妊娠後期に突入!出産に向けて専門家が考えるベストな過ごし方は?
SHansche/gettyimages
予定日まであと数週間…無事に出産の日を迎えたいですよね。出産を控えたこの時期に、何かやっておくといいことはあるのでしょうか。
親子のコミュニケーションや妊娠中の過ごし方に詳しい岡本依子先生がすすめするのは、おなかの赤ちゃんとママ自身のために、ストレスを減らし、笑顔で生活することです。
とはいえ、「具体的にはどんなことをしたらいいの?」というかたも多いはず。そこで今回は、先輩ママやプレママさんの体験談も合わせて、おすすめの過ごし方をご紹介します。
ストレスを溜めない生活を心がけて
妊娠中期から後期には、ストレス解消や運動、冷え・むくみ対策などに気を配るように健診などで指導されたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。それはママの健康はもちろん、赤ちゃんの成長にも大切なことだからです。
赤ちゃんは、ママの胎盤を通して、血液から栄養や酸素をもらうことですくすくと成長しています。だからこそストレスは大敵。ママがストレスフルな生活を送っていると、血液の中の酸素量が減少し、赤ちゃんにしっかりと酸素を送り届けることができなくなってしまうといわれています。
また、おなかの赤ちゃんが大きくなってくると、ママの下半身が圧迫されやすくなり、血流が滞りがち。そのためママ自身も、貧血やめまい、冷え、むくみに悩まされるケースが多くなります。
安心して出産を迎えるために、ママの心と体、そしておなかの赤ちゃんのためにもストレス発散や血行をよくする生活を送ることをおすすめします。
実際に、妊娠中のプレママ・先輩ママたちがやっていること・やったことをアンケート(※)で聞いてみました。「何をやったらいいかわからない!」というかたは是非参考にしてみてください。
※2022年2月実施・マクロミルインターネットリサーチ、回答数412(妊娠中のかた206名・0カ月~6カ月のお子さまをおもちのかた206名)
みんなが「リラックス&体調管理」のためにやったことは?
■オンラインでヨガレッスンを受講し、呼吸法やストレッチを日常的に取り入れました。(はなまさ)
■体調がいい日は20分程度のウォーキングをして、お産に向けて筋肉が衰えないようにしていました。(そばかすほっぺ)
■入浴後にストレッチを行うようにしています。(ゆーか)
運動や深い呼吸で酸素をしっかり取り込むように心がけているかたが多いようです。
さらに、お風呂で体を温めると血液の流れがよくなり、コリやむくみの改善や疲労回復につながります。お風呂にゆっくり浸かることも取り入れてみましょう。
みんなが「ストレス解消」のためにやったことは?
■赤ちゃんがというよりは、私自身がリラックスできる音楽を流すことで、お腹の中の赤ちゃんもすくすく育てばいいなと思って、リラクゼーションやメディテーション系の音楽をよく流していました。(はなまさ)
■好きな歌をカラオケアプリを使ってたくさん歌っていました。(あゆとママ)
昔は「胎教にいい曲を聴かせる」といったことが流行りましたが、おなかの赤ちゃんへの胎教の効果はまだわからないことだらけ。音楽を聞かせる効果も、実は明らかではないのです。ですから妊娠中に聞くのは、ママが心地よく過ごせるものでOK。アップテンポな曲調が好きでそれがママのストレス解消や楽しみにつながるなら、リラックス効果をうたう曲調のものでなくていいのです。
パパの関わりが安心感につながったという声も!
■夫は常におなかに触って赤ちゃんに話しかけてくれます。毎日胎児ネームを呼んで、会えるのを楽しみにしていることを伝えてくれます。(しぃぴ)
■旦那さんが朝晩の出勤時と退勤時におなかに挨拶してくれています。(くまぴ)
赤ちゃんの命を直接預かっているママはストレスや不安に直面しやすいもの。そんなとき、パパがママの体調やおなかの赤ちゃんの様子を頻繁に気にしてくれると、「一緒に育てている」という安心感や信頼感が芽生えやすいのです。つまり、パパのおなかの赤ちゃんへの関心は、ママのストレス解消にもつながるというわけです。
ここまで妊娠後期のおすすめの過ごし方をご紹介してきましたが、取り入れてみたいものはありましたか? 妊娠期は、運動などを取り入れながら健康的に、そしてママがプラス思考で過ごすことがとても大切です。
また、妊娠中におなかの赤ちゃんと音楽を楽しんだり、話しかけたりしておくと、産後も赤ちゃんとの遊びやスキンシップ、コミュニケーションがスムーズにできるというメリットがありますので、ぜひ無理のない範囲で、赤ちゃんとのかかわりを楽しんでくださいね。
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※ここでご紹介しているのは2022年4月2日~2023年4月1日生まれのお子さま向けの教材です。それ以外にお生まれのお子さま向け教材内容・デザイン等は異なります。
監修:岡本依子先生
Profile
立正大学社会福祉学部子ども教育福祉学科教授。専門は発達心理学。親子のコミュニケーションや子育て支援、海外の保育を中心に研究中。1男1女のお母さんでもある。共著に『エピソードで学ぶ 保育のための心理学』(新曜社)など。
取材・文/井上裕子(Cue's inc.)
取材協力/こどもちゃれんじ