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イライラと「冷え」が関係していた!?忙しい人にこそおすすめしたい簡単「温活術」

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寒い冬、からだが冷えてつらいと感じていませんか?「冷え」はストレスによって悪化しやすくなるので、育児中でゆっくりする時間がとれないママは「冷え」を感じやすい傾向にあるようです。今回は、そんな人におすすめしたい簡単な「温活術」をご紹介します。

「冷え性」と「冷え症」?

冷え性と冷え症の違いをご存知ですか?

「冷え性」とは、西洋医学の考え方で冷えやすい体質のことです。からだの冷えに悩んでいても、検査で特別な異常がないため病気と診断されず、治療にはつながりません。

対して、東洋医学の考え方である「冷え症」は、治療が必要な病気として扱われます。

また、冷えは、病気になる手前の「未病」の状態です。東洋医学では、未病での早期改善が推奨されています。

「冷え」はどこからやってくる?

体温調節の要! 「自律神経」とは?

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスをとることによって、体温をコントロールしています。

気温が低下すると、交感神経が刺激され、心拍数の上昇や血管の収縮、代謝の促進によって体温を上げようとします。しかし、自律神経が乱れていると体温調節がうまくいかず、からだが冷えてしまうのです。

血液循環と毛細血管の深~い関係

血液は、体内で作られた熱を全身に運ぶ役割があります。血行が悪いと、足先や指先の毛細血管まで十分に血液が届かないため、熱が伝わらずに冷えるのです。

また、血行が悪くなる原因のひとつとして、毛細血管の収縮があげられます。毛細血管の収縮は、ストレスや自律神経の乱れ、運動不足、飲酒、喫煙などで引き起こされます。

運動不足が「冷え」に大敵なワケ

筋肉は、血流を促すポンプのような役割を持っています。運動不足で筋肉が衰えると、血行が悪くなり冷えにつながってしまいます。

とくに、ふくらはぎの筋肉は、下半身にたまった血液を心臓に戻す働きがあるため、衰えると血行不良になりやすくなる部位です。

また、筋肉量は基礎代謝にも影響します。筋肉量が少ない場合、基礎代謝が下がり、からだが熱を作り出す力が弱くなるため、からだが冷えやすくなるのです。

女性が「冷え」を感じやすい理由とは?

男性よりも女性のほうが冷えを感じやすい理由は、筋肉量が少なく、脂肪が多いためです。

前述の通り、筋肉量が多いほうが基礎代謝が高く、からだを温めやすくなります。逆に、脂肪は一度冷えると温まりにくい性質をもっているため、脂肪が多いと冷えやすくなるのです。

また、月経の影響で貧血気味の場合や、下腹部の血行が悪くなりやすいことも女性のほうが冷えを感じやすい原因のひとつといわれています。

イライラと「冷え」が関係しているって本当?

睡眠不足やストレスも自立神経を乱す原因のため「冷え」につながってしまいます。

30代でも侮れない!? プレ更年期のイライラ

プレ更年期とは、更年期が始まる前の30〜40代のことで、ホルモンバランスが乱れやすくなる時期です。

ホルモンバランスが乱れると、ちょっとしたことでもイライラしやすく、からだの緊張状態が続くようになります。緊張状態が続くことによって交感神経が優位に働き、体温調節機能にまで影響が出て冷えを引き起こすのです。

忙しい人におすすめしたい! 簡単「温活術」

温活とは、からだを温めて不調の改善や健康維持を目指すことです。エアコンや衣服の調節などの外的なことはもちろんですが、自らの力で体温をアップさせることも大切です。
ここからは、育児で忙しいママでも実践しやすい簡単な温活術をご紹介します。

からだの外から温める

寒い時期には、まず衣服や小物でからだを外から温めましょう。気温が低くても、からだの熱を奪われないようにすることが大切です。

肌をなるべく露出させずに、冷えやすい部分は重ね着や小物(マフラーや手袋)を使って防寒しましょう。

また、貼るタイプのカイロで、心臓に血液を戻す役割のあるふくらはぎや、冷えやすい足裏などを温めるのも効果的です。

からだの内側から温める

毎日忙しいなか、食事に気を使うのは大変ですよね。そんなときには、からだを温める飲み物や調味料を摂るのがおすすめです。

ほうじ茶やココア、生姜湯などをホットで飲むと、からだが温まりやすくなります。

食事では、からだを温める食材であるしょうがやにんにくを、チューブやパウダータイプの調味料でいつもの料理に足してみましょう。

体質を改善する

冷え体質を改善するには、筋肉量をアップさせるのがポイントです。おなかや太ももなど、大きな筋肉を鍛えると、効率よく筋肉量を増やせます。

スクワットや腹筋を、10回1セットとして1日2〜3セット行いましょう。ただし、回数は目安なので自分が続けやすい回数で問題ありません。

また、運動すると血行がよくなるので、血行不良による冷えの改善にも効果が期待できるでしょう。

自律神経を整える(生活習慣)

自律神経を整えて、体温調節機能を回復させるのも、冷え対策に役立ちます。

とくにおすすめなのは、38〜39℃のぬるめのお湯に長めに浸かり、副交感神経を優位にすることです。

イライラしていると交感神経が優位になりがちなので、入浴で副交感神経を優位にすると、自律神経のバランスが取りやすくなります。

自律神経を整える(お薬に頼る)

ストレス過多で自律神経のバランスが崩れ、メンタルの不調や耳鳴りなど冷え以外にも症状がある場合は、症状に合わせてお薬を飲むという方法もあります。

お薬によって心身の症状が緩和されることで、早期回復にもつながりやすくなります。

「心療内科はハードルが高い」「精神的な薬は依存性がありそうで心配」という人は、漢方薬で心とからだのバランスを整えるという方法もあります。


冷えは、自律神経の乱れを整えたり、からだを温めたりすることで解消できます。また、自律神経の乱れを整えることは、冷え以外のからだの不調や心の不調の改善にも役立ちます。

ぜひ今日から簡単な温活を始めましょう。

おすすめ動画

YouTube【冷え性改善】40代50代女性必見!更年期による冷えにおすすめ市販薬

YouTube【漢方5選】自律神経から起こる不調を改善する薬

PROFILE

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211332f2tmhy00010005
●Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w

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