お見合い結婚vs恋愛結婚 離婚率が高いのは…
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日本で初めて集団お見合いが行われた日
11月6日は「お見合い記念日」。
1947年(昭和22年)のこの日、結婚紹介雑誌「希望」の主催により、東京の多摩川河畔で日本で初めてとなる大々的な集団お見合いパーティーが開かれました。
戦争で婚期を逃した20~50歳の男女約400人が参加したお見合いは、会場で気に入った相手を探し、終了後に最高3人までの釣書(プロフィール)を渡して交際を申し込むという仕組みでした。
今でいう婚活パーティーの先駆けですね。
打算のお見合い!? 盲目の恋愛!? どっちが幸せ?
2秒に1組、夫婦の3分の1以上が離婚している時代。
お見合い結婚と恋愛結婚では、どちらの離婚率が高いと思いますか?
全国仲人連合会などの追跡調査によれば、恋愛結婚の離婚率が約40%に対し、お見合い結婚は離婚率わずか10%程度にとどまっているそうです。
お見合い結婚は、年収から家庭環境まで相手の詳細を事前に確認することができる安心感と保障があるから「こんなはずじゃなかった!」感が少ないのかもしれません。
恋愛のドキドキ感はないとしても、結婚してから愛を育むスタイルもいいものですね。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、果たしてお見合い結婚が幸せか? はたまた恋愛結婚か?が話題になっています。
お見合い推奨派は、
「離婚した知人たちは、もれなく大恋愛で結婚でした。周囲の反対に耳を貸さず好き好き好き~♪という勢いで結婚しています。金遣いの荒さや遊び癖、義両親との同居など、愛があれば乗り越えられると思っていたけど、あとから気持ちが落ち着くとやっぱり乗り越えられなかったパターンです」
「打算的なお見合いの方が幸せかも。ポイントは“打算的=客観的”。『愛があれば』って言っている時点で盲目で周りが見えていないと思う。付き合っていた期間が短いと単純にハイになってるだけなので、結婚してから『こんなはずじゃなかった』感がすごいと思いますよ」
「お見合いは人としての評価がストレートに出来るので、一時的な恋愛感情に惑わされず長続きしやすいんじゃないのかな」
「育った環境の違いの有無。結婚における不幸のひとつはこれだと思います。お見合いなら家庭環境もある程度はつかめます。何度かお見合いを経験して、最後は恋愛結婚ですが、夫の家族や育った家庭環境との違和感は未だに拭い去れませんね」
「恋愛は困難があっても楽しめるけど、結婚は生活なので困難の程度によっては共に生活をするうちに愛すら枯渇して、なんでこんな人と結婚したんだろう…と自分の首を絞めるようなことになるような気がします。なので、“困難のある恋愛結婚”と“打算的なお見合い結婚”の二択なら後者を選びます!」
お見合いのメリットは、条件の良くない相手はパスできるし、なにより冷静に判断できるところのようです。
一方、恋愛結婚推奨派は、
「決してお見合いに愛はないと言ってるのではなく、打算的な結婚と愛ある結婚では、恋愛結婚の方が長続きするのでは?という考えです。子どもが産まれるまでは上手くいくでしょう、打算的でも。でも、女は出産すると不安定になるし、変わりますから打算的だと相手の嫌なところにばかり目がついて、不満ばかりになる危険が高いと思います」
「恋愛結婚で、例えば収入が少なかったら、お見合いで高収入の男性をゲットすれば良かったって思うだろうし(まさに私です)。お見合い結婚で、生活が安定していても性格合わなくて冷めきった夫婦なら恋愛結婚に憧れるでしょうし。どっちもどっちかなあ。みんな、理想高いですもんね。高収入で、優しくて、イケメンと恋愛結婚が一番ですよ、誰だって」
「結婚16年目で子どもが二人います。収入も職業も全く気にせず、お互いに好き好きの恋愛結婚です。毎日の生活でごはんを作ったり、洗濯したり好きな人のためならウキウキするし楽しいです! 16年経っても新婚時代と変わらず大好きです!」
大恋愛の末、変わらずラブラブでいられたら、それが一番ですが、なかなか…ねぇ。
「 見合いであろうが、恋愛であろうが結婚前に全部のことがわかるわけでもないだろうし。というわけで、幸せな結婚になるかどうかはやはり、運!(笑)」
なるほど、納得!
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。