【妊娠日記8カ月】家族の思い出がどんどん増えて幸せです<柿木麻里さん第4回>
妊娠中のリアルな生活や体の変化を追いかける「たまひよ妊娠日記」。
妊娠29週の柿木麻里さんは、念願の結婚式も無事終わり、ほっとひと息。生活も普段モードに戻ったそうです。妊娠後期に入り、超音波検査時には赤ちゃんの成長にびっくりしたり、安心したり。「初期から現在までの超音波写真を見た夫が、『こんなに大きくなったんやな〜。大きくなってくれてありがとう』とおなかに話しかけてくれて、ほっこりしました」。
柿木麻里さん(34才)
第1子妊娠中。美容医療クリニックのカウンセラー。趣味はお友だちとのカフェ巡り。妊娠判明後に、結婚予定だったパートナーと入籍。妊娠7カ月のときに子育てのことを考えて転居しました。33週から産休に入る予定。「仕事柄、美容関連の話題にもアンテナをはっています」。
結婚式を挙げることで、夫婦の絆(きずな)が深まりました。
先日、結婚式を挙げました。結婚式の前には引っ越しもあり、この半年はいろいろな準備でめまぐるしい毎日でしたが、やっとひと息つくことができそうです。妊娠してからの私は疲れやすくなり、メンタル面にも波があってイライラすることもあったのですが、夫が理解し、支えてくれたので乗りきることができました。短い間に、引っ越しと結婚式を2人で協力しながら手配をすることで夫婦の絆(きずな)も強まった気がします。挙式のとき、感極まった夫の涙を見て、妊娠判明からこの日までのいろいろな思いがよぎり、胸にせまるものがありました。挙式終了後、緊張が解けたのか少し体調が悪くなったので休憩を取りながら、ウェディングフォトの撮影やそのほかの進行を進めてもらいました。産休に入るまでの期間も少しバタバタしそうですが、赤ちゃんを胸に抱く日のことを考えると自然にパワーがわいてきます。
結婚式の日に、うれしいサプライズが!
結婚式は私の誕生日! 夫と妹が計画してくれて、私の誕生日をサプライズパーティーでお祝いしてくれました。遠方から駆けつけてくれた親せきも一緒にお祝いしてくれて、感動。たくさんのおめでとうの言葉やお祝いをいただき、これまでの私の人生が祝福されているように感じられて、とても幸せな1日になりました。
物忘れが多いのも、妊娠と関係が?
以前より、もの忘れが多くなりました。やろうと思っていたことを完全に忘れていて、夫に「あれ、どうした?」などと聞かれて思い出すこともしばしば。最近は、「To Do リスト」を作ったり、思ったことをすぐメモに書くようにしたりして対策をしています。
夫婦水いらずで誕生日ディナーを満喫
夫婦2人で、私の誕生日ディナーへ。以前から私が行きたいと言っていたイタリアン・レストランを夫が覚えていてくれたのがうれしかったです。
マタニティーウエアはいまだ、購入せず
それほどおなかまわりが大きくないのでマタニティーウエアは購入せず、おなかまわりがゆったりしたワンピースなどをよく着ています。見た目ではわかりにくいみたいで、服の上からおなかに手を当てて、おなかを強調して見せると、友人に「ほんまや〜! 少しふくらんでるね!」と驚かれます。
柿木麻里さんの体重変化
最近、イベントが続き外食も多かったのですが、体重管理は順調。ごちそうを食べるときは心ゆくまで楽しんで、イベント前後の食事のカロリー調整をしたり、体を動かすなどして、体重管理をしています。
[産婦人科医・中川先生のQ&A]柿木さんの妊娠中の悩みをPick Up!
【Q】物忘れがあります。
物忘れが妊娠前よりあるのですが、妊娠と関係ありますか? 出産後は元に戻るのでしょうか。
【A】ホルモンバランスの変化と睡眠不足が原因かも
物忘れには2つの原因が考えられるかと思います。
1つ目はホルモンによる影響。妊娠中はホルモンバランスが変化することで自律神経が乱れ、注意力が散漫になるといわれています。
もう1つの原因は睡眠不足によるもの。妊娠後期になるにつれ、徐々に睡眠時間が短くなったり、睡眠自体が浅くなったりと変化するため、睡眠不足からくる物忘れも起こり得ると思います。
物忘れは、産後、ホルモンバランスが正常に戻るころ(遅くても生理が再開するころ)には回復すると思いますが、そのころには「子育て」という別の理由で寝不足になったり、疲れが取れなくなったりするので、これらが物忘れの新たな原因となり、症状が戻ったことを体感できないかもしれません。
監修/中川一平先生(産婦人科医・帝京大学医学部附属病院 産婦人科)
まとめ/西岡範子、たまごクラブ編集部
●掲載している情報は2023年7月現在のものです。