乳児痙攣!喘息!に続く第三の病!!~幸せの青い鳥~【御手洗直子のコマダム日記 #155】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#155
今回はこどもの持病にまつわるお話です。
人に聞くよりまずググれ(~教訓~)
前回までのあらすじ……就寝中呼吸が止まってしまう2号を病院へ連れて行ったが、3件連続『うちでは治療できない』と言われた。
地域最大の子ども病院にすら治療できないと言われた我らであったが、睡眠時無呼吸症候群ってそんなにマイナーなの…?と思いつつ、このまま病院からの紹介を辿ってもおそらく治療可の病院には辿り着けないと悟った私は素直にネットでググッたのであった。『睡眠時無呼吸』『子ども』である。
すると出た!・寝相が悪い・夜間に激しいいびきをかく これだ~~!と速攻問い合わせをし、受診することにした。が、遠い。保育園を休ませ、かなり早い時間から家を出たのだが東京の渋滞に巻き込まれ、診察時間のギリギリに到着した。急ぎであったため予約を取らず受診したのだが、思いのほか早く診てもらうことができた。もう内視鏡を入れた瞬間に先生が『あ~、なるほどね~』という感じで、私も内視鏡画像を見せてもらったのだが、通常図Aくらいあいているはずの気道が図Bの状態のようにめちゃくちゃ狭くなっているのである。ド素人が見ても完全に物理的な理由で気道が塞がっているのがわかる。なるほど息がしにくいわけである。
これはアデノイド肥大といって喉の奥のアデノイドという部分が大きくなり物理的に気道を塞ぐことによって睡眠時の無呼吸を引き起こす病気らしく、2号の場合は扁桃腺も肥大していたのでダブルで気道狭窄という感じであった。無呼吸の素地としてぬかりが無い。
先生の感覚では『もう手術してスッキリしちゃった方がいいのでは~?』という感じで幼児の無呼吸を見てくれる病院への紹介状を書いてくれた。普通にうちから近所の総合病院である。メッチャ近所やないですか~~~~~~~い青い鳥はこんなに近くにいたんだ!!先生も『なんでこんな遠くまで来たの?』という感じである。だって情報が錯綜して辿り着けなかったんだよォ。病院って専門外の情報、意外と持ってないんだな…??
一応点鼻薬出しておくけど、切っちゃった方がいいと思うよ~~~(意訳)というようなことを遠回しに言われ、再度東京の渋滞を渡り家に帰ってきたのであった。たぶんもう行くことは無いと思うけど、ありがとうございました。先生…。往復3時間かけて近所の病院への紹介状をゲットしたのであった。(つづく)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko