フリーアナ吉田明世、2024年の今年の目標「目はかけるけど手はかけない!」
2024年もスタート!
今年は私、年女ということで、龍のように大空を舞いたい!そんな想いで、新年最初のコラムにて、今年の母としての抱負を記したいと思います!
現在、5才の女の子と2才の男の子のきょうだい育児に奮闘中のフリーアナウンサーの吉田明世さんの育児エッセイ第44回です。
子どもと向き合う時間を大切に!
これは永遠の課題ではありますが、今年は去年以上に、子どもと向き合う時間を大切にしたいと思っています。
朝のラジオの仕事を担当しているため、平日は毎朝4時に起きて家を出る、という生活を続けてまもなく3年が経とうとしています。当時息子が3カ月だったあの頃に比べると、生活リズムはかなり掴めたし、子どもたちもずいぶん成長したということもあって、最近はこの生活にもだいぶ慣れてきたように思います。寝ている時間を除いて、1日の中で子どもたちと過ごせる時間はたったの3時間、なんて日も多くあるのが現状です。今年はこれまで以上に、子どもと過ごす時間をただお世話する時間で終わるのではなく、子どもたちと心を通わせる時間にしたいな、と思っている次第です。
子どもの自立の邪魔にならないようにする!
私の子育ての反省点のひとつに、"手を貸しすぎて子どもの自立を邪魔をしてしまう"というところがあります。自分でも嫌気がさすのですが、せっかちなあまり、すぐに効率性を考えてしまい、着替えにしても、食事にしても、お風呂にしても、片付けにしても、「私がやってしまった方が早く終わる」という理由で、あれもこれも手を差し伸べすぎてしまっているのです。これでは、子どものやりたいという気持ちを減退させるだけでなく、自立のスピードを逆に遅めてしまっている。ということには随分前から気づいていました。
娘は来年の春には小学生ですし、保育園の準備などもそろそろ自分でできるようになってほしいという思いで接したところ、娘はずいぶんと自分のことを一人でできるようになってきました。
そして問題は息子…。彼自身が甘えん坊なのはもちろんですが、下の子ということもあるのでしょうか、なんでもかんでもついやってあげたいという気持ちが先行してしまい、ここまで、手を貸しすぎてしまいました。そしてそのせいで、片付けにしても食事にしても、まだまだ自立とは程遠い状況。せっかく、保育園の先生方が子どもたちの自立を促してくれているのに、それを母親である私がリセットしてしまっている、と言っても過言でありません。今年こそは、子どもの自立の邪魔にならないよう、目はかけるけど手はかけない!これをモットーに接していきたいと思います。
最後に、先日娘と話していた時のこと。いつもガミガミうるさい自分を反省し、「ママ、いつも怒っちゃったりすることがあってごめんね。」と伝えると、娘からは意外な答えが返ってきました。「ママが怒っても私大丈夫だよ!だって、ママは美味しいご飯を作ってくれるし、私が公園に行きたいって言ったら公園に連れて行ってくれるし、ママが本当は優しいの、私知ってるからさ!だから私はママのこと大好きなんだよ!」と。
何年経っても、こんな母親でいいのか、と不安に思い反省ばかりの毎日。こんな風に目標を立てても、きっと今年の年末にはまた、同じような反省しているのかもしれません。でも、こんな母でも、娘には愛情はしっかり伝わっていたことにとても安心しましたし、こんな風に私に寄り添って気持ちを伝えてくれる娘の成長にも感動したのでありました。
そんなわけで、世の中のお父さんお母さん、今年も今しかない子育ての瞬間を楽しみましょう!
本年もよろしくお願いします!
文・写真/吉田明世 構成/たまひよONLINE編集部
●記事の内容は2024年1月の情報で、現在と異なる場合があります。
吉田明世さん(よしだあきよ)
PROFILE
1988年生まれ。2018年5月に女の子を、2020年12月に男の子を出産した。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、東京FM「ONE MORNING」(月~金6時~9時)「THE TRAD」(月・火15時~16時55分)レギュラー。ほかにTV、イベント、コラム連載など幅広く活躍中。保育士資格のほか、絵本専門士の資格も取得。2022年、初の絵本「はやくちよこれいと」(インプレス)を出版。