連絡網として利用しているグループLINE 返信をくれないママ友にモヤモヤ・イライラ
今回のテーマは、連絡網として使われているLINEについてです。返信の仕方やタイミングなど、人によって差がありますね。
口コミサイト「ウィメンズパーク」から、ママたちの本音を紹介するとともに、ITジャーナリストの鈴木朋子さんに、常識的にどう対処するのがいいのかアドバイスをいただきました。
返信が必要なLINE連絡の温度差に困っていませんか?
――みなさんは、LINEの返事はすぐにするほうですか? どうしても手が離せない場合もあるでしょうし、そもそも返事は「すぐにする」派もいれば、「翌日くらいまでにする」派や「自分に時間ができたときにゆっくりする」派もいるようで、人によってペースに差があることがわかります。
ただママたちのモヤモヤのひとつが、学校や習い事、その他コミュニティの連絡網のように使っているグループトーク。発信側は、話を進めるために返信は必須と思っていても、なかなか全員分の返事が集まらないことも。
そこで今回は、返信の遅い人からも意思表示をもらうために、ママたちが工夫していることを紹介します。
■ 「LINEの返信遅い人」として諦め、連絡しません
「もう『LINEの返信遅い人』として諦めています。
遅い人は遅いって認識で余裕持ってLINEし、予定が決められずに困るときは、『この日までに連絡できないなら、こちらの都合で進めさせてもらうね』と伝えるようにしています。だから何か聞きたいことがあるときは、返信が遅い人にはしません」
■ 期限を切って参加表明した人以外はスルーします
「返信の遅い人って、相手にも都合があって、早く話を進めたくて返信を待っているということが理解できない人、または軽んじている人だと思います。
毎回返信が遅い人に連絡をするときは締切を設定して、返事がなかったらスルーなど、その際の対応も書いておきます。
でもそう書いておくと、不思議と返信がきちんと来るんです。
だから、返信がない場合は、返信のしづらい書き方をしている可能性もありますね。
でも、イライラしながら返事を待つよりは、こちらで主導権を握っちゃえばいいと思っています」
■ 返答期限を書いて、なければ電話します
「レスポンスが遅めなのがわかっているなら、ゆっくり待っても間に合うような予定を立てて、LINEをすればいいと思います。
または、ギリギリの連絡になったときは、『誠に勝手ながら、ギリギリの連絡になってしまったため、本日○時までに必ずご返信ください。申し訳ないです』と加えればいい。
既読になっただけで返事が来ないのなら、電話して『急かして申し訳ないのだけど、答えを』と伺っちゃいます」
■ 「〇〇さん、返信おねがいしまーす」と普通に連絡します
「期限を切っちゃうのが一番。それまでに参加表明した人のみで話を進めます。
それがだめなら、普通に『〇〇さん、返信おねがいしまーす』みたいに名指ししちゃうのはどうでしょう」
■ 「既読スルーやめて」的スタンプ使います
「『既読スルーやめて』的なスタンプ送っちゃいます(笑)
そしてその後に、『都合が悪いなら気にせず言ってね』って送信。
お店を予約するとかなら、『返信ないけど、この日時でいい? お店予約しちゃうよ』って、私は結構ストレートに催促してます」
送る側・受ける側、双方モヤモヤしないために
――決め事をするような連絡網として使うLINEで返信をしないのは、やはり相手に迷惑がかかるという声が多かったですね。
受け取った側、送る側それぞれが、モヤモヤ、イライラせずに済むポイントについて、ITジャーナリストの鈴木朋子さんに教えていただきました。
「LINEグループでは、決めなければならない事項があるときほど、すぐに返信せず、周囲の様子を見ている人がいます。
自分の意見を言うと『角が立つ』と考えている人もいるでしょう。
それは、LINEの使い方がよくないというよりも、周囲への気遣いによって返信が遅くなっているので、返信期限を決めたり、メンションで相手の名前を指定して返信を求めたりして、意見を言っても大丈夫な状況を作るといいですね。
また、お出かけや食事の誘いなどの場合は、気乗りしないために返信しない人もいます。
『都合の良い日を挙げてください』と声を掛けるのではなく、『〇日と〇日で考えています。その日が都合悪い人は今回はごめんね』と、断る逃げ道を作ると、スムーズに話が進みそうです」
(お話/鈴木朋子さん)
答えがなくても話が進められるようにしたり、答えがしやすい問いかけがオススメということですね。便利で簡単に大勢の人に連絡のとれるLINEだからこそ、いろいろな立場の人がいるということに配慮する必要があるのかもしれません。
(取材・文/橋本真理子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
鈴木朋子さん
PROFILE
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。メーカーのSEを経てフリーランスに。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。10代の生み出すデジタルカルチャーを追い続けており、子どもの安全なIT活用をサポートする。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。