乳児痙攣!喘息!に続く第三の病!!無呼吸の民を救ったのは…【御手洗直子のコマダム日記 #159】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#158
今回はこどもの持病にまつわるお話です。
予約受診時に治っているという恐怖(2度目)
前回までのあらすじ……睡眠時での無呼吸を記録するためモニターをつけて過ごすことになった。
さて、呼吸や酸素濃度なども同時に測るモニターの装着ノルマは一日で終わったが、腕時計型のモニターを二週間つけねばならない。その間、数度寝ている時の様子を動画で撮影するのだが、当初病院でかかった時のような『苦しくて暴れる』というほどの症状はこの時点で消失していた。そう、おそらく最初にかかった睡眠外来でもらった点鼻薬が一か月半の受診待ち期間の間に効き始めていたようで、すでに比較的穏やかに寝られるようになっていたのである。
ここまで仰々しい行程をふみながら2週間もかけて検査をしておいて『何もありませんでした!』はつらい。私が。イヤ薬が効いて症状が改善されているのなら本当になによりなのだが本当なんだよぉお、寝る時ホントに苦しそうだったんだもん!夜間外来の時もそうだが予約を取っていたり真夜中の病院にかかったりしておきながらいざ受診の時点で治っていると嘘じゃないんです盛ったりしてないです!と暴れたくなる。暴れるな。
機器は即時返却せよという病院からの命に従い都度測定器を返却しに病院へ赴き、2週間記録シートを書いたりと地味に面倒な2週間を過ごし、我々はようやく検査結果を聞きに行くことができた。
結果としては、無呼吸の症状があり、一時間に数十回呼吸が止まっているという内容であった。い…意外と止まっている…!が、薬も効いてきているようなので、このまま様子を見て問題が無いようなら薬も使い終わり次第終了しましょうとのことであった。つまり手術回避の上、今日で通院も終了である。というか、絶対手術だと思ってたのに薬ってすごい。
恐怖の夜から数か月、右往左往しまくったがおそらく途中でゲットした点鼻薬により無事解決したのであった。いやしかしすごい消耗した。ここまで来たら手術してもらった方がスッキリしたような気がしないでもないが、まあ2号の負担が減ったので良しとしよう。
ちなみにいびきも消えたのであった。薬ってすごい。(おわり)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko