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2歳までにほぼ全員が感染するRSウイルス感染症って? 1歳未満でかかると重症化するリスクも<PR>

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(写真左から)たまひよ編集部小山田、JOIN 事務局三澤千里さん、有光威志先生、JOIN 理事ゴーウィンかおりさん

赤ちゃんがかかりやすい感染症はたくさんあります。中でも、これまで秋~冬に流行していましたが、近年は春前から流行がはじまるRS ウイルス感染症は、地域によっても流行期が異なります。感染力がとても強く、0歳児は特に注意したいところ。 赤ちゃんだけでなく家族もつらい思いをしないように、感染症について知っておきましょう。

★記事の最後にアンケートご協力のお願いがあります。ぜひ最後までお読みください。

子どもの代表的な感染症や体験談を語る座談会を開催

感染症の中には、手洗いやうがいに加えて、ワクチンや予防薬で予防可能な感染症がたくさんあることを知っていますか。
革新的な医薬品や生命を守るワクチンを提供することで、幅広い疾患領域で患者さんへの貢献を目指している製薬企業サノフィが、ワクチンや予防薬で防げる感染症について知ってもらうために座談会を開きました。参加者は、慶應義塾大学医学部小児科 専任講師の有光威志先生と、日本NICU 家族会機構(JOIN)理事のゴーウィンかおりさん(5歳の男の子のママ)、JOIN 事務局の三澤千里さん(10歳の男の子のママ)とOさん(8歳と5歳の男の子のママ)です。

JOIN は、全国の子どもと家族(特に周産期医療を受けた子どもと家族。NICUでは、呼吸管理が必要な赤ちゃん、チアノーゼ(血流が悪く顔色や全身が紫色になっている状態)やうまれつきのさまざまな病気を抱えた赤ちゃん、超・極低出生体重児たちが保育器の中で、呼吸、心拍、体温、栄養を管理して育てられていきます。)と家族会の全国ネットワーク。2020年に設立され、現在は全国50以上の家族会情報などを提供している団体です。医療の質の向上に貢献することも目指していて、有光先生はその活動に参加されています。

子どもがかかりやすい感染症のうちワクチンや予防薬で防げる病気を「VPD」と呼びます (有光先生)

座談会はスライドを見ながらスタート。まずは感染症にはワクチンや予防薬で防げる病気とそうでないものがあるとのこと


「世の中にはたくさんのウイルスや細菌が存在し、人間に悪さをする感染症もたくさんあります。ママからもらった免疫が少なくなるにつれて、子どもは感染症にかかりやすくなってしまうのですが、ワクチンや予防薬による予防が可能な感染症もあります。それを「VPD※」と呼びます。
※VPD はVaccine(=ワクチン) Preventable(=防げる) Diseases(=病気)の略です。

感染力がとても強いRS ウイルス感染症もVPD の一つ。これまで秋~冬に流行していましたが、近年は春前から流行がはじまるRS ウイルス感染症。流行期には地域差もあり、1年中流行している地域もあります。 生後1歳までに半数以上の子どもが、2歳までにほぼ全員の子どもが、少なくとも1度は感染するといわれています。

症状は発熱、鼻水などの軽い風邪症状から重い肺炎までさまざまで、特に1歳未満で感染すると、細気管支炎や肺炎など重症化するリスクが高くなります。さらに、無呼吸発作や急性脳症などの命にかかわる合併症を引き起こすこともある病気です。現在は、早産や一部の基礎疾患のある2歳までの子どもには、RS ウイルス感染症の重症化を防ぐ注射薬を保険で投与することができます。また、重症化して入院する子どもの大半は、この注射薬について保険での投与対象になっていない子どもというデータもあります。

ちなみに、VPD ではない感染症には、突発性発しんや手足口病、マイコプラズマ肺炎などがあります」(有光先生)

え?ただの風邪じゃないの?RSウイルス感染症ってどんな病気?

息子が4歳のときRS ウイルス感染症で入院。隔離されて親の付き添いもできない状態に

参加者の一人、ゴーウィンさんはご自身の経験を語ってくれました。
「息子は854gの早産で生まれたので、感染症には特に注意が必要でした。そのため、2歳になるまではRSウイルス感染症の流行時期に、重症化を防ぐ注射薬を投与していました。2歳までかからなかったので、「もう大丈夫だろう」と思っていたのに、4歳になってから感染してしまいました。
その日は、激しいせきと高熱が続いたので、かかりつけの小児科を受診し、普通の風邪と診断されていたものの、その日の夜に急変。ぐったりする息子の様子を見て、「これはただごとではない!」とあわてて夜間救急外来を受診しました。
検査の結果、RSウイルス感染症とわかり、その場で入院となりました。しかも、RSウイルス感染症は感染力が強いため、息子は隔離されてしまったんです。コロナ禍でもあり、親の付き添いも許されず、1日数時間面会できるだけでした」

「入院して3日間くらいはぐったりして目がうつろ。どうなってしまうんだろうと、心配でたまりませんでした。4日目から少しずつ元気になっていきましたが、入院は10日にも及ぶことに。RS ウイルス感染症は怖い病気なんだと、身をもって経験しました」(ゴーウィンさん)

長男が1歳ごろRSウイルス感染症に。悪化すると怖い病気だとは知らず…

1歳だった長男の経験を語ってくれたのは三澤さんです。
「息子は1歳ごろからRSウイルス感染症を含め、一通りの感染症にかかったと思います。当時、保育園でRSウイルス感染症がはやっていたようで、せきが長びき、熱も出たのですが、入院するほどではなかったこともあり、重症化すると怖い病気だとは思っていませんでした。
ところが、2歳過ぎにインフルエンザにかかったときに熱性けいれんを起こしまして…。初めての経験だったので、とても怖かったことを覚えています。
RSウイルス感染症やインフルエンザだけでなく、感染症は悪化するととても怖い病気。子どもを感染症から守るには、親がそれぞれの病気のことをしっかり理解しておかなければいけないと、これまでの経験から感じています」(三澤さん)

長男が3回RSウイルス感染症に感染。「1回かかれば大丈夫」ではない病気だと思い知りました(Oさん)

Oさんの長男はRSウイルス感染症に3回感染!そのときの様子を語ってくれました。
「正期産で生まれた長男は、1回目は高熱とせきがひどく大変心配しましたが、幸い早く回復しました。2回目、3回目では早めに病院を受診しました。RSウイルス感染症は1回かかればおしまい、という感染症ではないので、ずっと油断ができないんだと実感しました。
一方、次男は471gの超低出生体重児で生まれたので、万一、RSウイルス感染症にかかったら怖いと理解していました。2歳になるまでは重症化を防ぐ注射薬を毎月投与していたのですが、保育園で流行し、2歳直前で感染してしまいました。高熱にぐったりする姿は見ている私もつらかったです。幸い入院には至らず、薬とホームケアで回復することができました」(Oさん)

RS ウイルス感染症の対策はどうしたら?

家庭内で広げないために必要なこととは?

「RSウイルス感染症はこれまで秋~冬に流行するとみられていましたが、日本では近年、流行が変化している傾向にあります。流行期は毎年異なるし、地域によっても異なります。RSウイルスの流行期を予測するのは難しいので、子どもをRSウイルスから守るには感染対策が欠かせません。
RSウイルス感染症は飛沫感染と接触感染によって広がるため、感染対策は手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒が有効です。鼻水やせきが出ている家族は家の中でもマスクをつけることも有用かもしれません。可能であれば、元気な子どもと過ごす部屋を分けるなどの対策も行い、家庭内でうつさないように気をつけましょう。お子さんがよく触るものは、アルコールティッシュなどでこまめにふくと効果的だと思います。」(有光先生)

感染症の流行時期は、帰宅後リビングに行く前に着替えを済ませたり、食事の時に座る場所 を工夫する等感染対策をしています

「わが家は、日常的に手洗い、うがい、アルコール消毒をするのに加え、感染症の流行時期はウイルスや細菌を家庭内に持ち込まないように、帰宅後はリビングに行く前に着替えを済ませたり、リビングはサーキュレーターを活用して空気がよどまないようにしています。
また、感染症にかかった際、隔離するのは難しい為、食事の時は風下側の席に座ってもらい、他の家族に飛沫が飛びにくくなるよう工夫しています。そのおかげか、家族間でのうつしあいは防げています。
次男は呼吸器が弱く、感染症にかかると重症化するリスクが高かったので、感染症対策にはかなり気を遣ってきました。小さい頃はとっても神経質に対策をしていたのですが、几帳面にやりすぎて疲れてしまって…。夫と話し合い、「これだけはやっておこう」という今の対策に落ち着きました。大人が感染対策について家庭内で同じ意識でいられると、防げる感染症がずいぶんあるように思います」(Oさん)

寝る前のタッチケアが日課です

「感染症に負けない体を作るには質の良い睡眠を取ることも大切だと思ったので、息子が10歳になった今も21時には布団に入り、足や背中をマッサージするのを習慣に。その日にあったことを話しながら優しくマッサージすることで、息子は心身共にリラックスでき、深い眠りに入れるようです。
息子と触れ合うことで私も癒され、忙しい1日をリセットできます。ほんの5分10分で親子ともに満たされるので、寝る前のタッチケアはおススメです!」(三澤さん)

RSウイルス感染症を予防するための選択肢が広がってきています

最後に有光先生からRSウイルス感染症が流行する前の注意点を聞きました。
「感染症が大流行すると受診するお子さんが急激に増え、診てもらうまでに院内で長時間待つことになり、その間に違う感染症をもらってしまう…というリスクも高まります。また、重症化して入院になった場合、院内感染を防ぐためにほかの病気の子を受け入れられなくなるなど、多くの子どもにとって望ましくない事態になってしまうことも。また、保育園で流行してわが子が感染すると、ご家族はお仕事や様々な予定を調整せざるを得ません。だからこそ、VPDはワクチンや予防薬を打って予防することがとても大切なんです。
これまでRSウイルス感染症の予防薬が使えるのは早産など重症化リスクの高いお子さんだけでした。今は、すべてのお子さんを対象にした効果が長く続く新たな予防薬(現在の保険適応は、早産など重症化リスクの高いお子さんのみ)や、母子免疫ワクチンなどの選択肢も広がっています。
RSウイルス感染症もこうして予防できる病気であることを、この機会にぜひ知ってください。現在、RSウイルス感染症の重症化を防ぐ予防薬は重症化リスクの高い子どもにのみ保険適応されています。すべての子どもにとって重症化して入院するリスクがありますので、公的枠組みの中で打つことが可能になる日が一日でも早く来ることを願っています」

提供/サノフィ株式会社
MAT-JP-2407286-1.0/11-2024

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