2歳、実は内面の成長のチャンス! 伸ばしたい「4つの見えない力」とは?
![公園で遊ぶ子供たち](https://img.benesse-cms.jp/tamahiyo/item/image/normal/0e5dd746-b40b-4e6b-b657-9d5b4cae1a2f.jpg?w=699&h=466&resize_type=cover&resize_mode=force)
初めて笑った、歩いた、しゃべった……とできることが毎日のように増えていった0歳、1歳のころに比べると、2歳は少し成長の機会が減ったと思うかもしれません。
でも、実は内面でいろんな力が芽を伸ばし始めている大事な時期なのです。この内面の成長を促すことで、自分から成長していく子どもに育ちます。
子どもと接している中で、何気ないできごとから成長を感じているママやパパも多いようです。
●2歳3ヶ月の息子がいます。絶賛イヤイヤ期ですが、1か月前よりマシになっています。
おしゃべりもだんだん上手になってきて、自分の気持ちを伝えやすくなったのと、精神的な成長もあると思います。
●今2歳10ヶ月の娘を幼稚園に通わせています。入園したのが2歳半のとき。最初の1ヶ月くらいはママ、ママって泣きましたが今はもう慣れて集団生活に揉まれてとても成長したなと驚きばかりです。
●2歳ぐらいまでだったかな?お母さんのことは「あわわー」、お父さんのことは「おとなー」でした。なんでそうなったかはわかりませんが、可愛すぎていつまでもきっと忘れられないと思います。
イヤイヤ期に入ると、ママやパパも疲れてしまうかもしれませんが、そんな中でも、内面は少しずつ成長しているのです。
■2歳の今、伸ばしたい内面の「4つの見えない力」
子どもの内面にある「見えない力」は具体的にどんな力がなのでしょうか。
それは、「人と一緒にやる力」、「目標に向けてがんばる力」、「自分を大事に表現する力」です。これらを2歳の今、伸ばしていくと、小学校入学後の自分から探求する力だったり、積極的に学びに向かったり、友だちと力を合わせたり、と言ったことができるようになります。
具体的に伸ばしたい4つの力をチェックしてみましょう。
1. 人と関わる力
自我の芽生えと共に、自分以外の人への興味が少しずつ生まれてくるときです。
普段、おうちの人に優しく世話をしてもらっている様子を真似ながら身近な人に優しくするし、相手が喜んでくれるという繰り返しが原体験となり、人への思いやりの気持ちが生まれます。
2. ためし、考える力
2歳は、目の前にないものを頭の中でイメージしながら考える力がぐんぐんと伸びる時期です。この時期に、具体的なものとイメージを繰り返し何度も結び付ける体験を重ねることが大事になります。そうすることで、頭の中のイメージのネットワークが広がり、考える力の土台を築いていきます。
3. 自分でやる力
手指や体をコントロールできる力が徐々についてくるとき。自分の身の回りのことを少しずつできるようになるのと同時に、「自分でやってみよう」という意欲が強くなる時期でもあります。
自分でやりたい! という気持ちを活かしてあげながら、身の回りのことに挑戦していくことで、「自分のことは自分でできる」という自信を育んでいくことに繋がります。思わず手伝いたくなってしまうでしょうが、時にはグッと堪えるのもママとパパの役割です。
4. 感じ、表現する力
2歳の子どもにとって、日々出会うもの全てが新鮮です。そして、そんな全てのものに驚きと感動を覚える豊かな感受性を持っています。感じたことを自分なりに体を動かすなどして自由に表現することで、周りに伝えることができるようになっていきます。
2歳ぐらいのころは、触れるもの全てを吸収していっていると言っても過言ではないかもしれません。その中で、子どもがどんな反応をするかじっくりと観察してあげましょう。感情を大きく体で表していたり、何か興味を惹かれているものがあれば、どんなことに興味を惹かれているのか見てあげてください。ちょっとサポートしてあげるだけで、子どもはまた大きく成長するはずです。
取材・文/ふくだりょうこ
取材協力/こどもちゃれんじ
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です