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教えて薬剤師さん!「子どもの薬、市販薬ならどれがいい?」「常備しておくといい薬は?」

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深夜に急な発熱! 子どもが高熱を出してしまったときって、慌ててしまいますよね。

今回は、薬剤師がおすすめする最低限常備しておきたい子ども向けの市販薬についてご紹介します。ご自宅の薬箱を、ぜひチェックしてみてくださいね。

市販薬って子どもに飲ませて大丈夫?

市販薬を子どもに飲ませるときの、基本的なポイントを解説します。

病院で処方される薬と市販薬 違いは?

病院でもらう薬は医師の処方が必要であり、医師が病状にあわせて成分や量を判断するものです。

一方、市販薬は薬剤師などのアドバイスのもと一般の人が購入できるお薬で、自分の判断で使用します。処方薬と同じ成分が入っている場合でも、含有量や効き方などが異なる場合があります。

自己判断で市販薬を飲ませても大丈夫? 注意点は?

市販薬の説明書に記載された年齢や用法・用量などを指示通りに服用するのであれば、市販薬を飲ませることはもちろん問題ありません。

使用し続けているのに症状が改善しない、水分や食事が摂れない、ぐったりしているなどの場合には医療機関を受診しましょう。

また、生後間もない赤ちゃんの場合は症状の判断が非常に難しいため、医療機関への受診を最優先にすることをおすすめします。

常備しておくと安心 薬剤師がおすすめする市販薬とは?

ドラッグストアなどで簡単に手に入る、子どもが服用できる市販薬を紹介します。

解熱剤・坐薬

・ムヒのこども解熱鎮痛顆粒
1歳から服用できる、イチゴ味の顆粒です。10歳まで服用できるので、1箱持っていると兄弟姉妹の急な発熱に対応できます。

・こどもパブロン坐薬
1歳から使える解熱用の坐薬です。飲み薬よりも坐薬は早く効くのが特徴で、急な高熱にもすばやく対処することができます。ただし、2歳未満は医師の診断を優先し、やむを得ないときのみ使用するようにしましょう。

のどの痛み

・のどぬ~るスプレー キッズC
2歳から使用できる、いちご味のお薬です。ウイルス・菌によるのどの痛みに使用できます。スプレータイプで患部に当たるロングノズルが特徴です。お薬を飲むのが苦手な子どもにおすすめです。

・ぺラックT細粒クール
7歳から服用でき、眠くなる成分が入っていないお薬です。ひんやりクールな服用感があり、つばを飲み込むのがつらいようなのどの痛みでも服用しやすいでしょう。

鼻水・鼻づまり

・キッズバファリン鼻炎シロップS
生後3か月の赤ちゃんから使用できる、イチゴ味のシロップです。くしゃみ・鼻水・鼻づまりに効きます。カフェインが入っていないので、眠気を妨げずゆっくりからだを休ませることができます。

・ヴイックス ヴェポラッブ
生後6か月の赤ちゃんから使える、肌に塗るタイプのお薬です。鼻づまりやくしゃみなどを緩和する成分が入っており、お薬を飲むのが苦手な子どもにも使いやすいのが魅力です。

そのほか、用意しておくと安心なもの

子どもが粉薬を嫌がりそうなら、服薬補助ゼリーを常備しましょう。発熱時に役立つ小児用冷却シートや氷枕、経口補水液などもあると安心です。

体温計はいざというとき「電池が切れていた!」とならないよう、替えの電池も用意しておくことをおすすめします。

急な怪我への対策として、絆創膏、包帯、テープなども準備しておきましょう。

深夜に急な発熱! 市販薬? 救急外来?

深夜や休日などの診療時間外に、子どもの体調が急変したときの判断について解説します。

救急車・救急外来を受診する目安

発熱などの症状に加えて、意識がもうろうとしていたり、水分や食事が摂れなくなったりしている場合は救急外来を受診しましょう。

また、生後3か月未満の赤ちゃんの不調は重篤な病気につながる場合もあるので、十分な注意が必要です。

判断に迷うときは「こども医療電話相談」に相談してみましょう。全国同一の短縮番号である「#8000」をプッシュすると、小児科医や看護師に相談でき、受診の必要性などのアドバイスをもらえます。

また、東京消防庁ホームページ内の「東京版救急受診ガイド」では、表示された選択肢から症状を選んでいくと、救急車の必要性や受診の目安などを調べることができます。

⇒東京版救急受診ガイドはこちら!

備えを万全にして、子どもの不調に備えよう!

いつ起こるかわからない、子どもの体調不良。急なトラブルにもできるだけ落ち着いて対処できるよう、常備薬の準備は万全にしておきましょう。

こども医療電話相談のように、いざというとき相談できる窓口を知っておくと心強いですね。今回お伝えしたポイントをおさえて、日々の安心に役立ててください。

子どもの常備薬については、下記の動画でも詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてくださいね。

YouTube【子どものために置いておきたい常備薬】〈症状別〉風邪の初期症状に対する市販

PROFILE

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211332f2tmhy00010005
●Medical Health CH:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w

※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。

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