マタニティパジャマは夏冬の素材選びも大事!特徴や選び方、おすすめ準備グッズも解説
マタニティパジャマは、妊娠中期頃から使える便利なアイテムです。産後まで役に立つため、出産準備として揃えておいて損はありません。この記事は、マタニティパジャマを選ぶ際のポイントや、代用できるものについて知りたい人向けに解説します。マタニティパジャマの特徴を知り、ぜひ出産準備に役立ててください。
マタニティパジャマとは
マタニティパジャマは、その名の通り、妊娠中の女性のためのパジャマです。妊娠中期頃から変化するおなかやバストに対応できる仕様になっており、出産後は授乳用パジャマとして着用できます。もっとも出番が多いのはお産入院中で、診察がしやすいように前開きになっているのが一般的です。授乳口がついているものも多く、授乳パジャマとも呼ばれます。
授乳だけじゃない!マタニティパジャマのメリット
マタニティパジャマについて、妊娠中・入院時・産後のそれぞれのタイミング別にメリットを解説します。
妊娠中のメリット
マタニティパジャマは、妊娠中の体がリラックスできるように、ゆったりしたサイズ感になっています。徐々に大きくなるおなかも圧迫されません。ワンピースタイプなら、お洒落な部屋着としても使えます。
入院中・出産時のメリット
入院中は、一日中マタニティパジャマで過ごします。横になったままでも着替えがしやすいように、前開きになっています。長めの丈ならズボンを履かなくてもよいため、内診や処置の際にズボンを脱ぐ手間が省けます。授乳口があれば、頻繁な授乳もスムーズです。マタニティパジャマを、入院準備アイテムとして必須にしている産科も少なくありません。
産後のメリット
産後は、2〜3時間おきに授乳します。授乳口があることで、泣いている赤ちゃんに素早く授乳できます。かぶりタイプのパジャマと比べ、服をまくる必要がないため、寒い日の夜に授乳させても、ママの体が冷える心配もありません。
マタニティパジャマの代用になるもの
前開きになっており、ズボンを履く必要がないくらいの長め丈であれば、マタニティパジャマの代わりになります。マタニティパジャマとの大きな違いは、授乳口があるかないかです。ウエスト周りに締め付けのないタイプのシャツワンピースや、男性用のシャツ、パジャマなどは、マタニティパジャマの予備として持っておくとよいでしょう。
長く使えるマタニティパジャマを選ぶポイント
産前から産後まで、長く使えるマタニティパジャマを選ぶためのポイントを解説します。
ズボンのウエストサイズ調整
マタニティパジャマのズボンは、ウエストのサイズ調整が可能です。ゴムで調節するアジャスタータイプと、おなかを覆う部分の布が伸縮するタイプがあります。妊娠中期頃から徐々に大きくなるおなかは、産後すぐには元に戻りません。ウエスト調節機能は長く役立ちます。
前開きでロング丈
マタニティパジャマは、入院中の診察や着替えをスムーズにするために、前開きが基本です。後陣痛やむくみ、帝王切開の傷の痛みなどでズボンを履けないこともあるため、ズボンを履かずにすむ長めの丈を選びましょう。
授乳口がついている
授乳口があると、授乳がスムーズにできます。授乳のたびにパジャマのボタンを外す煩わしさもなく、寒い時期でも、必要以上に肌を出さずに済みます。授乳口にはスリットやファスナー、スナップなど、さまざまなタイプがあります。バストの大きな人の場合は、授乳口がしっかり止まるタイプを選ぶと安心です。
天然素材が安心
マタニティパジャマは、綿などの肌触りのよい天然素材を主に使っているものがおすすめです。妊娠により肌が敏感になる人もおり、産後は赤ちゃんに直接触れるものでもあるため、やさしい素材を選びましょう。
大きなポケット付き
大きめのポケットは、入院中のトイレや赤ちゃん教室に移動するときなどに便利です。悪露用のナプキンやタオル、赤ちゃん用のガーゼなど、持ち歩くものは意外とあります。胸元にポケットがあるデザインであれば、下着をつけなくても見た目に響きにくいでしょう。
デザイン性
パジャマとはいえ、マタニティパジャマの場合はおしゃれ感も大切です。入院中や退院後など、家族や義両親と会う時にも、ルームウェアのようなデザインであれば着替える必要もありません。お気に入りのデザインなら、だっこした赤ちゃんとも気兼ねなく写真に写れます。
冬と夏で使い分け!マタニティパジャマの素材選び
季節に合わせた素材のマタニティパジャマを選ぶことで、より快適に過ごせます。季節ごとにおすすめの素材を解説します。
春夏のおすすめ素材
春夏に着るマタニティパジャマは、吸汗性のよい綿素材がおすすめです。妊娠による体型の変化や、産後の頻繁な授乳や赤ちゃんの抱っこ、慣れない沐浴など、少し動くだけでも汗ばんでしまうこともあるでしょう。真夏は半袖でも構いませんが、調整しやすいように羽織物があると安心です。
秋冬のおすすめ素材
秋冬であっても、厚手のマタニティパジャマを用意する必要はありません。病室の温度は一定に保たれており、フリースなどの化学繊維は静電気が起きやすいというデメリットもあります。春夏同様に、赤ちゃんの肌にも優しい綿素材がよいでしょう。長袖や七分袖で、伸縮性があると赤ちゃんのお世話も楽にできます。
マタニティパジャマの下はなにを着る?
マタニティパジャマのインナーは、産前は普段の生活で着用している下着で問題ありません。入院中は、股の部分が開くようになっている産褥ショーツが必須です。パジャマの布越しにバストラインが気になる人は、締め付けが少ない授乳用ブラジャーがおすすめです。秋冬の寒さや夏場の冷房対策として、腹巻きがあると重宝します。
マタニティパジャマは何枚用意するといい?
マタニティパジャマは、洗い替えも含めて2〜3セット用意しておけば問題ありません。入院中から、産褥期と呼ばれる産後1ヶ月程度は、ほぼ一日中パジャマで過ごします。赤ちゃんの吐き戻しなどで着替えることもあるため、多めに準備しておくと、より安心です。
おなか周りの負担や、授乳のしやすさから、産前から産後まで長く着る場合は、ルームウエアのような感覚で着られるデザインであれば、使い勝手もよいでしょう。
入院期間は5〜7日程度
出産の入院期間は、経膣分娩で5日程度、帝王切開で7〜10日程度です。入院の際のマタニティパジャマは、洗い替えや予備を含め、2〜3着程度が目安です。
マタニティパジャマと一緒に準備するといいもの
マタニティパジャマ以外にも、出産の入院ならではの、準備しておくと便利なアイテムを紹介します。
・産褥パッド(夜用ナプキン)
・生理用ショーツ
・母乳パッド
・着圧ソックス
・汗ふきシート
・退院時のママの服
産褥パッドは夜用ナプキンで、産褥ショーツは生理用ショーツでも代用できるため、足りなくなったときのために、入院用の荷物に入れておくと安心です。母乳パッドは、母乳の出がよいと、すぐになくなります。退院後も使えるため、多めに用意しましょう。
産前〜産後まで活躍!おすすめマタニティパジャマ3選
産前から産後まで長く使えるおすすめマタニティパジャマを3つ紹介します。
犬印本舗 fairy 授乳口つき天竺長袖襟付きパジャマ
前が全開するつくりで、スリットタイプの授乳口つきです。体型の変化に合わせて、ウエストのリボンでお腹周りのサイズ調節ができます。袖をロールアップするためのボタンがついていて、赤ちゃんのお世話や水仕事の際も袖が邪魔になりません。
【入院・産後も快適】授乳口つき吸汗速乾8分袖マタニティパジャマ
カットソー素材のマタニティパジャマで、レギンスのお腹部分は布がすっぽりと覆う伸縮タイプです。ゴムを使っていないため、締めつけ感がありません。マタニティパジャマと、たまひよ人気No.1抱きまくらのセットです。
ムーミンベビー 授乳しやすいリラックスルームワンピース
ムーミントロールのバックプリントがかわいいマタニティパジャマです。カットソー素材のゆるっとしたシルエットのワンピースなので、おしゃれなルームウェアとして着ることができます。スナップ仕様で深く前が開くため、授乳もしやすいです。
文/たまひよONLINE編集部
マタニティパジャマは、入院中だけでなく、妊娠中から産後まで長く使えるアイテムです。ポイントを押さえて、お気に入りのものを選びましょう。洗い替えも含め、2〜3枚用意しておくと安心です。
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