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SNS上に巻き起こる「ママの疲弊」を『SNS盛』著者・犬山紙子さんがひも解く

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現代人のニッチなテーマを独自の視点でとらえる犬山紙子さん。フェイスブック、ツイッター、インスタグラムを使いこなし、SNSに関する著書『SNS盛 』(学研プラス)も発売されているSNSの達人です! 
SNSの子育て自慢に疲弊するママが急増中の現象を、同じママとしてどう見るか、聞いてみました。

ママたちは月収100万もらっていいほど頑張ってる!

「ほかのママの投稿を見て落ち込むことは、悪いことじゃないと思うんです。『人と比べてモヤモヤする自分は心が狭い…』と責めるのではなく、モヤモヤするほど育児を頑張っているのですから。赤ちゃんのお世話って、ベビーシッターさんの時給で計算すると、1カ月最低100万円くらいかかるんですよ。しかも、深夜ですら気を張りめぐらせるという”休みなし”! 深夜料金や休みがないことを配慮したら、月100万円もらっても全然たりない仕事量なんですよね。そのくらい大変な毎日、だれかに認めてほしい…。

私も、育児や仕事に励む自分を認めてほしくて、たまに『私をほめて! 』って夫に言ったことも。そして、ほめてもらうとまた頑張れる。投稿を見てモヤモヤするママは、だれかに頼ったり、不安な気持ちを話せる環境があるといいのかもしれませんね。まずは、自分をねぎらうことが大切なんじゃないかと思います」

SNSは全部フィクション! スッキリするなら脚色もOK

「初めての育児は、だれかのささいなひと言で一喜一憂したり、心配になったり…。そして、人間はどうしても自他を比べてしまうもの。だから、わが子はまだできないのに、よその子が寝返りやおすわりなどをしている様子を見れば、『うちの子、成長が遅いのかな?』とモヤモヤするのはしかたないと思うんです。そんな自分を受け入れつつ、〝SNSは全部フィクション〟と思って見れば、気持ちがラクになるのではないでしょうか。

逆に、少し脚色した投稿をして普段の疲れがスッキリするなら、それでOK。何よりも、『わが子のために何かしてあげたい! 』と深い愛情をもっているからこそ、落ち込んだり、SNSに投稿をすると思うので、どちらのママも悪くないのです!! 」

ママの不安や心配に「大丈夫!」と言ってくれる社会であってほしい

「育児の正しい知識があっても、年配の人などから、『あら、まだ首がすわらないの? 』などと言われたり、“ミルク育児はダメ”みたいな日本特有の母親像を押しつけられると、ママは何を信じていいかわからなくなってしまうところも。そういう社会的背景が、私を含めたママたちを追い詰めて、孤独にさせている気がするんです。ママの不安や心配に『大丈夫!』と言ってくれるような社会であってほしいと思いますね。

SNSはいろいろな人とやりとりできる素晴らしいものだから、楽しく使うのがいちばん! 私は、袖の色だけおそろいなど、娘とのちょっとだけリンクコーデにハマっているんですが、SNSにアップして同じ趣味を持つママと共感できたら、より楽しいだろうなと。

『夜泣きがひどい』と悩むママに『ほうっておけば治る』などと自分の価値観を押しつけたり、ほかの子の写真などを無許可でアップしたりといったような、マナーを無視した投稿はよくないけれど、楽しみを分かち合えるママ同士でつながれたら、SNSはママにハッピーをもたらすツールになると思います」

「自分の価値観を押しつける“クソ”みたいな助言を“クソバイス”と呼んでいますが (笑)、それを私はSNS上で書かないようにしているし、書かれても受け流しています」と犬山さん。SNSを利用するときは、犬山さんのように自分なりのポリシーやルールを決めておくといいかもしれませんね。(撮影/北浦敦子 取材・文/茶畑美治子・ひよこクラブ編集部)

■参考/『ひよこクラブ』2017年12月号「SNSのわが子わが家自慢に振り回されない10の法則」

Profile●犬山紙子
イラストエッセイスト、タレント、コメンテーターなど、幅広く活躍中。2017年1月、女児出産。同6月『私、子ども欲しいかもしれない』(平凡社)を出版。『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)など著書多数。

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