2歳の「見えない力」を伸ばす方法って?遊びの中でできることを増やそう!

2歳のころは、目に見える成長だけではなく、内面の力も大きく伸びるときです。内面の成長を促すことで、自分を大事にする力、人と一緒にやる力、目標に向けてがんばる力がぐんぐんと伸びていきます。この力は小学校以降に自ら進んでがんばる子になれる土台にもにもなります。
■2歳の今、伸ばしたい4つの「見えない力」って?
自ら進んでがんばる子に育てるためには、2歳の今の時期からじっくりと内面の「見えない力」を育てることが大切です。その4つの力とはどういったものなのでしょうか。
1. 人と関わる力
自我の芽生えと共に、自分以外の人への興味も少しずつ生まれてきます。
普段、おうちの人に優しく世話をしてもらっている様子を真似ながら身近な人に優しくすることで、相手が喜んでくれることで喜びを感じ、それが繰り返されることで人への思いやりの気持ちが生まれます。
2. ためし、考える力
2歳の時期に、具体的な「モノ」とイメージを繰り返し何度も結び付ける体験を重ねることが大事になります。そうすることで、頭の中のイメージのネットワークが広がり、考える力の土台を築いていきます。
3. 自分でやる力
手指や体をコントロールできる力が徐々についてきて、自分の身の回りのことを少しずつできるようになります。それと同時に、「自分でやってみよう」という意欲が強くなる時期でもあります。そんな子どもの自分でやりたい! を活かしてあげながら、身の回りのことに挑戦していくことで、「自分のことは自分でできる」という自信を育んでいくことに繋がります。
4. 感じ、表現する力
2歳の子どもにとって、出会うもの全てが新鮮です。そんな全ての新しい出会いに驚きと感動を覚える豊かな感受性を持っています。この感受性は子どもならではのものです。
感じたことを自分なりに体を動かすなどして自由に表現することで、周りに伝えることができるようになっていきます。
■どうやって4つの力を伸ばす?
それではどのようにして、4つの力を伸ばしていけばよいのでしょうか。おうちでママやパパと一緒にできることもたくさんありますよ。
1. ごっこ遊びで人と関わる力を伸ばす
たとえば、ままごとも人と関わる力を伸ばすには最適です。おうちの人が普段料理をしている様子をまねっこすることで、相手に作りたい! という気持ちが湧いてきます。
「どんなものが作りたい?」「誰に作ってあげたい?」と考えることにも繋がります。
2. 見て聞いて触って、ためして考える力を伸ばす
積み木などを使って、何かを作ってみたり、どのように組み合わせれば何ができるのかを試すことで、考える力が伸ばせます。光ったり、音が鳴ったりするものを使うと、子どももより楽しめるでしょう。
3. まねっこ遊びで自分でやる力を伸ばす
ぬいぐるみにまねっこをしてもらうことで、自分もやりたい!という気持ちを引き出すことができます。トイレや手洗い、食べることをぬいぐるみにやってもらうことで、それまで子どもの「できない」をできるに変えることができます。
4. 音を使って自分なりに体で表現する
大人も、音楽を聴くと自然と体が動きます。子どもも同じです。自分で音を鳴らして、自分で音楽を発することで、表現する力を伸ばすことができます。
とはいえ、いろいろ揃えるのも大変です。
<こどもちゃれんじ ぷち>では、2歳の見えない力を伸ばしていくカリキュラムやキットがいっぱいです。
しまじろうパペットと一緒に自分でやる力を伸ばしたり、「おととひかりのキッチンセット」はごっこ遊びが楽しくできます。そのほかにも、考える力や感情を体で表現する「いろりんのマトリョーシカ&リズムリトミックドラム」も!
<こどもちゃれんじ ぷち>11月号はただいま受付中です。
将来の学びにもつながる、子どもの「見えない力」を楽しみながら、子どもの力を伸ばすことができればベストですね。ぜひ、いま伸び始めた力を一緒に育んでいってくださいね。
取材・文/ふくだりょうこ
取材協力/こどもちゃれんじ