パンダも妊娠するって大変なんです★パンダのシンシン 妊活ストーリー
2017年6月に誕生し、明るい話題を振りまき続けているシャンシャン。ママのシンシンが出産するまでには数々のドラマがありました。癒やし系の写真とともに、パンダの妊娠に関するトピックスをお届けします。
2012年7月 第一子誕生するも1週間で亡くなる
2013年 交尾するも妊娠せず
2014-2016年 妊娠せず
2017年2月 リーリーとシンシンの交尾を確認
発情行動が見られたのち、オスのリーリーとメスのシンシンの交尾が確認できました。
2017年5月 シンシンに妊娠の兆候が!
2017年6月12日 シャンシャンを出産!
生後10日目、身体測定をしたときのシャンシャン。全体的にピンク色で、まだパンダらしさはあまり感じられません。
パンダも妊娠するって大変なんです
人間と大きく異なるところもあれば、似ているところもあるパンダの妊娠・育児期間。いずれにしても赤ちゃんに出会うまでが大変なのは、パンダも人間も変わらないようです。
01 発情期は3-5月
動物はある一定期間発情する単発情と、1年中発情を繰り返す多発情に分けられます。パンダは前者。後世にしっかり遺伝子を伝えるため、パンダが育児しやすい夏に向けて発情します。基本的に静かな動物ですが、発情期には恋鳴きと呼ばれる鳴き声を発したり、ほてった体を水につけて冷やす行動も。
02 妊娠期間は3-5カ月
冬眠中に出産・育児をするため小さく産んだほうが育てやすいクマ。クマ科のパンダには繁殖生理が受け継がれ、小さく産むため妊娠期間は短め。被食者(他の動物に食べられる動物)は生まれてすぐ外敵から身を守るため大きめに産みますが、パンダは捕食者なので小さく産んでも大丈夫。
03 1頭のパンダが生涯産むのは5-6頭
親子で行動する時間が長いパンダ。親子関係が長く続くため、親の目が行き届くよう生涯産む頭数は比較的少なめ。もしかして過保護なのかも!?
04 双子を産んでも1頭しか育てない
双子を出産しても1頭分の母乳しか出ず、基本的に1頭しか育てません。ただし動物園で飼育されているパンダが双子を産んだ場合、飼育員が2頭共授乳できるよう、入れ替え哺育で2頭共成長できるようにしています。
05 オスパンダは草食男子!?
単独行動の上、生息域に対して頭数が少ないので、そもそもパートナーに出会いにくいパンダ。さらにメスの発情期間が年に数日ととても短いのに、オスはメスの発情に気づきにくいのです。しかもメスもいい遺伝子を残したいので、選り好みがあるとのこと。ちなみにパンダは後背位で交尾するため、上野動物園ではオスの脚力を鍛えようとスクワットさせたそう!
06 偽妊娠とは?
交尾後、メスは食欲がなくなるなどの妊娠したような態度を見せることが。これが偽妊娠。人間の想像妊娠のようパンダを心待ちにしている飼育なんとも悩ましいですね。
07 やっぱり母体の健康が大事
母パンダが健康でないと、健康なパンダは生まれません。人間と同じで心身ともにストレスがない状態にしておくことが大事。
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赤ちゃんパンダの成長
草食動物と異なり、小さく生まれてあっという間に成長するのがパンダの特徴です。
誕生
誕生直後は全身ピンク色
白黒模様はなく、薄ピンク色。毛も生えておらず、まだ目も見えていません。
生後10日目
うっすら白黒模様が
この時期からパンダ特有の模様が出始め、毛も生え始めます。
生後1カ月~2カ月
目のまわりもパンダらしく
生後40日の身体測定での様子。両目がうっすらと開きかけています。
生後4カ月
しっかりとした歩き方に
足取りもしっかりと歩き始めます。歯も生えて竹をかむしぐさも見られた頃。
生後6カ月
竹を食べる練習開始!
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