鈴木ちなみが驚愕した、シンガポールでは1才前から大学進学を意識する?!
こんにちは!シンガポールで夫と1才半になる子どもと暮らしている鈴木ちなみです。たまひよONLINEではシンガポールで体験している子育てについて発信しています。
タレント・モデルの鈴木ちなみさんは1才の子のママ。移住先のシンガポールから育児生活をリポートします。連載の第9回は「さまざまな国籍の人が暮らすなシンガポールならではの学校選択について」をテーマにお届けします。
1才前から考える?!シンガポールの学校事情
移住してびっくりしたことの一つが学校の選択肢が豊富にあることです。
多国籍なシンガポールでは現地校・日本人学校・インターナショナルスクールというように、さまざまな学校が3才より前から選べるようになっています。インター校にしても、アメリカ系・イギリス系・オーストラリア系・インド系・オランダ系・ユダヤ系・韓国系といった学校まであるんですよ。シンガポールの国土は狭いですが、さすがダイバシティに富んだ国だな〜というラインナップですよね。
なので、シンガポールでママ友さんに会うと必ず話題になるのが子どもの「学校選択」について。在住の日本人も考え方は家庭によってさまざまで、幼いころからインターに通わせる人、現地校に通わせる人、日本人学校に入れてその後にインターに転入させる人、といろんなバリエーションがあります。長くシンガポールに住むのか、駐在で数年住むかによっても学校選択が変わってきます。私自身、学校を調べると選択肢がありすぎてびっくりしました。移住当初は1才にも満たない子どもの進路について、将来を見すえてこんなにも考えることになるとは想像もしていなかったです。
驚きの連続!見すえる先はどこの国の大学に進みたいのか
シンガポールに住む先輩ママ・パパさんの話を聞いていると、学校選びの基準の一つにしているのが「どこの国の大学に進学するか」ということ。
たとえば、日本の大学に進むことを考えると、日本語習得が必要になってくるので日本人学校に通わせる人が多かったり、アメリカ進学ならアメリカ系のインターへという流れになります。行きたい国のインター校に通わせることで文化を理解できたり、大学受験するときにその国で進学できる学校の幅が広がるのではないかと思っています。
またローカル校は1月、欧米系は8月、オーストラリア系は1月、日系は4月と新学期のタイミングも違うので進学したい国のインター校を選んでおけば大学入学もスムーズに移行できるそうです。
日本に住んでいても子どもの教育について考えるタイミングはもちろんありますが、子どもが1才にして「どこの国の大学に進学するか」をもう考え始めなければならないのは、正直驚いています。
ただ、シンガポールは駐在員も沢山いて学校でも常に生徒の出入りがあるので、日本よりも転校や編入のハードルが低いと実感しています。なので通ってみて「ちょっと違うな」とか「将来の設定が変わってきたな」と思ったらフレキシブルに学校を変えることができちゃうんです。(実はこの4月からわが子も新しい学校に通う決断をしたのでそれについて次回お話しできたらと思います。)
鈴木ちなみ家はどうする?
選択肢が多い中で、大事だな〜と思っていることは、夫婦や家族で同じ方向を見て進学を考えるということ。もちろん子どもの意見は尊重しますが、わが家はまだ本人の意見を聞くのは難しい年齢なので「どういう選択をするのが子どもにとってベストなのか」をよく話し合います。
お話を聞いたママさんは、お子さんを現地の小学校に進学させる予定でしたが「私はジャパニーズの学校に行く!」と言ったそうで、日本人学校に決めたと言っていました。
現在のわが家は親の私たちが子どもにとってのベストを考えていますが、自分の意見を話せるようになったら子どもとじっくり話しながら進路を選択していけたらと思っています。
今月のちなみセレクション
ちなみさんの育児グッズのお気に入り♪を紹介します!
【今月のお気に入り①】少しずつお手伝いができるようになってきました
保育園で使う哺乳びんをバックに入れたり、洗濯機から洗濯物を取り出すお手伝いをしてくれるようになりました。
【今月のお気に入り②】家族で公園にお出かけ
初めての公園に行ったところ、物おじぜず遊具にぐんぐん登っていく姿にびっくりしました。
文・写真/鈴木ちなみ 構成/たまひよONLINE編集部
●記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。
鈴木ちなみ(すずき ちなみ)
©花盛友里
PROFILE
1989年生まれ。2008年モデルデビューし、ファッション雑誌「with」の専属モデルに。フジテレビ『めざましどようび』のリポーターをはじめ、テレビ番組やCM、映画などに出演。20年に結婚。21年9月、第1子出産。