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「ママになっても楽しむことをあきらめない!」フランス流・息抜き育児

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「フランスは日本に比べて『お母さんはこうでなければならない!』という締めつけが少ないように感じます」

そう語るのは『パリの朝食はいつもカフェオレとバゲットーフランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?』の著者で、2001~2004年、2007~2010年の2回、フランスで生活した経験を持つ国末則子さん。

1人の女性が生涯に何人の子どもを産むのかを推計した、日本の「合計特殊出生率」は「1.44」(平成28年厚生労働省人口動態統計)。
一方、同じ先進国であるフランスは一度は「1.66」まで落ち込むも、2010年には「2.00超」まで回復。さらに,働ける女性全体の就業率も83%を超え、育児と仕事を上手に両立しているママが社会で多く活躍しています。

もちろん、労働時間の短さや公立幼稚園の充実ぶりなど制度によるところも大きいですが、どうやらそれだけではないよう...! 
フランスのママたちの育児事情から、育児と仕事を両立させる秘密が見えてきました。

手を抜けるところは抜く!メリハリがとても上手!


フランスでは「母乳育児」にこだわる人はどちらかというと少数で、離乳食も手作りではなく市販のベビーフードを利用しているママが多いそう。スーパーのベビーフード売り場も充実していて、手作りではないことに罪悪感を抱くこともないようです

「幼稚園の遠足などのランチも、チーズやハムなどを挟んだバゲットサンドイッチという簡単なものを持たせている家庭が多かったです。小学生になると、具材を挟むことすらしないで、バゲットとチーズやハム、野菜を持ってくるという子も普通にいます」と国末さん。

普段の夕ごはんも、平日は冷凍食品やお総菜で簡単に済ませるぶん、週末は家族や親しい友人を招いてフルコース風の料理でもてなすなど、ぜいたくな時間を楽しむのだそうです。

育児は夫婦や家族で協力する!

最近、日本では保育園の送り迎えをするパパの姿はめずらしくなくなってきましたが、国末さんがフランスで生活をしていた2000年代初めでも、フランスではパパたちが子どもを送り迎えする姿が当たり前のように見られたそうです。

フランスでは子どもが生まれたら、夫婦で家事や育児を分担するのが基本。朝ごはんの用意なども、ママが早起きしなくても、各自でパンを食べたり飲み物を冷蔵庫から取り出して自由に食べているのだとか。

また、両親と同居していなくても、ばあばやじいじが積極的に子どもの面倒を見てくれるそうです。赤ちゃんをばあばやじいじに預けて、時にはママがパパや友だちと旅行に行くことも!

夫婦の時間を大切に、楽しむことをあきらめない!


フランス人の赤ちゃんは、早ければ生後数週間のころから、1人で自分の部屋で眠ります。お昼寝のときも、自分の部屋でベビーベッドに寝かせるそう。

「これには、夫婦の時間を大切にしたいという考え方と、赤ちゃんの自立を促すという意味合いがあるようです。ママの睡眠時間の確保はもちろん、赤ちゃんと心理的な距離を置く時間があることで、結果的にママの息抜きになっているんでしょうね」と国末さん。

赤ちゃんが寝たあとは、夫婦の時間をゆっくり持つことができ、ママではなく女性としての自分も大切にできますね。
フランスでは、小さい子どもがいるママも、気軽にベビーシッターなどを利用して、夫婦でディナーに出かけたりしているそう。

「フランス人の女性は、ママになっても自分が輝くことを大切にしているし、女性であることをあきらめていません。そうやって息抜きをすることで、イライラせず、子どもにもやさしくできるんだと思います」

フランスの社会は、タクシー乗り場に小さい子どもを連れた親のための優先レーンがあるそうです。日本の現状ではなかなか難しいですが、子連れのママがちゅうちょなく息抜きを楽しめたり、罪悪感を抱かないでパパや家族に赤ちゃんを見てもらって、自分の時間を持つことができるようになるといいですね。

国末さんのお話では、フランスの女性は「お母さんである自分」を自由に楽しんでいます。ママが日々をHappyに過ごすことができたら、きっと赤ちゃんにもいい影響があるはず! フランスの冷凍食品文化に負けず、日本の冷凍食品やスーパーのお総菜も充実しているので、筆者も含めて、いい意味で“手抜き”をオープンにしてもいいのかなと思いました。(取材・文/本多恵、ひよこクラブ編集部)

Profile●国末則子
東洋経済新報社を経て、90年に朝日新聞社に入社。98年に退社したあと、2001~2004年、2007~2010年の2回、計6年半にわたりフランス・パリに滞在。著書『パリの朝食はいつもカフェオレとバケット―フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?』では、フランス人の暮らしの豊かさや合理性を育児と仕事の観点を交えて紹介している。

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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