成長した子どもに聞いてみた!いまでも心に残っている絵本
絵本の読み聞かせは、子どもの情操教育にも、読書の習慣づけにも役立つと言われています。「どの絵本が喜ぶかなあ」と、図書館や書店であれこれ迷いながら選ぶ絵本。
口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿では、あるママが大学生になった息子さんに「どの絵本を覚えてる?」と、聞いてみたそうです。
大きくなっても覚えている絵本、心に強く響いた一冊だったのでしょう。
口コミサイト『ウィメンズパーク』で、“わが子に聞いた、今でも覚えている絵本”を調べてみました。
ワクワクする本、楽しい絵本、怖い絵本
「“フェーマスしんぶん あしあとじけん(山田亜友美・作)”。新聞記者のカワウソが謎の足跡を追う話で、イラストではなく、ぬいぐるみとミニチュアセットの絵本でした。“ねずみのかいすいよく(山下明夫・作 いわむらかずお・絵)”もよく読んでたので覚えてるか聞いたら、記憶が甦り『絵本っていいね』と、顔をほころばせていました」
「大学生息子の本棚でいまだに大事にしているのは “14ひきのさむいふゆ(いわむらかずお・作)”“11ぴきのねこ(馬場のぼる・作)”“かぼちゃのスープ(ヘレン クーパー・作)”です」
「“あしながばち(甲斐 信枝・作)”は、巨大なすずめばちが襲ってくるページでびびっていた記憶があるそうです。確かに絵がリアルなので子どもには恐怖かも」
「“どうぞのいす(香山 美子・作 柿本 幸造・絵)”が好きだったと言っていました」
「“ねないこ だれだ(せなけいこ・作)”は、トラウマレベルで怖かったらしく、知人の出産祝いにしようとしたら『それはやめとけ!』と全力で止められました(笑)。大学4年と2年のきょうだいです」
「子ども二人とも覚えているのが“ぐりとぐら(中川 李枝子・作 大村 百合子・絵)”。絵本に登場する『ぼくらのなまえはぐりとぐら ぼくらがいちばんすきなのは おそうじすること たべること』という文節に勝手にメロディをつけて歌っていたのですが、今でも二人とも歌えました(笑)」
「“『ガラゴ』シリーズ(島田ゆか・作)”は、よく覚えているらしく『お茶のかばんが欲しいとか、儲かるはずないのにすごい家だなあ』とか、大きくなった今は大人目線で批評してました」
子どもの記憶に残ったベスト3
「“「バムとケロ』シリーズ(島田ゆか・作)”ですね。さんざん読まされましたが、とにかく絵が可愛いので、苦痛に感じませんでした。市場でケロちゃんが食べ過ぎたシーンや玉ねぎ山脈とかが印象に残っているそうです」
「絵本はたくさん読んでいましたが、今でも好き!と言っているのが“わたしのワンピース(西巻 茅子・作)”。大きくなった今でもグッズが欲しい位に気に入っているそうです。幼な心に何かしら印象深かったのでしょうね」
「“わたしのワンピース“だそうです。娘が進学で家を離れるときにも大切に持っていきました。私自身に思い入れはなかったのですが、娘は大好きなで、いつか自分の子どもに読んであげたいそうです」
「大学生の息子が覚えていたのは“はらぺこあおむし(エリック=カール ・作)”でした。絵本の一文も覚えていて、私がお腹をこわそうものなら『そのばん、おかあさんは、おなかがいたくてなきました』とか今でもたまに言っています」
「高校生の息子に『好きでよく覚えている絵本は?』と聞いたら『はらぺこいもむし』との答え。あおむしなんだけど…(笑)」
バムとケロシリーズ、わたしのワンピース、世界中で読まれているはらぺこあおむしは、多くの子どもたちの記憶に残った絵本なようです。
『覚えてない』という答えも多くありました。きっと絵本よりも、読み聞かせてくれたママとの時間が一番心に残る記憶なんですよね。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。