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息を吐くだけで安産に!?【妊娠12週】から始めるソフロロジー出産の呼吸法

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お産のときに「呼吸が大事」というのは、妊婦さんなら1度ならず聞いたことがありますよね。
「呼吸は無意識にできるものだから大丈夫」と思ったら大間違い!
お産が始まると、極度のストレスでふだんどおりの呼吸ができなくなってしまうこともあるんです! 
だからこそ、妊娠中からの練習&イメトレが大切。
今回は、呼吸の力を最大限利用して安産を目指す「ソフロロジー出産」の呼吸法を紹介します。

お産に呼吸はなぜ大切?

多くの人が「お産は痛くてつらいもの」と、ネガティブなイメージを持っているのではないでしょうか。
そのようなイメージのままでお産本番を迎えると、陣痛の痛みで体がこわばり、呼吸が乱れがちに。
呼吸がうまくできないと、体内に酸素を取り込めない→子宮に向かう血液の流れが悪くなる→子宮環境が悪化、さらにはママの身体の筋肉が硬くなり、骨盤が広がりにくくなるなど、お産が長引く原因にもなります。
また、長く体がこわばっていると、エネルギーを消耗しやすく、お産が進んでいざいきみたいときに体力が残っておらず、うまくいきめないことも。

このような悪循環を回避させる方法として有効なのが、“呼吸”です。
ゆっくり吐くだけの呼吸をすることで体がリラックスした状態になり、この状態を維持できれば脳内に幸せホルモンと呼ばれている“β-エンドロフィン”が出ます。
β-エンドロフィンが出ることによって陣痛の痛みが緩和され、お産がスムーズになりやすいのです。
また、副交感神経(リラックス神経)が作動して、精神的にもリラックスさせてくれます。

ソフロロジー出産ではこの法則を応用し、“意識的に息を吐く呼吸法”を妊娠中から練習することをすすめています。妊娠中から繰り返し練習することで、お産本番でリラックス状態を保つことができると考えられています。

ソフロロジー出産の呼吸法とは?

呼吸法でいちばん大切なのは、腹式呼吸を意識すること。
より多くの空気を取り込め、おなかの赤ちゃんにも新鮮な酸素をたくさん送り届けることができます。
次に紹介する呼吸法を今から練習して、お産をリラックスして迎えられるようにしましょう。

ろうそくの火を吹き消すように吐く

呼吸法のポイントは2つ。
①呼吸しやすい姿勢をとる
②吐くことに集中する

①のためにまず、あぐらをかくか、いすに座り、肩の力を抜きます。背中と腰は反っていると呼吸が浅くなるので、軽く丸めます。これで呼吸法をする準備を整えます。

次におなかに軽く手をのせ、②を行います。コツは、ろうそくの炎がゆらぐくらいの強さで、細く長くフーッと息を吐くこと。吐ききったら、おなかをふくらませるように意識しながら息を吸い、また同じように吐きます。
人は息を吐けば自然と吸うことができるので、吸うことはあまり意識しなくてもOK。
「吐いて吸うこと」を1セットとして「1日5、6回」気がついたときに行ってみましょう。
この呼吸法は【妊娠12週】から実践できるので、毎日練習して体に覚えさせてしまえばひと安心。
お産本番でうまく呼吸できて、安産を目指せるようになります。

いかがでしたか? 
呼吸がうまくできれば、安産になりやすいことがわかっていただけたでしょうか。
呼吸法はすぐに実践できる簡単なものなので、今すぐトライしてみて!(文/たまごクラブ編集部)

監修/オーク クリニック フォー ミズ病院 院長 森本 紀先生

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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