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「世界最高の哺乳びんを目指して―」大人気の哺乳びん「母乳実感」が11年ぶりにリニューアル、今のママたちの声を集めて

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2022年2月3日、育児用品メーカーであり、哺乳びんの世界シェアNO.1(※1)を誇るピジョン株式会社が、現在、日本国内でシェアNO.1(※2)の人気哺乳びん「母乳実感」の11年ぶりのリニューアルを発表しました。驚いたのは、商品のイメージを体感するために作られた3部屋。真っ白な世界、あたたかみのあるベビー家具がそろった木の世界、Instagram映えしそうな北欧風な世界と、哺乳びんの発表会とは思えない空間が取材記者に披露されました。その背景にあるのはコロナ禍の育児に対する思いでした。

人気商品のリニューアル、何度も失敗を重ねて

「お母さんのおっぱいってすごいんです」とは発表会登壇者であり開発者の一人、阿部晃子さん(開発本部設計開発部赤ちゃんナレッジグループ)。今回のリニューアルにあたり、授乳中の女性100名の乳首のやわらかさを計測、月齢別に分析、数値化を行いました。

「すでに大人気を博している商品。リニューアルするにあたって中途半端なものは出せない」(取締役常務執行役員 倉知康典さん)という状況のなか、阿部さんはじめ開発チームが目指したのは、なんらかの事情で一時的に哺乳びんを使う必要が生じた赤ちゃんが「哺乳びんを使用しても、またママのおっぱいに戻れるようにする」ということ。そのためには「おっぱいを飲むときと同じような哺乳運動ができること」がゴールとなります。母乳実感のリニューアルは今回で3代目。安全性、耐久性、使いやすさですでに国内シェア1位を獲得しているだけに、プレッシャーはかなりなものだったと思われます。

印象的だったのは、冒頭で紹介した、赤ちゃんの口の中で、乳首がどのぐらい伸びて、赤ちゃんがどのあたりをくわえているか、そして、ママの乳首のやわらかさを数値化することに成功したという点。
「人体の一部のやわらかさ」というニッチな数値を計測する機械はそもそも世の中に存在しないため、まずは計測機器を製作することから開始。

結果、100人の授乳中のママの乳首のやわらかさを計測することに成功しました。

会場には装置も登場。非常にゆっくりとソフトタッチで計測する様子が実演されました。

乳首にできるだけ近づけたやわらかいシリコーン素材を開発

はじきだしたその「数値」を実現するために、乳首の素材開発にも着手。

月齢に合わせて単に乳首の穴の大きさを変えるだけではなく、シリコーン素材メーカーと共同開発で、赤ちゃんの発達にあわせたやわらかさを実現しました。
「本当に何度も失敗しました」と素材を開発した小山聡(開発本部設計開発部設計開発グループ)さんは言います。

編集部員が実際に触ってみました

0カ月から SSサイズ 丸穴 はビックリするほどのやわらかさ。同じ力でほかのサイズを触ると確かにやわらかさ、弾力が違います。

写真は離乳完了期向け15カ月以上~ 3Lスリーカットをさわってみた写真。同じ力でさわっています。こんな風に今回発売される6タイプの乳首がすべて違うやわらかさをもっていました。

また、調査やモニターからの声で、ママやパパの困っている点として、「哺乳びんの乳首をどれぐらいくわえさせていいのか、わからない」という声があがったとのこと。今回のリニューアルではそれに答えた「ラッチオンライン」を採用。

個人差があるため、あくまで平均としながらも前述した装置で「赤ちゃんはお母さんの乳首を29㎜前後くわえている」(阿部さん)ということが判明したためです。
ただ、正確にくわえさせなくては、と思ってほしくなく、「目安と考えてほしい」とやわらかなウェーブデザインがほどこされています。

乳首にウェーブ状の線でえがかれているのがラッチオンライン。吸着研究においては、生後1~4か月頃の赤ちゃんでは、ラインが隠れるまでしっかりくわえて哺乳している場合、母乳やミルクがもれることなく飲めていることが多く観察されたとのこと。

最後に発表会で夢のような空間を演出した理由を聞いてみました。
「今のママやパパはコロナ禍でなかなか大変な思いをされています。育児に関わる商品として、少しでも育児の幸福感や楽しさを伝えたいという思いがありました」とベビーケア事業本部 販売戦略部コミュニケーショングループの池谷二奈さん。
11年前Instagram映えしそうな北欧風な世界を抜けて、木のぬくもりが伝わる空間に、最後は赤ちゃんのピュアさを思い起こさせる白い世界に。

大変な世の中だけど、赤ちゃんのいる暮らしは幸せで楽しい、ということを改めて実感した発表会でした。

新製品の機能だけでなく、想いをイメージした空間

全国発売は2月14日(月)より開始。全国のベビー用品店、ドラッグストア、オンラインストアにて。耐熱ガラス製、プラスチック製 それぞれ80、160、240ml、乳首は6サイズ。また、写真の白色だけでなく、北欧風のデザインのものからポップなもの、ディズニーコラボまで10種類以上のデザインから選べます。乳首先端の穴も発達に合わせて形状が異なり、赤ちゃんの発達に合わせた適切な量が飲める設計に。現行品とは、一部のパーツを除き、互換性もある。

写真提供/ピジョン 取材・文/たまひよ編集部

※1 Global Baby Bottles. Market 2021 by Manufactures, Region, Type and Application, Forecast to 2026.Global Info Research.
※2 ピジョン調べ(2021年インテージPOS全国ベビーショップ・ドラッグストア合算拡大推計価による)

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