妊婦が外出時バッグに入れておくべき物は?【妊娠中の防災:グッズ編】
おなかの赤ちゃんのためにも、妊婦さんは日ごろから災害について対策が必要です。妊婦さんならではの防災対策をして、しっかり準備しましょう。
日ごろから防災を意識することが大切
おなかが大きい妊婦さんは、いざというときに機敏に動くことが難しく、おなかの赤ちゃんを守るためにも、妊娠前以上に防災意識を高く持つことが大切です。
まずは地震や火災が起きたときのために、自宅や外出用バッグに防災グッズの用意をしておきましょう。
そして、地震などでものが落ちてくるのを最小限にするため、普段から部屋のものはできるだけ減らし、整理整頓をこころがけて。
掃除のときは、差しっぱなしのコンセントプラグの掃除を習慣化するのもお忘れなく。
また、消火器や防炎素材の製品を購入したり、引っ越す予定の人は耐震性も考慮に入れて住宅を選びましょう。
普段から防災グッズを持ち歩こう!
外出中に災害が起こったときや、自宅からすぐに出なくてはいけないときのために、普段持ち歩いているバッグの中に、最小限のグッズを用意しておきましょう。
煙や感染症を防ぐマスク、おしもの衛生確保のための洗浄綿や生理用ナプキン、自動販売機や公衆電話で使う小銭、水分・栄養補給ができるゼリー飲料、危険を知らせるための笛などの用意を。
普段からバッグに入れて、備えておきましょう。
また、最近では近くの避難所や病院、天気などが検索できるアプリも多くあります。
スマートフォンにダウンロードして、初期設定しておくとGOOD!
■バッグの中に入れておきたいグッズはこちら
●母子健康手帳
●健康保険証
●ゼリー飲料(1個)
●マスク(2枚ほど)
●小銭(10円玉、100円玉を500円分ほど)
●笛(アプリをダウンロードしてもOK)
●洗浄綿(5枚ほど)
●生理用ナプキン、またはおりものシート(2枚ほど)
●携帯用コンパクトトイレ
●防災用アプリ
●携帯の充電バッテリー
自宅にも防災グッズを備えよう
災害が起こった場合、とくに都市部では避難所が不足すると言われています。
その場合、自宅に滞留することも考えられます。
いざというときに備えて、自宅では家具の転倒防止用のグッズなどを使って安全性を高めつつ、滞留するための防災グッズや食料を備えておきましょう。
■自宅に常備しておきたい防災グッズ
●災害用トイレ
…トイレが使えないときのために1週間分ほど用意すると◎
●応急処置道具
…ガーゼや包帯、三角きん、消毒薬など
●防災ライト
…ランタン(ランプのようなもの)がおすすめ。ソーラー式だとなおよし!
●携帯ラジオ
…手回し式やソーラー式だとGOOD
●飲料水
…1人につき、1日2リットルのボトル1本分以上あると◎
●災害用浄水器
…くんできた水や古くなった水を浄化できる機能のある小型のものでOK
●掃除道具
…ガラスなど回収できるように、ガラ袋、ほうき・ちりとり・粘着テープ・ブルーシートなど
●ウェットタオル
●抗菌・消臭スプレー
●持病の薬&コンタクトレンズ
●日常食材を多めに備蓄(卓上カセットコンロで調理)
妊娠後期になったら赤ちゃんグッズの準備も
産後は忙しく、なかなか防災グッズの準備はできないもの。
妊娠後期になったら、上記のほかに、赤ちゃんのための防災グッズも準備しておきましょう。
■妊娠後期になったら用意しておくもの
●おくるみ
●紙おむつ
●おしりふき
●スティックタイプのミルク
●使い捨て哺乳びん
●ベビー肌着&ウエア(帽子、靴下含む)
●授乳ケープ
●ガーゼ
●抱っこひも
●赤ちゃん用綿棒
●赤ちゃん用バスタオルと沐浴布
いかがでしたか? ひとりの身体ではないからこそ、もしもの場合に備えて普段から防災を意識して行動しましょう。(文・たまごクラブ編集部)
監修/ 危機管理教育研究所代表 危機管理アドバイザー 国崎 信江さん
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。