【医師監修】妊娠初期(妊娠2・3・4カ月)に気をつけることは? やっていいこと・ダメなことQ&A【ママの体の気がかり・胎動・胎教】
妊娠初期ママは、日常生活のいろいろなシーンで「おなかに赤ちゃんがいるのに、これってやっていいのかな? ダメなのかな?」「これって妊娠中どうなの?」と気になることがあるはず。そんな疑問の数々を帝京大学医学部附属病院、総合周産期母子医療センター長、笹森幸文先生に聞きました。今回は、ママの体の気がかり「胎動・胎教」に関するQ&Aです。
【Q1】胎動はいつごろ感じられるようになるものでしょうか?
【A】ママの脂肪のつき方や、羊水量によって感じ方が違い、個人差がありますが、妊娠初期は難しく、妊娠19週前後から感じる人が多いようです。胎動をあまり感じられないとしても、健診で赤ちゃんの元気な様子が確認できれば心配いりません。
【Q2】「胎動が激しいと男の子」と聞きましたが本当?
【A】男の子は動きが激しく、活発なイメージもありますが、胎動が激しいからといって、男の子だとは言いきれません。胎動の感じ方には個人差があり、人それぞれ。激しい胎動でも女の子の場合はあります。
【Q3】胎教のためには、クラシック音楽を聴いたほうがいい?
【A】モーツァルトの楽曲はそのテンポと音階を、赤ちゃんが好むといわれています。ですが、聴き慣れないクラシックを無理に聴かなくても大丈夫です。ママがリラックスして過ごすことが大切です。
【Q4】パパとけんかすると、胎教によくないですか?
【A】ママのイライラが赤ちゃんにも影響します。なるべく穏やかな気持ちで過ごせるようにしましょう。妊娠7 カ月ごろには、赤ちゃんはママやパパの声を識別できるようになり、けんかをしている声も聞こえるように。
参考/『初めてのたまごクラブ』2023年春号
●記事の内容は2023年5月の情報で、現在と異なる場合があります。