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「ダボーッと涙が出る」「嗚咽をこらえるのが大変」など、読み聞かせをしていると泣いてしまう絵本。ママたちの声。

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Image Source/gettyimages

「子どもに読み聞かせしていて、自分が泣いてしまう絵本はありますか?」という声がママたちの口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。約90年も語り継がれる名作から、東日本大震災を描いた感動の作品まで、さまざまなタイトルの名があがりました。

母なら涙なしでは読めない親子愛

『ちょっとだけ』 作/瀧村有子 絵/鈴木永子(福音館書店)

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弟が生まれて、お姉ちゃんになったなっちゃんは、ひとりでやろうと頑張るけれど、眠くなった時だけお母さんが恋しくなります。長女のせつない気持ちと成長を描きます。

「長男長女どちらかがいて、下に赤ちゃんが生まれた環境の方は涙腺崩壊です」

『おこだでませんように』 作/くすのきしげのり 絵/石井聖岳(小学館)

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妹を泣かせて家ではお母さんに、女の子や友だちを泣かせて学校では先生に怒られてばかりの男の子。七夕の短冊に一文字一文字けんめいに書いた「おこだでませんように」から、大人たちは不器用な男の子の心を知ることとなります。

「読み聞かせイベントで聞いて、涙が止まりませんでした。帰りに本屋で買いました。今でも泣けます」

『おまえ うまそうだな』 作・絵/宮西達也(ポプラ社)

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卵の時に草食恐竜のマイアサウラの母親に拾われて育てられた、肉食恐竜のティラノサウルスのハート。成長して自分の正体を知り、育ての母と兄弟の元を離れてひとりで生きていく決意をします。そんなときに孵化したばかりのアンキロサウルスの赤ちゃんと出会い「おまえ、うまそうだな」と、食べようとしますが……。

「ハートの優しさに涙が止まりません」

「読み聞かせをしながら泣いてしまったのは、後にも先にもこの1冊だけです」

家族であり、大切なペットとの「別れ」を考える絵本

『ずーっとずっとだいすきだよ』 作・絵/ハンス・ウィルヘルム 訳/久山太市(評論社)

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犬のエルフィーと一緒に育った“ぼく”。毎日一緒に遊んで、一緒に夢を見た。ぼくの身長がぐんぐん伸びると、エルフィーは寝ている時間が増えて散歩も嫌がるようになり、そしてある朝、天に召されていた。深い悲しみの中で、ぼくをなぐさめてくれたものとは。


「我が家にも犬や猫がいるので感情移入してしまいます。この絵本を読んでから『ずーっとずっと大好きだよ』って言ってます」

『いつでも会える』  作・絵/菊田まりこ(学研)

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大好きな飼い主みきちゃんを突然亡くした愛犬シロ。死を理解できないシロは、来る日も来る日もみきちゃんを探し続けます。


「10年以上前に、テレビコマーシャルで松嶋菜々子さんがダボーッと涙を流しながら読んでて、大げさだなぁと本屋で立ち読みして、ダボーッと泣いてしまいました」


戦争の怖さと平和の尊さを伝えます

『かわいそうなぞう』  作/土家由岐雄 絵/武部本一郎(金の星社)

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第二次世界大戦のさなか上野動物園の三頭の象が殺されました。本当にあった悲しいお話をもとにした名作絵本です。

「象が後ろ足で立って芸をするくだりは、滂沱の涙です。最後まで読めません」

『ちいちゃんのかげおくり』 作/あまんきみこ 絵/上野紀子(あかね書房)

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仲良しでおだやかなちいちゃん一家を通して、戦争の悲惨さを描きます。

「小3の子どもの教科書にあり、毎日音読するのですが。もう泣けて泣けて。聞きたくないのに、宿題なので2ヶ月くらい聞かされました」

約90年も受け継がれる普及の名作

『ごんぎつね』 作/新美南吉

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初出は1932年。いたずらキツネのごんが、兵十が母のために獲ったうなぎを逃してしまいます。反省したごんは、栗やきのこを兵十の元へ届けますが……。

「『ごん、おまえだったのか』で号泣です」

『泣いた赤鬼』 作/浜田廣介

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初出は1933年。人間と仲良くなりたい赤鬼が、親友の青鬼の提案である作戦を実行します。おかげで赤鬼は人間と仲良くなれたのですが……。

「号泣、というよりじーーーんとそのまま静かな時間が流れました」

忘れてはいけないあの日の出来事を伝えるために

『はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ』 作/すとうあさえ 絵/鈴木まもる(童心社)

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3.11の直後、地震による停電で電車が使えなくなり、東北への輸送が断たれました。寒さに震える東北に石油や灯油などの燃料を届けるため、中越地震を経験していた新潟のJR貨物の方々を中心に、全国からディーゼル機関車が集められ、新潟から福島へ燃料が運ばれました。
最初に出発したのがデーデ(DD51)です。雪で立ち往生し、3時間遅れの到着ながらみんなが歓迎で迎えた実話を元にしています。

「どんな困難も皆が力を合わせれば乗り越えられる。勇気とともに震災を伝える絵本としてもおすすめです」

「最後は嗚咽を噛み締めながら読みました」

「F県在住の女子鉄です。学校の読み聞かせのボランティアをしていて、この絵本を持参したら周りのお母さんが『朝から泣かせないで〜』と、ザワつきました」


知っている作品が多く、紹介文を書きながらウルウルしました。

中でも筆者が泣いたのは『おまえうまそうだま』です。
愉快な絵のタッチに騙されて、内容を知らぬまま読み始めたのが運の尽き。
不意を突かれ、嗚咽をこらえながら最後まで読みました。
今も本棚に大切に飾ってあります。


文/和兎 尊美


■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。

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