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1歳・2歳のあふれる意欲を伸ばしたい! 日常の中で身につけられる大切な2つの体験とは?

更新

かわいいアジア 20 ヶ月/1 年古い幼児赤ちゃん少年子カラフルな木製ブロック遊び。
●写真はイメージです
yaoinlove/gettyimages

「自分でできる!」「やってみたい!」という自己主張が増え始める、1歳・2歳の子どもたち。0歳の頃とは違った対応が必要になるため、おうちの方としては何かと悩む時期かもしれませんが、子どもの意欲を伸ばす関わり方ができるといいですね。1歳・2歳の今だからこそ大切にしておきたいポイントをご紹介します。

「なんだろう?」と「できた!」を繰り返す体験を

1歳・2歳は、見るもの聞くものの全てに興味を示す年代。身のまわりのあらゆる物事に対して、「これ、なんだろう?」と不思議に思うことが増えていきます。そして、「なんだろう?」と興味を持ったものを自分の手で触れてみたり動かしてみたりすることで、「できた!」「わかった!」という達成感を得られるようになります。

1歳・2歳の子どもたちの意欲を引き出すには、この「なんだろう?」と「できた!」を繰り返す2つの体験をさせてあげることが大切です。この繰り返しの中で「もっと知りたい!」「もっとやってみたい!」と思うことが増えていくと、現時点ではちょっと難しいと感じるようなことにも挑戦していけるようになります。

この時期の「知りたい!」「やってみたい!」という意欲は、子どもの可能性を開花させる原動力になるもの。安全面には十分配慮したうえで、子ども自身がやりたいことに挑戦できる環境を整えてあげられるといいですね。

1歳・2歳の意欲を伸ばすために今日からできること

1歳・2歳の子どもたちの「なんだろう?」と「できた!」を感じる体験を増やすには、次のような関わり方を意識するとよいでしょう。

●1歳・2歳の今、伸びやすいテーマを選ぶ

英語も含めた「ことば」、色や大小などの概念にふれる「知育」、手指や全身を動かす「運動」といったテーマは、1歳・2歳の子どもが興味を持ちやすく、「できた!」「わかった!」という達成感を得やすいテーマです。日常生活の中で、これらのテーマにふれたり、実践したりする時間を増やしていきましょう。

●ちょうどいい難易度のことに挑戦させる

簡単すぎることはすぐに飽きてしまう一方で、難しすぎることは楽しめないばかりか、かえって苦手意識を植えつけてしまうことも。1歳・2歳の発達に合った「ちょっと頑張ればできる」レベルのことに挑戦できるようにすることが大切です。

●身近で親しみやすい題材からスタート

例えば、食べ物への興味を引き出したいのであれば、身近にあるリンゴやバナナなどを見たり触ってみたりすることから始め、少しずつ他の食べ物にも関心を広げていくというように、まずは子どもが「それ、知ってる!」と思える物事を題材に選びましょう。絵本や映像も、身近な場面設定のものがおすすめです。

●複数のメディアを組み合わせて楽しむ

子どもが乗り物に興味がある場合は、絵本や図鑑を見ることに加えて、映像で音や動きを楽しんだり、ミニカーや電車などのおもちゃで遊んだりするというように、複数のメディアを活用すると「できた!」「わかった!」と実感できる体験を増やせます。五感をフルに働かせて、たくさんの刺激を得られるようにすることを心がけましょう。

●遊び方のバリエーションを増やす

最初は簡単な遊びから始め、慣れてきたら少しずつ遊び方をステップアップさせていくと、同じテーマに取り組む中で、何度も「できた!」「わかった!」という達成感を味わうことができます。遊びの中で、おうちの方から「これは何色かな?」などと問いかけてみることも、子どもの考える力を育むのに効果的です。

「できた!」「わかった!」という達成感は、1歳・2歳の子どもたちの意欲を引き出すうえで大切なものですが、発達の個人差が大きいこの年代では、「できた」「できない」という結果を他の子どもと比べる必要はありません。「先月はできなかったことが、今月はできるようになったね」「今はこんなことにも関心を持てるようになったんだね」と、その子自身の成長に目を向けながら、子どもの「やりたい!」をサポートしていきましょう。

取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ

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