1歳・2歳の今ふれておきたい「おうち知育」 遊びのなかで伸ばせる3つの力とは?
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寒さが続くこの時期は、室内で過ごす時間が長くなりがちです。「おうちの中にいても、子どもの成長につながるような体験をさせてあげたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。そんなママ・パパにおすすめしたいのが、「おうち知育」です。1歳・2歳の今だからできることに取り組んでみませんか?
1歳・2歳の「おうち知育」におすすめのテーマは?
1歳・2歳の子どもたちは、さまざまな物事に対して「なんでだろう?」と興味を持つようになります。次のようなテーマを意識した遊びや関わり方を増やすことで、「おうち知育」を進めていきましょう。
1.ことば・英語
ことばへの興味を高めるには、「動物」「食べ物」「乗り物」といった1歳・2歳が好きなテーマのことばにふれることから始めるのがおすすめです。
例えば、動物の「ぞう」に子どもが興味を持っているのであれば、「はなが長い」「鳴く」といった特徴に関することばを覚えていくこともできますし、「かば」「うさぎ」「ライオン」といった「動物の仲間」の名称を日本語や英語で覚えていくこともできます。
二語文の発達を促したい場合は、ぞうが出てくる映像や絵本を見た子どもが鳴き方を真似したら、「ぞうは『パオーン』と鳴くんだね」というように、おうちの方が特徴に結びつけながら、主語と述語がある文章の形で話しかけるのが効果的です。
2.考える力
色や形、大小や長短といった知育の概念は、手指を使って体感的に考えることで身につきやすくなります。
1歳・2歳であれば、カラフルなおもちゃを使った遊びに取り組むと、手指を動かしながら色や形などにも興味が持てるように。遊ぶときに、おうちの方が「これは何色かな?」「同じ色はどれかな?」「どちらが大きいかな?」などと声をかけてあげるとよいでしょう。
おもちゃで色や形といった概念が理解できるようになってきたら、おもちゃ以外の身のまわりのものに関しても「これは赤だね」「これは四角いね」というような気づきを促す声かけをすると、より考える力を伸ばしていくことができます。
3.運動・リズム(リトミック)
1歳・2歳の子どもたちは、音楽に合わせて体を動かすことが大好き。映像でお手本を見て、それを真似してみるというステップで取り組むと、いろいろな動きに挑戦できるようになります。
まずは、音楽に合わせて手を叩くといった真似しやすい動きから始め、慣れてきたら、ジャンプをするといった日常ではあまり経験しない動きにもチャレンジしてみるとよいでしょう。
おうちの方も子どもと一緒に体を動かすようにすると、子どもはそれを真似することで動きやすくなり、体を動かすことがますます楽しくなるはずです。
「おうち知育」以外に取り組んでおきたいテーマも
「おうち知育」のほかに、次のようなテーマにも取り組んでおくと、子どもが「できた!」という達成感を感じる機会を増やすことができます。親子で無理なくできる範囲で取り組んでいきましょう。
●生活習慣
歯みがき、トイレ、手洗い、お片づけ、着替えといった生活習慣は、「やらなければならないこと」として教えようとすると、イヤイヤをする子も少なくありません。しかけ絵本や楽しい歌などでやる気を盛り上げながら、遊びの延長という感覚で取り組めるようにすると、「自分でやる!」という意欲を引き出しやすくなります。
●人と関わる力
「ありがとう」や「ごめんね」を言う、順番を守るといったことは、お友だちと仲良く遊ぶために大切なことです。子どもが自分自身を重ね合わせることができるキャラクターが登場する絵本や映像を通じて、「こういう言い方をすると、みんなが楽しい気持ちで遊べるんだね」とイメージできるようにしていきましょう。
「これらのテーマにバランスよく取り組ませたいけれど、何から始めればいいの?」と戸惑ってしまうママ・パパは、<こどもちゃれんじ ぷち>を試してみるのもおすすめです。
4月開講号では、パーツ集めの遊びの中で日本語と英語にふれられる「あつめておしゃべり!ことばトランク」、歯みがきを楽しく習慣化できる「はみがきミラー」や「はみがきだいすきえほん」などの教材で、1歳・2歳の「おうち知育」と生活習慣づくりをサポートしていきます。
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「おうち知育」では、おうちの方が先回りして答えを教えるのではなく、お子さん自身が試行錯誤するプロセスを見守ることを心がけましょう。「なんでだろう?」「どうすればいいかな?」と考えることで、お子さんの力は伸びていきます。長い目で見守るつもりで取り組んでいけるといいですね。
取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ