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ベビーカーでのエスカレーター利用はNG!?ほかに手段がないときはどうする?

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Kyryl Gorlov/gettyimages

赤ちゃんとベビーカーでお出かけしている移動中に、「エレベーターがなくて困った」という経験はありませんか? エレベーターを使わずにエスカレーターを利用したことによるベビーカーでの事故が発生しています。ベビーカーを折りたたまずにエスカレーターに乗っていいのか、安全に利用する方法はあるのかを、小児科医で事故予防の啓蒙活動を行っている山中龍宏先生に伺いました。

ベビーカーに赤ちゃんを乗せてのエスカレーターの利用はNG

赤ちゃんとのお出かけで困るのが、駅やショッピングモールの階段やエスカレーター。最近ではエレベーターの設置が進んでいますが、まだまだ不便と感じることが多くあります。

エスカレーターの業界団体・日本エレベーター協会によると、ベビーカーでのエスカレーター利用は原則禁止。理由は「バランスを崩すと転倒する恐れがあるから」とのこと。ベビーカーの取扱説明書でも警告されています。

確かに、3才の子をベビーカーに乗せたまま下りエスカレーターに乗って、子どもが前に放り出された事故(消費者庁調べ)や、下りエスカレーターの降り口手前でベビーカーのバランスが崩れ、ベビーカーが前に転倒しけがをした事故(東京消防庁調べ)が報告されています。

係員やまわりの人に声をかけて

荷物が少ない場合はベビーカーを折りたたんで赤ちゃんを抱っこし、エスカレーターに乗ることが可能ですが、荷物が多い場合はそうもいきません。施設の係員やまわりの人にお願いをして、ベビーカーを運んでもらうのもいいかもしれません。

もちろん、エレベーターの利用がベストですが、いつもエレベーターがあるとは限りません。エレベーターが故障している場合などもあるでしょう。

そんなやむを得ない事情でどうしてもエスカレーターを使わなければならない場合は、どうしたらいいのでしょうか? 子どもの事故に詳しい小児科医の山中龍宏先生は「事故のリスクが伴うことをしっかり知って、利用してほしい」と言います。

「ベビーカーが転倒すると赤ちゃんが投げ出され、けがをするケースがあります。腰、両肩を固定できる5点式のシートベルトがついているものを使って、必ず装着を。とくに下りのエスカレーターが危険なので、乗る前には装着できているかしっかり確認するといいでしょう。赤ちゃんが死亡する事故はまだ起きていませんが、シートベルトの装着が不十分だと、重大な事故につながる可能性はあります」(山中先生)

混雑している時間帯は避け、時間に余裕を持って出かけることも事故予防には大切。臨機応変にいきましょう。

こんな人が増えたらいいな。ママたちの救世主!“ベビーカーおろすんジャー”

2012年ごろから、東京メトロ「方南町駅」東口の階段で、ベビーカーを改札まで下ろす活動を続けている“ベビーカーおろすんジャー”さん。もともと方南町駅には階段しかなく、ベビーカーでお出かけする近所のママたちは、わざわざ隣駅を利用していたとか!? 

「バッジを作って、困っているお母さんたちに配っていた時期もあります。知り合いのサラリーマンに“このバッジをつけている人がいたら、ベビーカーを下ろしてあげてね”と声をかけていたら、知り合いから“気配りしてくれる人が増えたよ”と言われました」(ベビーカーおろすんジャーさん)

今後もマイペースで活動を続けていきたいと語るおろすんジャーさん。最後に「後ろを歩いている人がベビーカーを下ろすルールにしちゃえばいいのに…」と、これはナイスアイデアですね!

関連:海外では当たり前!?「公共の場所での授乳」について産婦人科医・吉田穂波先生に聞きました

ママたちの間で話題になっていることから時事ネタまで、子育てに関するニュースを掘り下げる、ひよこクラブ人気連載「子育てトピックス」。読者に人気のテーマを、毎月ネットでも紹介します。2018年12月号のトピックは、「A I 時代の親力のこと」。チェックしてみてください!(取材・文/ひよこクラブ編集部)。

■監修:山中龍宏先生
NPO法人Safe Kids Japan理事長。小児科専門医。緑園こどもクリニック院長。1974年東京大学医学部卒業。30年以上にわたり、子どもの事故予防のための啓発活動に尽力されています。

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