ベビーカー選びで迷ったら…失敗しないチェックポイント10
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大物育児グッズのベビーカーは、慎重に選びたい! でも、いろいろな種類があって、どれがいいのか迷っちゃう…という声も。そこで、ベビーカー選びのチェックポイントを紹介します。
まずは知っておきたい!ベビーカーの使用期間
ベビーカーは、一般的に、低月齢から乗せられるものほど装備が充実し、本体が重くなる傾向があります。
新生児から使えるタイプは、別売りのベビーシートやキャリーコットを装着するものが主流。ベビーカーから取り外して、車のチャイルドシートやベビーキャリーとしても機能もあり、これを「トラベルシステム」といいます。
生後1カ月ごろから使えるタイプは、シートを深く倒すことができ、まだ首が安定しない赤ちゃんを寝かせた状態で乗せられます。ママやパパが赤ちゃんの背中側に立って押す「背面式」と、向かい合わせでも押せる「両対面式」があります。
腰がすわる生後6~7カ月ごろから使えるタイプは、シートのリクライニング角度が浅くなります。「B型」や「バギー」と呼ぶことも。「背面式」が主流で、軽量&コンパクトなものが多く、比較的安く購入できるメリットがあります。
ベビーカーを買うときにチェックするポイント10
使用期間がイメージできたら、店頭で実際に見てみましょう。チェックしたいポイントは次の10項目です。
□1.ほろ
日ざしを遮るほろは、赤ちゃんの顔だけ覆うものと体全体をすっぽり覆うものがあります。実際にほろを下ろして、大きさや角度をチェックして。メッシュ窓がついていて、ベビーカーを押しながら赤ちゃんの様子が見られるものもあります。
□2.シート
振動を和らげてくれるクッション性は重要。また、赤ちゃんは汗っかきなので、通気性も要チェック。取り外して丸洗いできるものもあります。シートベルトの装着方法もベビーカーによって異なるので、実際に試してみて。
□3.シートの高さ
シートが高いほど、赤ちゃんを地熱やほこりから遠ざけることができます。ハイシートは、押しているときにママやパパと赤ちゃんが近い、乗せ降ろしがラクというメリットも。高さだけでなく、安定感もチェックして選んで。
□4.ベビーカーの高さ
ベビーカー全体の高さも要チェック! 小柄なママだと、背の高いベビーカーは持ち運びが大変かも。でも背の高いパパには◎。車に積むときや、自宅に収納するときを想定して、スペースに納まるかどうかも要チェック!
□5.自立性
玄関に置くときや、電車やバスに乗ったときなど、ベビーカーを折りたたむことがあります。自立するベビーカーが主流ですが、中には自立せず、立てかけておくタイプも。自立タイプは、倒れずに安定するかもチェック!
□6.荷物かご
赤ちゃん連れの外出は荷物が多くなりがち。荷物かごの収容力も見逃せません。とくに、日常的にベビーカーで買い物に行く予定の人、上の子がいる人は重視して。荷物を入れたまま、たためるベビーカーもあります。
□7.タイヤの大きさ
タイヤが大きめだと、ベビーカー自体が重くなる傾向にありますが、安定感や走行性に優れているというメリットが。段差の衝撃も少なめです。空気入れなどメンテナンスの必要なものもあるので、確認を。
□8.横幅
よく通る歩道の幅に無理のないサイズを選んで。さらに、電車をよく使う人は、「駅の改札が通り抜けられるか」を、日常的にベビーカーで買い物に行く人は「スーパーのレジが通り抜けられるか」をチェック!
□9.たたみ方
片手で赤ちゃんを抱いたまま、逆の手でベビーカーをたためると便利。店頭で試してみて。ハンドルも折りたためて、さらにコンパクトになるものや、持ち運びに便利なグリップやストラップつきのものもあります。
□10.対面方式
赤ちゃんの背中側から押す「背面式」と、向かい合わせにもなる「両対面式」の2種類があります。低月齢のころは、対面にできたほうが顔が見えて安心。両対面式は、ハンドルの切り替え方法や対面したときの走行性もチェック。
高額商品のベビーカーは、店頭で一度は実際に見て選んでみて。そのときにぜひ役立ててくださいね。(文・たまごクラブ編集部)
■参考:『たまごクラブ』2019年2月号「売れてるベビーカー、編集部がガチ比較!」特集より