「ひらがな」「数」だけではない、年中さんに教えたい7つのこと

年中さんになると、手先が器用になったり、理解が深まったりして自分でできることがどんどん増えます。また「わかった!」「自分でできた!」がとてもうれしい時期なので、家庭で楽しく学びながら自信をつけさせてあげませんか。
年中さんの学習はどう小学校につながる?
さまざまなことに興味を持ち、考える力や理解力がぐんと伸びる年中さんは、学び始めに適した時期です。「ひらがな」「数」を重点的に教えるママやパパは多いのですが、せっかくなら年長さん・その先の小学校までの学習を視野にいれられるとなおよいですね。
年少さんの時期を経て、年中さんになると、なぜ? なに? という気持ちがさらに膨らみ好奇心の幅が広がり、周りにあるさまざまなものに興味を持ち、調べていくようになります。
その後、年長さんでは、小学校入学に備えて、少しずつ机に向かう習慣を作るようにすると、小学校入学時には学ぶことが好きになり、自分から机に向かえるようになるのです。
そのため、年中さんの今の時期はひらがな・かずなどの知識のインプットだけではなく、探求心や考える力など、小学校以降の土台となる力を作ってあげることが大切です。
1.ひらがな
年中さんは書くことに意欲が高まる時期なので、お手紙交換などをしながら、ひらがなを書く練習を! 楽しみながら学んで「書きたい気持ち」を引き出すことで、書く力がぐんぐん伸びます。
2.数
年中さんになったら「1・2・3…」と数字を読み上げるだけでなく、「分けるといくつ?」など数の感覚を身につけることも大切! 数の感覚は、手を動かしながら、実際に分けてみると理解しやすいです。
3.考える力
これからの学校教育は、思考力を伸ばすことに重点が置かれていくので、年中さんの今から、考える力のベースを作りましょう。答えが1つでないものを「どうしたらいいかな?」と考える力をつけることが必要です。
4.時計
年中さんの後半になると1日の時間の流れがわかってくるので、「3時はおやつ」「8時は寝る」など、まずはちょうどの時間と生活のルールを結びつけて教えましょう。そうした教え方を繰り返すと、時計が読めるようになるだけでなく、時間への意識も高まります。
5.社会性
少しずつ相手の気持ちに気づけるようになる時期なので、人のために行動し、喜んでもらえる体験をたくさんさせましょう。家庭ではお花に水をあげたり、食事の準備を手伝ったりするなどお手伝いを通して、ママやパパが笑顔で「ありがとう! 助かるよ」と言葉をかけてみて。
6.好奇心
年中さんになると「なんで?」「どうして?」が増えますが、好奇心は学びの原点。自分から気づく力・探求する力を伸ばすことで、年中さんの「知りたい!」気持ちを育みましょう。
7.英語
小学校3・4年生は英語は必須科目になります。そのため年中さんの今だからこそ、遊びを通して自然と英語に触れられる機会を増やしてあげたいですね。
やる気と意欲にあふれる年中さんを、さらに伸ばしてあげよう!
年中さんの学びは、少しずつステップアップすることで「できた!」という自信を積み重ねていくことが大切。自信がつくと「もっと学びたい!」という意欲が自然と芽生えていきます。
<こどもちゃれんじすてっぷ>は、年中さんが意欲的に取り組める13種のテーマでお届けします。
たとえば「ひらがな」は、あいうえお順でなく、「とめ・はね」「むすび」などポイントを絞って、上手に書けるように少しずつステップアップ。「書きたい!」という意欲を刺激します。


「数」は、ものの数と数字を一致させて数感覚を養うことからスタート。就学を見据えた年中さんならではのカリキュラムで、実際に手を動かしながら楽しく数の理解を深めます。


また「身近な生き物」「鳥の仲間」などをテーマに使ってじっくり観察し、違いに気づくことで、学びの原点となる好奇心を伸ばしていきます。

年中さんになると「鳥の耳ってどこにあるの?」「だんごむしって、手があるの?」など、「なんで?」「どうして?」が多くなってきて、答えに困ってしまうときも。しかし年中さんの「なんで?」「どうして?」は、心と頭が健やかに育っている証。そうした時期だからこそ、バランスのよい学びを心がけてあげてください。
取材協力/こどもちゃれんじ 取材・文/麻生珠恵
さらに詳しい情報は、<こどもちゃれんじすてっぷ>をチェックしてみて!

●記事の内容は2024年12月の情報で、現在と異なる場合があります。
●教材ラインナップ・アプリの利用期間・デザイン・名称・内容などは変わることがあります。
●タブレットはつきません。