「嫌いな家事」を聞いたら、「料理」「後片付け」「献立を考えるのが面倒」などが。少しでもラクできる方法は?
「たまひよ」アプリユーザーへ「嫌いな家事」について聞いてみると、食事づくり関わるものが多く寄せられました。毎日の食事づくりはやりたくなくても避けて通れない…。
時短家事アドバイザーの満月さんに、少しでも苦手な家事をラクにする方法をお聞きします。
「週に数回でもよしとする」でもいいじゃない!
みんなの食事作りが嫌いな理由や、それでも気持ちを切り替えてやるためのコツについてご紹介します。
「料理。買うことを良しとして、毎日ではなく週に数回作ることを頑張っています」(asami)
「料理。あまりにもやりたくないので、料理する前は一眠りします!」(みいさん)
「料理。メニューを考えるのが面倒。子どもが『おいしそう』『おいしい』を連呼してくれる子なので、なんとかできていますが、独身の頃は夕飯を柿の種で済ませていたので、いまだにしんどい気持ちはあります」(いより)
「食品に触るのが苦手。肌が弱く、すぐ手が荒れるため、片付け含めて料理が嫌いです」(しん)
「食器洗いが嫌い。ずっと夫の担当」(ぶうちゃん)
「食後の片付け。作るだけで疲れてしまう。見たいテレビの合間に終わらせようとか、自分なりに時間制限を設けて頑張っています」(はちわれ)
「皿洗い。好きな動画やラジオを流してなんとかやっています」(ももゆず)
「洗った茶碗を戻すのが一番嫌いです」(かつおぶし)
子どもが生まれたからといって、食事を手作りしなくてはいけないわけではないけれど、どうしても、食事を作ったり片付けたりする機会は増えますよね。
メニューを考えたり料理をしたり、後片付けが苦手な人でも、ラクにできる方法を、時短家事アドバイザーの満月さんにお聞きしました。
苦手なものほど、考えずにすむ方法、バタバタせずにすむ方法を
「私自身、料理をするのも献立を考えるのも苦手なので、基本的に外食や惣菜の利用は、かなり容認派です。
それでも『毎日料理しない』というわけにもいかないので……少しでもラクにするための工夫をしております。
まず大変なのが朝食。朝は頭も回らないし(笑)、バタバタで作る時間もあまりありません。そのため、我が家で重宝しているのが『冷凍トーストと冷凍おにぎり』のストックです。
冷凍トーストは食パンの上にハムやチーズなどの具材を乗せて、ラップに包んで冷凍しておくものです。朝起きたらトースターに入れて焼いて出すだけ。我が家ではバナナ+クリームチーズ+はちみつのトーストが人気です。
冷凍おにぎりはご飯に好きな具材を混ぜ込んで、一気に6個作れるおにぎりメーカーで調理し、ラップに包んで冷凍。朝、レンジのオートモードで解凍して前日の味噌汁と一緒に出します。
我が家の子どもはご飯をお茶碗で出すより、おにぎりの方がパクパク食べてくれるので、そこも時短になっています。
どちらもストックするときの手間はありますが、朝バタバタしないという観点ではラクになりました。もちろん菓子パンの日も多々ありますよ。
また、料理をラクにするためにキッチングッズには結構こだわっています。
献立決めから料理だけでも大変なのに、後片付けも面倒だと、ますます嫌になってしまうものです。
基本的には食洗機に対応しているものを選んでいます。食洗機に対応していなかったとしても、「パーツが少ない」「分解できる」「洗いやすい」ことかも重視しています。
○○用調理器具という名の、使い方が限定されるものはなるべく増やしたくないので、テフロン加工なのに揚げ物OKのお鍋や、まな板として使えるお皿、グリル・レンジ・トースター・直火OKのグリルプレートなど、マルチに使えるキッチングッズはおすすめです」(満月さん)
調理してそのまま食卓に出せたり、どんな調理法にも使えるアイテムを利用することで、物は増やさずにすむし、洗い物も減りますね。朝ごはんは作り置きと決めてしまうのも、ストレスがなさそうです。
(取材/文・橋本真理子)
満月さん
PROFILE
時短家事アドバイザー。2017年に家を新築するにあたり、家事や掃除をラクにする仕組みに改革。「ただただラクに暮らしたい」思いから、ずぼらでもラクにきれいにキープできる「予防掃除」を始める。Instagramでは自身が実践する予防掃除や仕組みづくりを発信するほか、仕組みづくりのスタートラインに立つための汚れの落とし方も細やかに指南し人気に。近著に『自分を休ませる家事 膨大な家しごとからしれっと解放される「最短ルート」の見つけかた』がある。Instagram(@mangetsu_kun)のフォロワーは16.5万人。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
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