準対応モデルは、横からの衝撃にも強く、より赤ちゃんを守れるようになっています。

また、これまでのチャイルドシートの使用基準は、体重によって決められていたのに対し、新安全基準では身長を基準にしているので、より明確な使用期間を把握することができるようになりました。

生後15カ月まで、後ろ向きでの使用を義務化

新生児期から乳幼児期は、衝突時の衝撃を和らげるために、チャイルドシートは、進行方向に対して後ろ向きに設置する決まりがあります。

これまでの基準では、生後9カ月ごろまでとなっていましたが、新安全基準「R129」では生後15カ月までに延長。
乳幼児期は、まだまだ体が未発達なため、前向き乗車用のベルトだけでは、赤ちゃんをしっかりと支えることは難しい状態。その点、後ろ向きにチャイルドシートを設置することで、シート全体で衝撃を受け止めることができ、負荷を分散させることができます。後ろ向きの設置期間が延びたことによって、より安全性が高まりました。

関連:赤ちゃんの窒息(ちっそく)・誤嚥(ごえん)事故。のどに詰まった、息ができないときの応急処置・予防対策

“赤ちゃんの安全”に対する、ママとパパの意識は、年々高まっています。ですが、チャイルドシートは、金額が大きいので、先輩ママからのおさがりや、レンタルをしようと思っている人も多いと思います。ただ、最新の安全基準がなぜできたのか。
ぜひこの機会に、赤ちゃんの安全について考えてみてくださいね。
(文・たまごクラブ編集部)

発売中の「たまごクラブ 3月号」では、年に一度の出産準備・育児グッズの人気ランキング付録がついています。チャイルドシート部門で紹介している人気商品は、新安全基準「R129」をしているものばかりです。

妊娠・出産の人気記事ランキング
関連記事
妊娠・出産の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。