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2人目妊活中のママに知ってほしい、葉酸のハナシ

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妊娠中に葉酸を摂取したことがあるママは少なくないはず! 筆者自身も息子を妊娠したときに、葉酸やマルチビタミンが摂取できるサプリを意識的に飲んでいました。ちなみに筆者は32才で初産。厚生労働省が発表した2015年の人口動態統計では、初産平均年齢が過去最高の30.7才を記録したそうです。

晩産化が進み初産年齢が高くなると、赤ちゃんの先天的な病気・障害が増えるなど、さまざまなリスクが伴うといわれています。今、妊活をしている人、2人目を考えている人にぜひ知っておいてほしいのが、「NTDs(神経管閉鎖障害)」のことです。

葉酸の摂取で発生リスクを減らせる「NTDs」とは?

※画像クリックで拡大表示可

「NTDs(神経管閉鎖障害)」は、脳や脊椎に発生する先天性の癒合不全。「無脳症」「脳瘤」「二分脊椎」*1などが含まれますが、なかでも日本での発生が最も多いとされるのが「二分脊椎」。まひによる運動・感覚障害、うんちやおしっこの排せつに障害が出ます。

アメリカやドイツなど欧米諸国では減少傾向にあるものの、日本では、2010年に1万人に6人近く発生しています*2。これから妊娠を予定している女性にとって、これは決して見逃せる数字ではありません。

図版提供/バイエル薬品 出典/International Clearinghouse for Birth Defects Surveillance and Research(ICBDSR). Annual Report 2013より作図、国際先天異常モニタリングセンター/JAOGの報告に基づく
1)日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会編: 産婦人科診療ガイドライン―産科編2014.
2)近藤厚生ほか: 日泌尿会誌2013; 104(4): 598-604.
*1 International Clearinghouse for Birth Defects Surveillance and Research (ICBDSR) Annual Report 2013
*2 近藤厚生ほか:日泌尿会雑誌2013;104(4):598-604.

妊娠1カ月以上前から妊娠3カ月までの間が大事!

おなかの中の赤ちゃんの神経管が形成される時期は、妊娠2週から妊娠6週末。
「NTDs(神経管閉鎖障害)」のリスクを下げるには、妊娠前から葉酸を摂取して、神経管が形成される時期に十分な葉酸濃度を得ておく必要があります。
妊娠を計画し始めたときから、日常的に葉酸を摂取しておくのがベスト。とくに第2子妊娠のときには、ママ自身の栄養のことをおろそかにしがち。筆者自身、出産後は自分の栄養面については無頓着なところがあり、ハッとさせられました。

葉酸を摂取するためには調理方法も注意

では、葉酸はどの程度、摂取すればいいのでしょうか? 
厚生労働省が発表したデータによると、18才以上の女性なら240μg/日が理想ですが、妊娠期は480μg/日と、2倍以上の量が必要です。
さらに、妊娠を計画中、または妊娠の可能性がある女性は640μg/日が推奨されています*3。

葉酸はブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。葉酸を含むビタミンB群やビタミンCは、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」なので、食材の水洗いや加熱、とくに「ゆでる」といったような長時間水にさらされる調理では失われやすいのが特徴です。そのため、葉酸を食事から効率よく摂取するには、できるだけ水にさらされる時間を短くし、「蒸す」「炒める」など、栄養が流れ出しにくい調理法の工夫が必要とされています。
*3:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会報告書(平成26年3月)

食品では補えきれない葉酸は、サプリで摂取するのが効果的

頑張って緑黄色野菜の調理方法を工夫して葉酸を摂取しても、実際に体内に吸収される量は半分。これは「生体利用率」といわれ、たとえば5gの栄養を取った場合に、葉酸の生体利用率が50%であると、実際に体に取り込まれる葉酸は2.5gになります。

一方、サプリメントに含まれる化学合成化された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸と呼ばれる種類で、生体利用率は85%と高い割合で体に吸収することができるそう。葉酸含有マルチサプリメントの摂取は、「NTDs」のリスクを低減。妊娠する1カ月以上前から推奨量を摂取することが重要だといわれています。最近では、製薬会社から品質の高いサプリメントも発売されています。

バイエル薬品の調べによると、妊娠を計画している女性の栄養サプリメントの使用率は、オーストラリア・中国・ロシアでは平均約50%であるのに対し、日本では10%ほどなのだそう。さらに妊娠中の使用率は、3国の平均約75%に対し、日本は25%とかなり低い割合になっています。
育児に追われていると、自分の食事や栄養がついおろそかになってしまいます。妊娠を考え始めたら、まずは日ごろの食生活の見直しや、葉酸が入ったサプリメントを取り入れることから始めるといいのかもしれませんね。(取材・文/本多恵、ひよこクラブ編集部)

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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