よゐこ濱口優さんが登壇、「ひよこクラブ」編集長も!「これからの清潔」ってなんだ?
2023年2月4日(土)、東京・青山にあるイベントスペース「note place」でパナソニック ナノイーX×note「これからの清潔を語ろう会議」トークイベントが開催されました。よゐこの濱口優さんや「ダ・ヴィンチ」川戸崇央編集長らとともに、「ひよこクラブ」編集長の柏原も登壇。「清潔」をテーマに語り合いました。
ナノイーXの仕組みに学ぶ、清潔のヒント
イベントの冒頭では、パナソニック株式会社の中田隆行さんが空気を清潔にするナノイーXのメカニズムについて解説。ナノテクノロジーが空気中のウィルスや菌、アレル物質の水素を抜き取って無害なものに変えてしまうことを紹介すると、登壇者からは驚きの声があがりました。
すでに多くの公共施設などでナノイーXが利用されていることを知ると、濱口優さんは「ナノイーXのマークがあると、清潔で安心できることわかった」とコメント。新しい「清潔」を考えるうえでのヒントを得ていたようでした。
みんなの「清潔のマイルール」を発表!
トークが始まると、まずはゲストが各自の「清潔のマイルール」を発表。川戸編集長が「『菌の動きを妄想する』ことで対策を考える」と発言すると、コミカルな発想に他のゲストからは笑いがこぼれると同時に、清潔への柔軟な取り組み方に称賛が送られました。
柏原編集長は「相手を知る」と発表。「『ひよこクラブ』の編集を通じて、医療従事者や小さなお子さんを育てている方々にお会いしていますが、清潔への考え方は本当に多種多様です。とても敏感な人もいればそうでない人もいて、求められる『清潔』は人によって大きく異なりますよね」と話しました 。濱口優さんはこれに大きく頷きながら、「相手の感性や距離感、状況によっても違います。清潔を考えるうえではまずはそれを知ることが大事ですよね」とコメント。
さらに濱口優さんの回答は「買ったものをすべて除菌シートで拭く」。コロナ禍で息子さんが誕生した濱口さんは「清潔」に非常にこだわっていた時期があったようで、買ってきたものはすべて除菌シートで拭き、一時期は小銭まで拭いていたそう。これには会場から驚きの声があがっていましたが、家族のためにそうせずにはいられなかったと言います。
「清潔」が持つ意味の奥深さを実感
その後、一般投稿されたnoteの投稿記事を紹介していく中で、「清潔はキリがない世界」というコメントに一同は、「『清潔』はどこまで求めたらいいのかがわからない、自分と他人とで認識が異なることも悩ましくなりましたね」と語り合うシーンも見られました。
柏原編集長は「取材時に赤ちゃんと触れ合うときには、『手を消毒しました。抱っこしてもいいですか?』と言葉にすることが大事だな、と思っています」と自身の経験から、他人との清潔感のすり合わせについて発言。これに関して濱口優さんが「赤ちゃんの成長のためには他人とも触れ合ってほしいけれど、清潔かどうかが気になることもありますよね」と返し、話は新しいルールについてどんどん膨らむ展開に。
投稿からは、「清潔とは見えないことを想像すること」「本当に清潔にした方がいいのはルールや生き方」「清潔にする行動を通じて環境問題まで考えるようになった」「清潔は自分に自信をもつこと。清潔を突き詰めたら 40代男性がメイクをするようになった」など、バラエティ豊かな作品が次々と紹介されました。
投稿者の深く斬新な洞察に、ゲストは一同頷いたり感嘆したりと、刺激を深く受けた様子。「清潔」の奥深さを考えさせられたようです。
話し合えばポジティブな意見があふれる「清潔のマイルール」
「清潔」に関する様々な意見に触れたところで、ゲストには改めて自分のなかの「清潔のマイルール」に変化があったかが問われました。
川戸編集長の回答は「変化OK」。とくに「『清潔を考えていったら40代の男性がメイクをするようになった』という話に感銘を受けた」という川戸編集長。「自分はメイクをすることは恥ずかしいと思っていたけれど、清潔を考えていくと、変化を受け入れるシーンも増えるのかも」と、「清潔」がもたらす変化をポジティブに捉えていました。
柏原編集長は「ひとさじの優しさ」と回答。「清潔を考えることはいろいろな価値観を受け入れること。自分が納得できる軸を持ちつつも、他人の感性については優しさをもっていたいなって思います。子育ては、ママもパパも同じようにやっていく時代。メイクに関しても男女関係なく誰もがしたっていいはずですよね」と述べると、清潔の奥深さを捉える詩的な表現に称賛が送られました。
最後に濱口優さんは「それぞれのルールの理解が必要」と発表しながら、フリップの端に描いたナノイーXのマークを指差しました。
「『清潔』に関して突き詰めすぎず、押し付け合わないほうがいいと思うんですよね。あと、このマークがあるところは清潔で安心です。このフリップもマークが入ったので安心ですよ(笑)」とコメントし会場の笑いを誘っていました。
新しい「清潔」の価値観が生まれたことで、その意味を多種多様な視点から考えてみると、思いがけずポジティブな意見が集まってくることがわかりました。
コロナ禍で見直され、大きく変化しつつある「清潔」の意味を見直すきっかけとなる、有意義なイベントでした。
(文/大川祥子)