SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 日記・マンガ
  4. まぼさん#赤ちゃん教授
  5. 「人はみんな間違えるんだよ」「謝らなくていいんだよ」息子の悟り具合が人生2度目…?!?『よいたん3歳、ときどき先輩。』著者・まぼさんにインタビュー

「人はみんな間違えるんだよ」「謝らなくていいんだよ」息子の悟り具合が人生2度目…?!?『よいたん3歳、ときどき先輩。』著者・まぼさんにインタビュー

更新

『よいたん3歳、ときどき先輩。』著者・まぼさんにインタビュー

夫と息子のよいたん、娘のしおさんと4人暮らしをしている会社員兼イラストレーターのまぼさん。日々の育児の出来事を漫画にしているまぼさんですが、息子・よいたんの大人びた発言や行動が「人生二度目!?」とママたちをザワつかせています。
『よいたん3歳、ときどき先輩。』の著者・まぼさんに、漫画を描き始めたきっかけや、よいたんの育児についてお聞きしました。

育児の“苦労”と“面白さ”は紙一重

まぼさんファミリー

――育児漫画を描くようになったきっかけはなんですか?

まぼ「2018年2月(息子が生後1カ月ごろ)から描くようになりました。育児はいつも“苦労”と“面白さ”が紙一重なので、毎日感じている“苦労”を“面白い”に変換できたらなと思って描き始めました。

漫画は子どもたちが寝ている間に描いているので、子どもたちは私が漫画を描いているところをあまり見たことがないかもしれません」

――育児の大変なところ、好きなところを教えてください。

まぼ「毎朝起きた瞬間からゴングが鳴り、自分の顔を洗う時間もなかなかないほど目まぐるしい日々です。生活を回すことに必死で『子どもの成長にしっかり向き合えているのか?』と葛藤することもしばしばあります。

けれども、子どもたちが昨日できなかったことが急にできるようになったり、思わぬところで思わぬ意見が出て驚かされることもたくさんあります。大変なことも面白いこともひっくるめて、サプライズにあふれた毎日が好きなので、大変なことも好きなのかもしれませんね。

日本中の、世界中の各家庭でそんな“大変なこと”が起こっているわけですから、いろんな人と“育児苦労あるある”が話せることもまた、育児の楽しみのひとつです」

『我が家のオタ活』1/3

<子どもの趣味に親は嫌々付き合っていると思っていたけど…>

『我が家のオタ活』2/3

<推しの推しは私の推し!家族みんなで大ハマり>

『我が家のオタ活』3/3

<オタ活するよいたんとまぼさん>

ママの小さな失敗に「人はみんな間違えるんだよ」

――息子・よいたんの性格を教えてください。

まぼ「たまに大人っぽい言動が見られますが、ごく普通の4歳児です。お絵描きや工作が好きで、どちらかというとインドアな性格です。妹思いのお兄ちゃんで、好きな食べ物は卵焼きと味の染みたこんにゃく」

――「人生2度目?」と思ったよいたんの印象に残っている名言は何でしょうか?

まぼ「私が小さな失敗をして『人はみんな間違えるんだよ』と言われたとき『なぜそれを知ってる?』と思いました。私が幼少期の頃は『親は正しい生き物で、正解を知っている人』と思っていたので、息子と自分の幼少期の認識とのギャップに驚きました。

また、どうにもできないことがあったとき私が息子に謝ると『謝らなくていいんだよ、誰が悪いとかじゃないから』と諭してくれたこともあります。その心の深さ、私も見習いたいものです」

『間違えたっていいんだよ』1/3

<焦げてしまった唐揚げを見たよいたんは……>

『間違えたっていいんだよ』2/3

<「間違っていいんだよ」と優しく諭してくれた>

『間違えたっていいんだよ』2/3

<パパを優しく諭すかと思いきや、オタクマウントを取るよいたん>

妹ができて大荒れ!よいたんの気持ちが不安定に

――2人目のしおさんが生まれてからのよいたんの様子を教えてください。

まぼ「生まれる直前・直後は大変荒れていました。すごく怒りっぽく、難癖をつけてはいじけたりすねたり……。その一方で指をしゃぶったり、ごはんがうまく食べられずに戻してしまうことが2〜3度あったり、小さいながらに大きな不安を抱えているのだなと感じました。

しかし、私たちには強く当たっても、妹にはとてもやさしくしてくれました。『妹が生まれて嬉しい気持ち』と『一人っ子じゃなくなって不安な気持ち』が同居しているのだなと解釈して、なるべく一人っ子の時と変わらず接していけたらと夫婦で話しました」

『不機嫌なよいたんと心のケア』1/2

<まぼさんが妊娠中、荒れていたよいたん>

『不機嫌なよいたんと心のケア』2/2

<赤ちゃんが生まれることに不安を抱えていた>

――最近のよいたんとしおさんの成長を教えてください。

まぼ「ずっと好きなキャラクターの絵を描いてきた息子ですが、最近はハサミとテープを使いこなせるようになったので、描いた絵を切って、他の絵とくっつけてコラージュ作品を作っています。

1歳になった娘の成長は目まぐるしく、日々コミュニケーションの幅が増えて感動しています。拍手からはじまり、『うん』という応対や『ばいばーい』ができるようになりました」

しおさん1歳

<意味有り気な指差しをするしおさん>

――ワーママのまぼさんですが、仕事と育児の両立で大変なこと、気をつけていることはありますか?

まぼ「子どもを育てながら働くことで、一番最初にぶつかる壁が“子どもの看病によるお休み”です。

1人目の時は、『子どもがいても変わらずに自分らしく働きたい!』という気持ちがあったので、なるべく看病の手を増やせるよう、両親やベビーシッター、病児保育などのサービスを利用して、出張の伴うクライアントワークにも挑戦しつづけました。たくさんのサービスを使うことで仕事の達成感は得られましたが、それは非常に再現性の低い働き方で、両親が要介護だったり遠方に住んでいる方、ベビーシッターに頼めない方はそのように働くことはできません。

2人目を産んでからは、いつかワーママになる後輩たちのために『子どもが熱を出したら休む。だから代わりのきく仕事をする』というマインドにシフトしました。次の課題は、『自分の技能を活かしながらバランスよく働く』ことです」

――最後にたまひよの読者のみなさんと、これから出産・育児を経験するパパ・ママたちにひと言お願いします。

まぼ「子どもを産み育てることがこんなに大変だとは聞いてはいたものの、どんなに知識をつけてもやはり実際にやってみないとわからなかったです。

でも、その大変さを共感してくれる人や、その苦労が少しでも軽くなる情報もたくさんあります。差し伸べられた手に頼りながら、みなさまの育児の“苦労”が少しでも“面白い”に変わりますようにと願っております」

時折大人びた発言をして周囲を驚かせてくれるよいたんですが、中身はまだまだ子ども。かわいい言動に思わずキュンとしてしまいますよね。育児は苦労も多いけれど面白さに変換できるように日々を重ねているというまぼさん。漫画を読んでいるとふだん何気なく過ぎ去っていく毎日も、こんなに楽しいことであふれているんだなあと気づかされます。

8/3に発売されたまぼさんの著書『よいたん3歳、ときどき先輩。』では、よいたんの面白発言を中心に、まぼさんの育児や仕事に対する葛藤も一緒に描かれています。「ずっとよいたんの成長を見届けていきたい……」読めば読むほどまぼさんファミリーのファンになってしまう一冊です。(文・清川優美)

『よいたん3歳、ときどき先輩。』

プロフィール /まぼ

息子・よいたん(4歳)娘・しおさん(1歳)の二児の母であり、会社勤務のイラストレーター。Twitter(@yoitan_diary)やInstagram(@yoitan_diary)に育児漫画を掲載。書籍『よいたん3歳、ときどき先輩。』が発売中。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング
関連記事
赤ちゃん・育児の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。