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内祝い濱口優さん・妊活振り返りインタビュー「今だから言える男性妊活。子どもが生まれて思うこと。」
更新
2022年7月に男の子が誕生し、パパになった濱口優さん。近年は男性妊活のセミナーなどにも登壇しご自身の妊活経験をお話しされています。
妊活で男性ができること、やるべきことは？ 夫婦円満の秘訣は？これから結婚・妊活をするみなさんに伝えたいことは？男性妊活の本音をたっぷり語っていただきました。
濱口優さんの妊活振り返りインタビュー『今だから言える男性妊活。子どもが生まれて思うこと。』。
今回お届けする＜前編＞では、南明奈さんとの結婚や妊活をスタートするまでのお話しを、妊活たまごクラブがお聞きしました。
『濱口優さん妊活振り返りInterview 今だから言える男性妊活。子どもが生まれて思うこと。』 #1
※参考：「妊活たまごクラブ 2023-2024年版」
「子どもが欲しい」は女性にとってプレッシャー！？
「若い頃から子どもは好きだったから、いつか自分の子どもが持てれば、とは思っていました。ただ、長く結婚には縁がなくて…」
20代の頃からお笑いコンビ「よゐこ」として活躍を続けてきた濱口優さんは、40代前半までを振り返り、そう語ります。年齢を重ねるにつれて、結婚もしていない、このままでは子どもはどうなるのか、と不安を覚えることもあったそう。
年齢を重ねると「どうすんのよ？」という周囲からのプレッシャーが。「俺の人生、失敗なんかな！？」と悩んだこともありました。
「同年代の人たちは20代や30代で結婚して、子どもも生まれて、僕から見れば人生の先を行っているわけです。そういう人たちから『もう50才も近くなってきたのに、どうすんのよ？』『今、結婚して子どもが生まれたとしても、もうそんな体力ないで？』『子どもが20才になる頃にはお前は…』みたいなことをずっと言われていました。僕だって何も考えていないわけじゃないのに、そう言われるたびに『俺の人生、失敗なんかな？』と思ったりして。ちょっと悶々としていましたね」
そんな悩める時期を経て、濱口さんはタレントの南明奈さんに出会い、2018年に結婚。46才のときでした。ところが、いざ結婚というとき、将来の子どもについて濱口さんからはほとんど話をしなかったといいます。それにはこんな理由が。
「男性が子どもを欲しい欲しいって言いすぎると、女性はすごくプレッシャーに感じちゃうというのを、テレビだったかマンガだったかで見ました。そのうえ、仲のいいスタッフさんからは『子どもがなかなかできなくて、実家に帰るたびに「子どもはいつや？」と聞かれるのが本当にしんどかった』なんて話も聞いちゃって。『これから先、もし結婚することがあって、子どもが欲しいと思っても口にするなよ。女性からしたらすごくプレッシャーになるから』と言われたことを、僕はずっと覚えていたんです」
妻に余計なプレッシャーはかけたくない。それに、どんなに望んでも授かれるかどうかはわからない。だから子どものことは心の中にそっとしまっておきました。
「妊娠って神秘的なものですよね。子どもが生まれることは奇跡でしかないから、もし授からなかったとしても、そういう人生もありだなと思っていました。そのときは子どもがいなくても2人で楽しめる人生を考えていこう、って…」
恥ずかしいものじゃない！精液検査は淡々と
ところが結婚後、夫婦の間に妊活の話題が出るようになると、濱口さんは真っ先に病院へ。医師の話を聞いた後、ブライダルチェックを受けました。その中には当然、精液検査も含まれています。
「精液検査を受けたのは『俺にも何かできることない？』と思ったからです。初めてだったから、もっと恥ずかしいものなんかなと思っていたんですけど、全然そんなことはなくて、血液検査とかと同じように淡々としていました。照れてた自分が恥ずかしいくらいに（笑）」
自分が想像していたよりもずっとライトな検査だった、と濱口さん。
「みんなに見られていないかなとか、看護師さんにどんなふうに思われているんやろとか、男子中学生みたいな気持ちでいたけど、そんなこと全然ない、普通でした。そりゃ向こうは仕事やからね（笑）。僕以外の男性も当たり前のような顔で受けていましたよ。サラリーマン風のかたがビジネスバッグを持って並んではって、『出勤前から精液検査！？』と驚いたくらい。颯爽としてはったんで、かっこいいなと思いました」
このとき48才になっていた濱口さん。精子の数や運動率など、検査の結果は…。
「年齢の割にはよかったみたい。結果がわかるまでちょっと怖かったですけどね。ただ、医師は『年齢で一概には言えない』と言っていました。若くても年がいってても、自分の精子がどうかは検査してみないとわからへんってことです」
では、もしも「精子の数が少ない」「運動率が低い」という結果が出ていたら、どうしていたでしょう？
「医師から最初に説明を受けていたんです。『結果がよくなくても、生活改善すれば大丈夫だから、そんなに悲観的に考える必要はない』って。検査で『今は悪い』という結果が出ても、それが今後ずっと悪いままだとは限らない。逆に今回いい結果が出ても、今後ずっといいわけではないかもしれない。だからもし結果が悪かったとしても、生活改善とか、自分にできることをやるだけだったと思います。病院で渡された紙には、生活改善のために『寝ろ』とか『タバコはやめろ』とか『運動せえ』とか、単純だけど『それがなかなかでけへんねん！』みたいなことがいっぱい書いてありましたよ（笑）」
濱口優さんのインタビュー＜後編＞では、濱口さんが妊活中の夫婦関係で実践していたこと、また読者へのメッセージをお聞きしました。
ぜひ、ご覧ください！
●濱口優 Profile
1972年、大阪府生まれ。1990年、有野晋哉さんとお笑いコンビ「よゐこ」を結成。数多くのバラエティ番組に出演し、人気お笑いコンビに。テレビ朝日系バラエティ「いきなり！黄金伝説。」では無人島生活企画において、素潜りで魚を捕るキャラクターで人気を集める。2018年にタレントの南 明奈さんと結婚、2022年7月に男の子が誕生。YouTube「濱口夫婦チャンネル」では南さんと2人で不定期配信中。
●撮影／Hananojyo
●スタイリスト／山崎康洋（ニューメグロ衣裳）
●ヘア・メイク／樅野知子
●構成・文／本木頼子
※記事掲載の内容は2023年2月25日現在のものです。以降変更されることもありますので、ご了承ください。
▼『妊活たまごクラブ2023-2024年版』は、妊活に役立つ情報が一冊に詰まった妊活スタートブック
