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[妊活]イラストコラム・二度の子宮外妊娠を乗り越えて…新見文さんの「私が妊娠するまで」

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現在1才のお子さんがいるイラストレーターの新見文さんも妊活経験者。
二度の子宮外妊娠というつらい経験をした彼女から、赤ちゃんを待ち望んでいる皆さんへエールを送ります。

初めての妊娠は、「子宮外妊娠(※)」でした


初めて妊娠したのは22才のときです。ある日、レバーのかたまりのような血が出て、鎮痛剤を飲んでもいっこうに痛みが治まらない。あまりの激痛に耐えられなくなり、救急車をお願いして病院に行ったら、妊娠の陽性反応はあるけれど、子宮の外に妊娠していると。
そして右の卵管が破裂していたため、痛みがあったそうです。破裂した卵管を縫合しましたが、将来赤ちゃんができにくいかもしれない、と術後に医師から言われました。

※子宮外妊娠とは?

受精卵が子宮内膜以外に着床し、生育した状態のこと。このうち98%が卵管妊娠で、放置すると破裂して出血性ショックを起こすことがあり、緊急手術が必要となる場合もあります。

妊娠していることを知らずに宿った命。わき上がる母性本能の行き場のなさ

卵管内で妊娠した命は子宮に移植できません。その子はあきらめるしかありませんでした。妊娠していることに気づかないまま亡くしてしまったのに、母性本能がわあっとわいてきて、その行き場のなさをどうすればいいのか…。
すごくつらくって、1年以上泣き暮らすような日々でした。傷口がうずくたびに悲しかった。

本格的に妊活をスタート


その後、結婚し本格的に妊活に取り組み始めたのが2014年ころ。情報収集や基礎体温を測るなどの基本的なことのほか、クラミジアと淋病の検査、卵巣と子宮のエコーチェックも受けて、とくに問題ないとの診断でした。

治療にもなる「子宮卵管造影検査(※)」


医師から「検査でもあるけれど、治療にもなる」という子宮卵管造影検査(※)をすすめられました。検査のために卵管に液を通すので、卵管の通りがよくなり、検査後の半年は妊娠のゴールデンタイムといわれているそうです。
検査料も数千円ですし、受けることにしました。台のようなものに横になり、脚を開いて、液を入れられてレントゲンを撮りました。液を通している瞬間は一瞬でしたが、すごく痛かった。
結果は卵管の長さは通常、ただし左の卵管の通りがあまりよくないとのことでした。以前破裂したのは右の卵管。通りが悪いのは左の卵管。
私の卵管はどちらも大変な状態だったと知りました。

※子宮卵管造影検査とは?

子宮の入り口から管を挿入し、造影剤を注入して子宮腔の形状、卵管の通過性、卵管周囲の癒着などを調べる検査。造影剤を注入することで卵管の通りがよくなることもあります。

妊娠は神のみぞ知る。ゴールデンタイムを信じて


妊娠・出産って神の領域だから、どうなるかなんて全然わからない。卵管造影検査後の半年間がゴールデンタイムという先生の言葉を信じ、妊活を続けました。その4ヶ月後、2015年の夏に妊娠の陽性反応が出ました。

妊娠の陽性反応!でも…


そのころには産婦人科に通院していたので、妊娠検査薬で陽性反応が出てすぐに病院へ行きました。でも胎嚢の黒い丸の中に白く輝く小さなエンジェルリングが子宮では確認できない。
胎児の心臓は卵管で動いていて、またしても子宮外妊娠でした。

少しでも赤ちゃんと一緒に過ごせてよかった


そのときの気持ちは、だれにも助けようがないのでしようがない。最初の妊娠で子どもは私を悲しませるために生まれてくるわけではないことを心底理解していました。
今回も悲しむよりも、おなかの中の小さな命と出会えた喜びを大事にしました。最初の子宮外妊娠ですごく悲しかったのは、自分自身を確立できていなかったから。今は自分を好きでいられるし、その自分が6週間だけでも小さな命と一緒に過ごせた。
宿ったことはうれしかった、これからはもっと前を向こう、またきっと出会える。今回の妊娠は悲しいよりもありがとうのほうが大きかったです。

二度目の子宮卵管造影検査は武井壮さんの言葉をイメージ


二度目の子宮外妊娠後、卵管を休ませるために妊活を少しお休みし、2015年12月に再び卵管造影検査。
武井壮さんが「ストレスで胃に穴が開くのなら、いいイメージを持ったらいいほうに未来が開けるのではないかと思い、やってみたらそうなった」とおっしゃっていて。その考えを応用したら造影剤を通したときにも全然痛くなかったんです。
イメージって大事。結果、医師も驚くほど造影剤がするする通るほど、卵管がつるつるでした。

赤ちゃんに優しくするために、妊活は自分を大切にする練習


そのおかげか、2016年の夏に赤ちゃんを授かり、2017年の春、娘と無事出会うことができました。妊活は自分のことを洗いざらいにする経験でした。妊活って自分を見つめ直すレッスンなのかもしれません。

妊活を振り返って

思い返せばつらくて涙を流したこともありました。そのときの感情などを思い出しながら、私の妊活体験をイラストコラムにしました。
現在、妊活中の読者のかたも、時には自分の感情を距離を置いて客観的にみてはいかがでしょうか。そして自分が心地よいと思える時間を時々持っていただきたいな、と当時を振り返りながら思いました。

■イラスト/新見文
■構成・取材・文/津島千佳

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